人生の意味が見出せない時にすべきこと

2020年4月19日
人生の意味とは、自分の生き方、意向、目標に意味を持たせることです。これは人によって異なり、自分の人生の意味を見つけるにはそれぞれが内なる旅に出る必要があります。

「人生の目的がわからない。方向性が見えず、彷徨っているように感じる。自分が何をしたいか分からず、モチベーションが上がらず、自分の人生の道を見つけることができない。」あなたも、このような状況に陥ったことがあるのではないでしょうか。これは誰もが経験していることです。存在の危機にはあるライフステージで向き合うものであり、こんな時自分の人生の意味を見つけるのは不可能だと感じます。

一般的に、存在の危機は、別れ、大切な人を失った時、失望、解雇などつらい状況から生じます

このような状況で、苦しみ絶望することにより、存在の危機に陥るのです。中には苦しみが一時的な人もいますが、痛みの深淵にはまってしまう人もいます。

存在の危機に直面すると、どうしたらいいのか全く分からないと感じるかもしれません。自分が何者であるか分からず、将来に不安を抱えたりします。「すっかり途方に暮れてしまい、自分の人生には目的がなく、ここから抜け出す方法も分からない。」と感じるのです。

人生の意味

 

人生の意味とは?

人生の意味に関し、作家、科学者、哲学者など多くの人が議論しています。しかし、普遍的な真実として皆を納得させるような答えは出ていません。

人生の意味とは心の中にある意向や目的なので、人がそれぞれ見出すものです。人により異なるため、それぞれ人生の意味を見出すためには、内なる旅が必要です

精神科医ヴィクトール・フランクルは、著書『夜と霧』の中で、どんな状況でも人生には意味があると言っています。苦しみや逆境においてもその中に意味を見出すことができれば、不幸を成功へと変えて立ち直ることができます。

フランクルは、人生の意味はそれぞれの中にあり、探し出されるのを待っていると考えます。それぞれが自分のストーリーを書いていきます。特定の状況に直面した時にどう感じるかは自分で決めているのです。

 

自分の人生には意味がないと感じ、悲しみにとらわれる

自分の人生には意味がないと感じる時、あなたはその状態に関する特定の感情を抱えているのかもしれません。これは何かがおかしいとあなたに伝えている症状なので、この警戒音に注意を向けることが重要です。このような状態から引き起こされるものを次に示します。この場合は専門家の助けが必要かもしれません。

  • 悲しみの感情:理由が分からず、気力がなくなったり、悲しみに襲われるかもしれません。良い仕事があり、素敵な家族や友達がいるのだから悲しくなる理由はないと考える人がいます。そうであっても、説明しようのない悲しみを抱えてしまうのです。
  • 自分が何者か分からない:自分への意識が足りていないことが原因です。「自分の人生は無意味で、迷子になったようだ。自分が何者か、何をしたいのか分からない」というように感じるかもしれません。
  • アンヘドニア(無快感症)好きだった活動にも興味を失います。何をしても楽しめず、満足できないようです。そして、常に退屈します。
  • 社会的孤立:人生に満足できないことによるフラストレーション、悲しみ、興味の喪失は、社会的孤立につながります。人と会いたくないとさえ感じます。
人生の意味

 

存在の危機に直面したら、内なる旅に出よう

内なる旅に出発し、自分の内側を見てみましょう。この旅で、自分に聞くと良い質問がいくつかあります。それは、「人生で変えるべきものは何だろう?」「何を感じてる? 何を考えてる? 何が欲しい?」「自分を優先してる?」「本当になりたい自分でいられてる?」などです。

これらの質問に答えを見出すことで、自己知識への道が開けます。人生の意味を失ったように感じているのは、自分が何者か、何をしたいかに関する自己知識が低いせいかもしれません。そこで、目標を見つけて自分と繋がり、必要な時間や勇気を自分に与えましょう

自分が何者か分からずに、人生の意味や目的を見つけることはできるでしょうか? 存在に関する空虚感は、自分との接触の喪失に似ています自分と接続されておらず、単なる見物人になっているかのようだということです

何か別の物事に集中していたため、自分の内側に注意が向いていなかったのかもしれません。「人生の意味が見出せない」時は、内側に目を向け、自分と繋がりましょう

「人からはあらゆるものを奪うことができるが、例外がひとつある。それは、置かれた状況における自分の態度を自分で決め、自分の道を決めるという人間の最後の自由だ」

-ヴィクトール・フランクル-