ホルヘ・ルイス・ボルヘスの素晴らしい言葉5

· 2018年4月11日

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの最も素晴らしいフレーズを選ぼうとすると、たくさん見つけることができます。彼のウィットの鋭さや魅力は、彼の本を読む誘惑に屈した時、いつもわたしたちを驚かせてくれる素晴らしい内省を可能にします。

このアルゼンチン人の作家は名前自体がユニークでオリジナルです。出生名は、ホルヘ・フランシスコ・イシドロ・ルイス・ボルヘス・アセベードといいます。ブエノスアイレスで誕生しました。多作な彼の作品の面白いところは、彼はどんな分類も拒否していたということです。ボルヘスはボルヘスです。彼にはまるで流派や主義はありません。

 

「勝利よりも尊厳がある敗北がある。」
-ホルヘ・ルイス・ボルヘス-

文学界最大の謎のひとつは、ボルヘスは世界中で読まれ愛されているにもかかわらず、ノーベル賞を受賞したことがないことです。しかし、いつも候補には上がります。世界の多くから保守的とみられている彼の政治的ポジションのために授与されないのではないか、といわれています。

文学的に言うと、ボルヘスが持っていたアイディアの普遍性、言葉の完璧さ、議論のオリジナリティに到達する作家は非常に少ないです。もちろん、最も称賛されている彼の詩も忘れてはいけません。作家へのトリビュートと読者の方への文学のごちそうとして、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの興味深いフレーズ5つをご紹介します。

ボルヘスとネコ

1. ボルヘスで度々テーマとなる、時間

ホルヘ・ルイス・ボルヘスは、作品の中で時間をテーマの一つとしていました。過去、現在、未来が彼の前を行進し、インスパイアしました。

「未来は厳格な昨日同様取り返しがつかない。 時間という判読不能な永遠の聖典のなかで目次は一つもない。」

ボルヘスは、時間を本として定義付けました。その中で、ページは前のものから続き次を左右します。現在はそこにはありません。少なくとも、多くの人には見えていません。わたしたちは、昨日によって輪郭づけられた未来へと向かう過去です。

2. 匿名

ボルヘスを特徴づけるものがあるとすれば、それは洗練された機転の利いたユーモアです。彼は皮肉をアートにしました。次の美しい力強い言葉に見られます。

「わたしたちは匿名に向かっている。平凡な人はちょっと早くそこにたどり着く。」

実際、わたしたちは忘却に向かっています。達成された偉業も、時間によって作者の名前が消されていきます。卓越した行動や作品を持たないものは、より早く忘れ去られてしまうのです。しかし、素晴らしい人であっても忘却を逃れることはできません。どれだけ素晴らしい偉業であっても、それよりいい結果を生み出す人は現れるものです。

3. 民主制と統計
次にご紹介するのは、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの政治に関する最もクラシックなフレーズです。

わたしにとって、民主制というのは統計の乱用だ。それに、価値があるとは思えない。数学的や美的な問題を解決するのに大多数の人に意見を求める必要があるだろうか?」

非凡なユーモアのセンスで、民主制のもろい糧に関してボスヘスは言及しています。つまり、大多数の意思です。これは不快な現実を映し出します。原理的に、大多数が少数派より理性的であるとは限らないということです。ただの統計上の問題です。

「大多数の意見に惑わされてはいけない。」
ジャン・コクトー

チェス

4. 流動的な記憶

ボルヘスは、記憶がダイナミックな現実であり、突然変異体で不確定であることを思い出させてくれます。科学で証明されているように、わたしたちは自分の都合のいいことを都合のいいように記憶します。記憶というのは真実に即していません。

これは、ホルヘ・ルイス・ボルヘスのフレーズのひとつに反映されています。

わたしたちは記憶です。わたしたちは、幻想博物館のコンスタントな姿です。壊れた鏡の山です。

この言葉は、記憶がパズルであり、たくさんのピースをいつも必要とし、常に神秘的であることを表しています。

5. 一人でどこまでいけるか

そのままの意味でなく、比喩的な意味での一人旅では、道が意味を失います。ボルヘスは次のように強調しています。

一人で旅を始めたら、私は人生をぐるぐる回って過ごすだろう…そして、空港の税関にたどり着く。多分、エセイサ空港にはたどり着くだろう。でも、おそらくエセイサの先には行かない。」

一人旅はどこにもたどり着けないと行っているような言葉です。それはただの移行で、中間ポイントで、ゴールではありません。一人で道を進むことは、意味もなく歩き回ることで、 出発することはないのです。

ホルヘ・ルイス・ボルヘスは、現代の最も素晴らしい精神を持つ人のひとりです。彼の内省や現実に関するはっきりとした意見はわたしたちに遺産を残しました。時間が経ったとしても正しく測りきれることのない遺産です。ボルヘスはいつの時代も一読の価値ある作家です。

卵の夜明け