過去のことは水に流す

過去のことは水に流す
Sara Clemente

によって書かれ、確認されています。 心理学者とジャーナリスト Sara Clemente.

最後の更新: 21 12月, 2022

恋人と言い争いになったとしましょう。落胆します。ここで絶え間ない疑問が沸き上がります。付き合っていく価値はあるのか、それとも別れて一から始めたほうがいいのか?

そのまま付き合うことにしたとします。「過去のことを水に流す」のは簡単でしょうか?前と全く同じに戻れるでしょうか

 

この答えを見つけるためには、いくつかの要因を考慮する必要があります。恋愛関係の状態、言い争いの激しさ、相互の愛情や敬意の基盤がまだ存在するかです。

「痛みは回避できないが、苦しみは選択できる。」
-ブッダ-

最初の挑戦:自分を知る

多くの人は自分のことは自分がよくわかっていると思います。しかし、それが本当なら痛みはもっと軽いはずです。そうするつもりがなくても、痛みへ導くオプションを人は選択してしまいます。自分をよく知るのは、難しいタスクなのです。

鏡

怒っているときどのように行動しますか?けんかしますか?それとも逃げますか?相手が自分を傷つけたとき、どのように反応しますか?仲直りにキスするのと、1人にしてもらうのとどっちがいいですか?

これらの問題はどれも重要です。自分のことを知らなかったら、お互いのことを知るのは難しくなります。

  • 「言い争いになったら数分間放っておいてほしい。そうでないと怒りが静まらない。」
  • 「仕事から帰ってきたら、すぐジムに行ってストレス解消しなきゃ気が済まない。」
  • 「サッカーが大好き。お気に入りのチームの試合を見ないと、次の日機嫌が悪くなる。」

わたしたちをハッピーにするアクティビティーをするのをやめたら、恋愛関係は苦しくなります。自分が満足していると思えないと、すぐイライラして恋愛関係はうまくいかなくなります。

ちょっとした自己分析をすれば、恋愛関係は劇的に改善するはずです。自分が何を求めているか、何が必要かはっきりしていれば、議論はポジティブな結論に至るようになります。

仲直りするのはいつがいいか?

許すことと、関係を前に進めることは異なることです。誰かのふるまいを許しつつ、わかれることがあります。「白紙の状態」に戻すにはいつが最適でしょうか?

白紙の状態に戻ったからといってすべてがうまくいくと思うのは間違いです。壊れた花瓶が魔法で元に戻ると信じていることと同じです。すべてがまた機能するように、時間と努力を投資しなければなりません。

この考えを実行するのに最適な時というのは、変えたい、または共に前に進みたいという気持ちが今まで経験した痛みや苦しみを超えたときです。

つまり、変化という方向に傾いていないなら、今別れたほうがいいということです。

 

ひずまずに前進する

両者ともに問題の一部が自分にあるという風に感じているときに、関係に変化を加える必要があります。2人が同じ方向に前進していると感じられることが大事です。

  • お互いを非難することをやめる。責任を押し付けないで変化について議論します。憤怒、怒り、抑圧は状況を悪化させます。お互いが責任の一端を担っています。
  • 問題を否定しすべてが大丈夫かのようにふるまうのは、すべての努力を無駄にする。意識して初めて姿勢を変えることができます。
  • 解決策を提案する。お互いが自分の考え、問題への解決策を表現する必要があります。プロアクティブかつクリエイティブになってください。あなたの考えがクレイジーに思えるかもしれませんが、もしかしたらそれが正しい道かもしれません。少なくとも、深刻な場面でちょっと笑いを起こしてくれるかもしれません。
  • 関係とお互いのポジティブな面をハイライトする。どれだけ遠くまで一緒に歩んできたか、何を作り上げてきたか、これから何を達成していきたいかなどです。共有の強みを探してみてください。

気を付けてください!要求はこのような場面で有効的ではありません。なぜなら相手がバリアを張ってしまうからです。すべてがイエスでこたえられるわけではありません。リミットを設定して、ノーと言うことを学んでください。この意味でのアサーティブネスは、恋愛関係におけるパワーバランスにおいて必要不可欠です。

見つめる2人

違う結果が欲しいなら、違うことをする

わたしたちが下すいくつかの決断は、真っ白な一ページを作り出すことに気乗りしていないことを示唆するかもしれません。最もよくある間違いは、恋愛関係におけることを一切変えないことです。慣性に身を任せ、快適域に留まることです。

リベンジしたいという気持ちもとても危険で、その気持ちを抱く人にとって毒となります。傷ついたからといって、お返しに相手を傷つけようとするのはやめましょう。

相手の生活を難しくしようとするのは、愛でも、尊敬でも、愛着でもありません。前進に必要な共感を生み出すいい方法でもありません。

一人だけが和解したいと思っているのも危険な状況です。恋愛関係はチームワークであり、つらい時も一緒にいなくてはいけません。両社が何かポジティブなものを共通の目標に捧げる必要があります。どちらか一人だけが頑張るべきではありません。

「子どものための」や「いつもそうだから」という譲歩は、健全ではありません。同じ屋根の下に住んでいるというシンプルなルールは、幸せな家族であるということと同義語ではありません。親が幸せであれば、子どもも幸せです。逆ではありません。

最後に、1人になるのが怖くて、または感情的な依存からパートナーと別れないのであれば、あなたに落ち度があります。幸せはあなたの中にあります。他人の中にではありません。少なくとも、恒久的な幸せに関してはそうです。

一緒に歩むのはいいですが、お互いを縛り付けてはいけません。そうでなければ、内面的な緊張によってあなたは疲弊し、人生の美しさを楽しむことができなくなります。

いずれにせよ、あなたが下す決断はあなたを幸せにし、ブースターとして機能します。そうすることで恋愛関係が改善します。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。