カレイドスコープ:希望という魔法とある少女の物語

02 1月, 2021
今回は、希望の持つ力について、そしてそれが不可能を可能にするためにどう役立つかについて見ていきましょう。ここではクリスマスの物語を引用してお話ししますが、季節がいつであれそのメッセージが変わることはありません!

オモチャには非常にたくさんの種類があります。しかし、中にはほぼ魔法のような、少なくとも子どもの頃は魔法のように見えていたようなオモチャも存在しますよね。私は、その中の一つにカレイドスコープ(万華鏡)を含めたいと思います。なぜなら、これを使えばたくさんの異なる形や色とともに世界を見ることができるからです。カレイドスコープはいつも私にとって一番のお気に入りのオモチャでした。「カレイドスコープ」という名前は子どもには難しかったですけれどね。

今回は、希望の持つ力について、そしてそれが不可能を可能にするためにどう役立つかについて見ていきましょう。ここではクリスマスの物語を引用してお話ししますが、季節がいつであれそのメッセージは変わりません!

カレイドスコープを覗き込めば、可能性に満ちた夢のような世界に誘われます。

私は、あれがクリスマスの時期だったのを覚えています。家中がデコレーションで飾られていたからです。そのうちの多くが天井に届くほど大きくて色とりどりのボールや黄金のリボンで装飾された素敵なクリスマスツリーにぶら下げられていました。これらすべてが、忠実に魔法やサンタクロースの存在を信じる6歳の少女の瞳にしっかりと映っていたのです。

“クリスマスは世界中に魔法の杖を振りかざし、全てをいつもより優しく、そしていつもより美しく変えるのだ”

-ノーマン・ヴィンセント・ピール-

カレイドスコープ 希望 魔法 生み出す力

完璧なプレゼント

私は父と散歩に出かけ、オモチャをいくつか見に行きました。そしてこの特別なオモチャを見たとき、自分のクリスマスプレゼントはこれでなければならない、と確信したのです。他のプレゼントでは絶対に満足できません。それは、外側にクマの家族の絵があしらわれたシンプルな筒のようなものでした。クマたちはクリスマスを祝っており、子グマたちはツリー用の飾りを握りしめています。カラフルなオーナメント、光り輝く、星々、天使たち…

クマは、当時私が一番好きだった動物です。クマのパジャマや本物のクマの写真がプリントされたシャツを着ていましたし、あらゆるタイプ・色・サイズのテディベアをたくさん持っていました。茶色いテディベアからホッキョクグマまで、さらにその他たくさんの種類を持っていたのです。その中でも氷の上で暮らすホッキョクグマのぬいぐるみが私のお気に入りでした。中にはピンクのクマや白い水玉模様の赤い蝶ネクタイをつけたテディベアまでありました。

“魔法とは、目に見えるものと見えないものをつなぐ橋である”

-作者未詳-

しかし、その筒が私の関心を引いたのはクマのせいだけではありません。中を覗き込んだ時に、これほどまでにたくさんの形や色の組み合わせを見られることに私は驚嘆したのです。他の人々にとっては奇妙に思えたかもしれませんが、私にとってはとても美しく感じられました。星が花に変わり、花は円に、そして円がダイアモンドへ、といったように形や色の組み合わせが無限で実に多様で、しかし対称性は保たれています。あの筒を覗き込むことで、私は別の世界へ旅立ったかのような、そして一瞬のうちに何千回も冒険に行けたような気持ちになりました。

“魔法を信じている者は、魔法を見つける運命にある人々だ”

-作者未詳-

カレイドスコープと、希望という魔法が生み出す力

カレイドスコープ

私は、これをプレゼントしてもらえるよう父に懇願しました。

「パパ、パパ、お願いだからあの素敵なクマの絵の筒をちょうだい」

「カレイドスコープのこと?」父は大きな笑顔とともに答えました。

「かれど…」、私は飽くなき好奇心が湧いてきた時によく浮かべていたニコニコ笑いとともに言いました。

「サンタに頼んでみるけど、まずは名前の言い方を覚えなくちゃね」、父は笑いながらそう言いました。

家に帰ってくると、私はこの複雑な言葉の発音を練習し続けました。カラディ、カディスコッピー、カライド、カリドッシー、カリコッピー…。しかしうまく行きません、どうしても言えないのです。兄は、私が数秒間のうちに発明した全ての言葉に対して笑いながらも、正しい発音「カレイドスコープ」を繰り返してくれます。私は何回もその名前を覚えようとしましたが決して成功せず、サンタはこれを運んできてはくれないだろうな、と考えてしまいました。

ついにクリスマス当日、プレゼントを開封する瞬間が訪れると、私は少し悲しくなりました。欲しくてたまらないあのオモチャの名前を発音する練習は続けてきたものの、最初の5文字すらうまく言えていなかったのです。そして私は中身があの素敵なクマの絵の筒ではないという確信を持ちながら一つ目のプレゼントを開きます。しかし開けてみると、あのカレイドスコープがあったのです!それは私が心から願っていた贈り物であったため、嬉しくなり過ぎた私は何も考えずにこう叫んでいました、「わあ!ずっと欲しかったカレイドスコープだ!」

“希望があると、人は努力をする。そしてそれを終わらせられるのは辛抱強さだけだ”

-作者未詳-

どのような努力であれ、必ず報われる時が訪れます。このクリスマスストーリーの少女は、あれほどまでに欲しがっていたギフトをもらうことはできないのだろう、と信念を失いかけていました。どれほど挑戦しても、彼女はその名前を発音できませんでした。しかし、プレゼントを受け取って幸福を感じた時、彼女は何の問題もなくこれを発音することができたのです。彼女が「カレイドスコープ」の発音の仕方を決して忘れないであろうことに疑いの余地はありません。また、彼女はクリスマスのことも、それが自分にとってどれほど意義深いものであるかも決して忘れないでしょう