カウンセリングとは:正確には何?

· 2018年8月28日

例えば子どもが病気になったり、家族のメンバーが亡くなったりしたときのような辛い状況では、カウンセリングが役に立つことがあります。ヴィクトール・フランクルがかつて言ったように、態度は個人の選択なのです。心理療法士は困難な時に患者の態度を変える手助けをしてくれるのです。

ヴィクトール・フランクルはオーストリアの心理学者で、アウシュビッツやダハウなどを含む強制収容所で三年間生き抜いたというユダヤ人の生まれでもあります。その経験をした後彼は本を書き、何が起こっても、生きるための理由はいつも存在するとよく結論付けています。心理学者が行うことの一つは、患者が生きる理由だと信じているものは何かを探し出し、トンネルの先に光を見つける手助けをするための正しい質問をすることです。

「人からすべてを奪っても、一つだけ奪えないものがある。それは人間に残された最後の自由である。与えられたどんな状況においても自分の態度を選択し、自分の道を見出すことである。」
ーヴィクトール・フランクルー

カウンセリング:相関的なツール

カウンセリングとは

心理カウンセリングとは、患者に質問についてしっかり考えてもらい、患者自身と、究極的には患者の健康のために最もいい決断をしてもらうためのものです。カウンセリングのゴールは、感情の代価をできるだけ低く抑えつつ、患者の能力レベルを最大化することです。そのためには、心理療法士は3つの基本的な態度から始めます。それは、あたたかさ、存在感、思いやりです。さらに、以下が根本的なスキルです。

  • 感情のコントロール:感情は自然なものです。それを認識し受け入れることが最初のステップです。カウンセリングでは、心理士は患者に自分の感情をコントロールするよう教えます。
  • 効果的なコミュニケーション:心理士は患者に対して権威的であったり家父長的であったりしてはいけません。命令をしたり患者に対して過保護になるということではないのです。これは患者に自立性を与え、自分で問題を解決できるようなツールを与えてあげることなのです。
  • 満足感と感情のサポート:苦しみの周りにある感情は強く様々です。それは止められるべきではありませんが、正当化され一緒に取り組まなければなりません。
  • 問題解決:患者と心理士が一緒に行う意思決定のプロセスです。

カウンセリング:4段階の効果的なコミュニケーション

カウンセラーと患者の効果的なコミュニケーションのためには以下が重要です。

  • 立ち止まり、自分自身とつながりましょう。カウンセラーは、呼吸を整え今に集中することが重要です。こうすることで患者に応答する時間をとることができます。
  • 確認しましょう。確認するとは、患者の気持ちに耳を傾け、それを強調することです。これは患者の見方を正当化し、患者の行いには確固たる理由があるのだということをわからせることになります。患者が受け入れられ、気持ちを確認してもらえたと感じると、コミュニケーションの扉が開きます。カウンセラーが患者の意見や態度に賛成しない時でも、患者を理解し気持ちを確認することはできます。患者を正し、患者がするべきことを言いたいという反射的な気持ちを抑えなければなりません。そうではなく、患者のニーズと懸念を理解し、話を聞き、患者が行動を起こす手助けをしてあげるのです。
  • 質問しましょう。このステップはカウンセリングの基本です。プロは、患者が自分のことを見つめなおし良い決断を下すのに役立つ、オープンで戦略的な質問をするのです。コミュニケーションを促すオープンな質問の中には、「自分の病気について知っていることは何ですか?」「それについて何が知りたいですか?」「どう感じていますか?」「私には何ができますか?」などがあります。
  • 議論しましょう。対話は、患者にものの見方を教えそれを共有するための方法です。建設的な批判や変化を提案することはとても役立ちます。カウンセラーは問題について説明し、問題行動により生まれた感情を表現することから始めるかもしれません。そして、その代替策を考案し、提案するかもしれません。
問題解決のために

問題解決モデル

最後に、患者と意思決定をするために、以下の問題解決モデルが役に立つかもしれません。このモデルは以下のステップに分かれています。

  • 問題に対する方向づけ。これは患者が問題に対峙した時の態度についてです。その態度は逃避や、衝動性、積極性などに分かれます。患者の態度が特定できたら、セラピストは、問題を挑戦に変え、個人としての成長を応援するポジティブな態度を促します。
  • 患者とカウンセラーの両方の見解を探索することで、問題を正確に定義しましょう。
  • 代替策を探しましょう。ブレインストーミングも一つの方法です。
  • ブレインストーミング中に出てきた選択肢のいい点と悪い点のバランスをとりましょう。
  • 最も適切な選択肢を選びましょう。
  • 行動を起こします。計画を一歩一歩実行に移します。一つ一つのステップが難しくなく、患者があきらめないようなものにします。
  • 再評価しましょう。選んだ計画を実行したら、心理療法士と患者はそれがどうだったかを見直します。ある態度のために問題が改善したなら、それをさらに続けます。もしそうでないなら、次のステップはなぜか、そしてどうしたらいいかを考えることです。

つまり、上記のツールは、患者が自分で意思決定をし、自分自身の人生に責任を持つことを促すために作られています。変化を起こし、それを続けられるのはこれができたときだけです。もしも患者が自分の気持ちや考えを相談できなかったり、プロがすべてを支配していたりすると、どんな解決法も長くは続かないでしょう。