家族は心に生命を吹き込んでくれる人達

· 2018年3月5日

家族は、私の心に悲しみや無力感にまみれた暗い日々ではなく、光を提供してくれる人達です。絆を生むのに血は必要ではありません。真の団結とは忠実さと愛着によって生まれるものであり、共通の苗字によるものではありません。

2015年末、「デイリー・ミラー」に幸せな家族を作る些細なことについて考えた面白いアンケート調査が掲載されました。「一緒に時間を過ごす」「笑う」「共通の興味がある」「考えや意見を尊重する」といった側面が日常生活において必要不可欠なものとして見られました。

家族は、住居や生命の育成と持続を提供してくれます。しかし、私達がもっと多くの人と確立することができる最も純粋で偽りのないつながりを作るのは、尊重、誠実な愛、共謀、そして相互関係といった要素です。

私達の多くは、誰かを自分の心の一部としてありがたく思うのに、同じ遺伝情報や証書が必要ではないことを知っています。家族とは、親戚や友人、そしてもちろん、ペットすら含めた中からあなたが選んだ人達で構成されているのです。

夜空を見上げる家族

家族:時に困難な社会的機関

人類学者としてレヴィ=ストロースが既に説明しているように、家族は社会の最も基礎的な社会構成であり、子供にとって人生の初期を過ごすことになる場所です。

最も重要なのは、家族が完璧であることや同じ屋根の下に住んでいることではなく、団結していて、どんな問題にも崩されないような生き方をしていることです。

誰も自分の家族は選べません。私達はまるで煙突から落ちてきたかのように世界に誕生し、親と築く絆が健全なものなのか、関心の無いものなのか、更にはトラウマ的なものになるのかを決めるのは運だったりします。家族は最も近しい人間の絆でありながら、最も複雑で相反するものという矛盾したものなのです。

太陽と雲の両親と虹の子供

家族間での衝突:変えられないものを受け入れ、距離を置くこと

家族間で衝突があったり、関係が良好でない家族の場合、いくつかの点を覚えておくことが大切です。

  • 家族関係は、時を経ると共に進化する生きた生態系として見なければいけません。しかしほとんどの場合、大抵変わることのない、より明確化された人間関係のパターンが強固になります。
  • トラウマ的で痛みを伴う家族との関係は、大変大きな苦しみの源となります。これは、そうしたつながりや関係を取りやめたいからといって簡単にそうはできないからです。そのため、前へ進み、歩いていくことがとても難しいのです。
  • こうした衝突や家族のトラウマといったケースに対する唯一の解決策は、変えられないことを受け入れるということでしょう。わざわざ激怒する必要はありません。自分の家族に「攻撃的な」コミュニケーションの仕方を変えさせることはできませんし、辱めを受けて苦しむ可能性を頭から消すこともできません。

その苦しみを癒す唯一の方法は、現実を受け入れその経験を糧にし、自分を傷つけるつながりを維持する社会的義務やモラルなど自分にはない、ということを理解することです。自分が生まれてくる家族を選ぶことはできませんが、自分を本当に豊かにしてくれる人達に価値を与え、自分なりの家族を築くことはできるのです。

日没を眺める仲間たち

家族は自分が選ぶ人達でもある

家族関係は生物的につながっている人達だけに留まりません。私達はこうした同じプロセスを、自分にとって成長を促してくれる友達や、自分にとって大切な存在と共に経験することがあります。そのため、彼らは血縁がなくとも「自分の家族」になれるのです。

家族間でトラウマ的な出来事を経験すると、それがその後の社会関係の質を決定づけることになることが多くの研究で示されています。しかし、それぞれのケースが独特であることには間違いありません。人生の中で、そのような傷を埋めてくれるような包括的で健全な関係を始めることは可能なのです。

良い関係を築くこうした側面は、私達に本当の家族を築かせてくれたり、既に築いている家族関係を強化してくれるものであることを覚えておきましょう。

良い関係を築く土台

良い関係を築きたければ、以下の点に留意することが大切です。

  • 相互関係の法則:バランスがとれ、尊重し合い、お互いに与え合う価値観が重要不可欠です。そうすることで他人の生活を尊重し、その報酬として個人的満足を得ることができます。
  • コミュニケーションと誠実さ:私達はみな、話を聞いてもらえて注意を払ってもらえる正直なコミュニケ―ションを求めています。それは、誠実であり、自分を偏見の目で見たり罰したりするのとは程遠く、自分を成長させてくれ、他人の一部であるかのように感じさせてくれるものです。
  • 忍耐誰でも一度は失敗します。自分に共感し、理解してくれ、忍耐強くいてくれる人を持つということ自体が私達を助けてくれるのです。
  • 忠実さ:それは快く引き受ける姿勢であり献身です。それは、関係をうまくいくものにするために、忠実になって自分の最も良い所を表したいという気持ちです。これは、たとえ愛する人と困難の時にあっても、対立や喧嘩をうまく処理する方法を知っているということです。
蛍を捕まえる子供たち

家族は私の心に生命を吹き込んでくれる人達。私に嵐を運んできたりせず、私の空間を尊重してくれる人達であり、私の欠点を受け入れ、悲しい日には笑顔をくれる人達なのだ。