系図から学べること

· 2018年9月16日

系図は、もともと家系の起源を記録するために使われていました。以前は、家系の純血性や過去の栄光を証明するためのものでもありました。

近年ではこれが変わってきています。系図は自己発見のツールになってきているんです。残念ながら、多くの家族が過去の情報を保存して次の世代と共有しているわけではありません。それゆえに、家族のルーツに関する情報を得るのは簡単ではありません。

 

「ひとりで存在するものはいない。一人で生きていける人もいない。今のわたしたちがあるのは、すべて過去の人がいたお陰だ。」
-フリオ・メデム-

系図は、自分という人間と自分のありかたの理由を理解するための情報の宝庫です。これによって得られる情報は包括的です。過去、現在、未来とのつながりを見ることができます。どんな人も何百年にわたって積み重ねられてきた歴史の上に成り立っています。さらに、わたしたちは未来に向かっての一歩です。

家系図と家族

家族は、単なる人生の要素の一つではありません。自分の家族との絆がどのようなものであれ、自分という人間のエッセンスです。自分が生まれる前からそこに存在し、自分が死んだ後も存在し続けます。見捨てられたり消えた場合ですら、ユニークな印が残ります。実際、その不在こそが人の人生の特徴を定義する要因のひとつでもあるのです。

家族

系図によって感情的な記憶を形成することが可能です。感情的な記憶とは、人のふるまいに影響を及ぼす過去の経験の集まりです。 この記憶の大部分は、意識的には表現されません。印象、意見、ふるまいなど、出所がわからない印としてあらわれます。

家族は、意識的にも無意識的にも、罪悪感、恐怖、タブー、明るさを受け継ぎます。家族の歴史は、あなたという人が一つの章を占める小説のようです。しかし、この章をどう理解したらいいでしょうか。また、他の章を読んでいないならその章にどんな意味を与えたらいいでしょうか。

系図の重要な情報

系図は予想もしないような情報を明らかにするかもしれません。また、あまり驚きではなかった場合でも、その重要性は変わりません。大事なのは系図を作ることではなく、その解釈を行うことです。そのためには、情報のひとつひとつに特に気を付ける必要があります。重要な情報を見てみましょう。

  • 兄弟の年齢差。計算式があるわけではありません。しかし、兄弟の年齢差は、その人の心理構造を決定づける要因のひとつです。その人がお金、所有物、(肉体的&感情的)なわばりとどのような関係を作り上げるかに影響します。
  • 2つの家系。親は2つの素晴らしい家族の集まりです。しかし、常に片方がもう片方より力を持ちます。何故でしょうか。これはかなり重要な情報です。祖父母に関してどんな情報が欠けているのかも同様に重要です。何かが抜けている場合、重要な要素を隠そうとしている傾向にあります。家族に自分と同じ名前の人がいるかどうかも確認したいことです。もしそうであるなら、未解決の自己陶酔的な対立に巻き込まれているかもしれません。
  • 繰り返される要素。これには結婚した年齢、第一子、最初の仕事を手に入れた年齢、またあらゆる二度以上起こったことが含まれます。これらの繰り返しは無意識の台本のように機能しています。この繰り返しを断ち切ることで、前に進むことができます。
  • 死因。先祖がどのように最期を迎えたかを知ることは重要です。事故、自殺など、情報は細かくリサーチするべきです。 心臓系か、呼吸系か、免疫系問題か、強い感情的な要素か調べてみてください。
    系図

小説では、事実が語られることもあれば、嘘が語られる場合もあります。言葉にされたこと、されないこともあります。家族も同じです。系図は、歴史を書き直す機会です。自分の先祖の軌跡を発見し調べてみてください。自分をもっと知りましょう。