子どもに謝ることの大切さ

2019年12月26日
子どもに謝ることは大人の責任です。父親、母親、教師として、子どもをがっかりさせたのであれば、謝らなければなりません。手本を示し、誰にでも間違いはあることを子どもに教えましょう。

子どもに謝れるようになることは大切です。しかし、大人の多くが子どもに謝ることは弱さを示すことだと考えています。ミスをすることで、子どもに軽んじられるということはありません。それは責任に関して教えるチャンスであり、誰もが考えるべきことです。

間違ったことをしたときやうそをついた時、また衝動的になって相手に失礼なことをしたり危険な状態を作った時、謝ることの大切さを親や教師は子どもに教えようとします。謝り方を知っていることは、人生において非常に重要です。

子ども 謝る

 

子どもが幼い頃に謝ることを教えると、子どもの共感力が育ちます。そうすることで自分の行動に対し責任を持ち、行動をコントロールできるようになります。このような行動は簡単に学習できるとは限りません。子どもに教えることを大人が実践していないこともあるからです。

大人は謝ることに恥を感じるため、謝ることが好きではなく、そのため子どもはミスをすることができないと考えてしまいます。それでも、必要不可欠なことを学ぶ必要があります。謝ることを学び実行することは、子どもとの関係を改善し、価値観を教えやすくなります。

「ごめんなさいと言うことは、片手に傷ついた心をもち、もう一方で抑えたプライドをもちながら、愛していると言うことである」

-リシェル・E・ グッドリッチ-

子ども 謝る

 

子どもに謝ることの大切さ

子どもに謝ることの大切さを理解するには、誰かに傷つけられた時、責められた時、うそをつかれた時に謝罪がなかった時のことを考えてみてください。それは時間が解決することのできない傷を残します

親、保育者、愛する人から子どもが傷つけられた時のことを想像してみましょう。そして、子どもが謝罪を聞かなかった場合、子どもは次のことを学習することになります

  • 力をもつ人は、絶対に謝る必要はない。
  • 愛する人を傷つけてもよく、その後も同じ関係が続く。誰かを傷つけても謝る必要はない。

 

あなたが子どもに謝ることで子どもが学ぶこと

向社会的行為により、人を変えることができるという気持ちが広まります。子どもに謝ることの大切さは、人と協力し、人を大切にし、人と共に生きることを知ることの中にあります。その中で子どもは以下のようなことを学びます。

  • 誰もがミスをします。次のステップは、何を間違ったかを認識し、状況を修正することです。
  • 謝る時、誰もが恥を感じますが、謝罪は後で気分の良くなる責任のある行動です。
  • 誰かに謝ると、気分は良くなります
子ども 謝る

 

親が子どもに謝るべき時とは?

  • 約束を守れなかった時。
  • 子どもに大声をあげた時。これは、よくあります。ストレスのかかる状況では、冷静でいられず、声をあげる時があります。これは避けるべきことですが、やってしまった場合は謝りましょう。
  • 子どもが楽しみにしていたことを忘れた時。
  • 子どもと一緒に時間を過ごせない時。
  • 間違ったことをしたり、子どもに嫌な思いをさせた時。

子どもにどう謝るか?

子どもへの正しく、有効な謝り方を知っておくことが重要です。ごめんなさいと言うだけでなく、正しくそれを行わなければなりません。

  • 子どもは、あなたにとっては取るに足らないようなことで落ち込むことがあります。子どもの感情を軽んじてはいけません。自分が間違っていたことを認め、心から謝りましょう。
  • 子どもに謝る時、なぜ謝っているかを説明しましょう。例えば「映画に行こうって言ってたのに、行けなくなったから謝るね。約束は守りたかったけど、仕事に行かなきゃいけなくなってしまって、ごめんなさい」などです。
  • 何か間違ったことをしたと感じたら、すぐに謝りましょう。不満のある状態や失望を長引かせてはいけません。
  • そして、同じことはしないと約束しましょう。次はもっと頑張るということ、そして子どもの気持ちを思いやっているということを示すことは、手本を示すことになります。子どもにあなたから学び、同じようにするよう、刺激を与えることになるのです。

まとめると、手本を示し許すことの大切さを子どもにきちんと教えることで、より思いやりがあり敬意を示す社会につながるでしょう。

  • Craig E. Smith, Diyu Chen, Paul L. Harris (2010) When the happy victimizer says sorry: Children’s
    understanding of apology and emotion. British Journal of Developmental Psychology (2010), 28, 727–746