子どもを見捨てる親:その心理とは?

親が子どもを見捨てる理由にはどのようなものがあるのでしょうか? 放棄には、長期の傷が伴います。そのため、子どもの放棄に関係する要素を理解することが重要です。ぜひ続きを読んでみてください。
子どもを見捨てる親:その心理とは?

最後の更新: 07 1月, 2021

親が子どもを見捨てるというのは現実にあることで、これは関わる人や理由もさまざまな事象です。親に捨てられるという経験ほど子どもにとってつらいことがないというのは明らかですが、その要因は必ずしも完全に理解できないものではありません。では、なぜ子どもを手放す親がいるのでしょうか?

貧困や資源不足は主な要因の一つです。非常に若くして親になった人が、子どもを養子に出したり、家族に世話を頼むことがあります。これは正式には子どもを見捨てることとは違いますが、放棄と同じだと捉える人もいるでしょう。

子どもを見捨てるということは、多面的な問題です。その引き金となること、状況、家族の実情も様々で、子どもにとってはトラウマになることもあります。これらの経験による傷は非常に深く、一生残ることが少なくありません。父親あるいは母親がいない環境で育つと、埋めることが難しい精神的穴ができてしまったりするのです。

詳しく見ていきましょう。

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親が子どもを見捨てる理由

大嫌いな人にさえ起こってほしくないと思うような、悲しい実話をみなさんも聞いたことがあるでしょう。私達は「発展した」社会に生きていますが、子どもの放棄は今でも起こっています。

母親にはどうすることもできず、子どもを育てるための支援も得られず、予期せぬ場所に新生児が放棄されているケースが今だにあります。

同じケースは二つとありません。理解できるものもあれば、理解しがたいものもあります。様々なケースがありますが、共通するのは、子どもを見捨てるという決断は衝動的なものではないということです。多くの場合、長くよく考えた上での決断です

原因となる主な問題を見ていきましょう。

経済的問題

貧困、疎外、資源不足は、片親あるいは両親が子どもを手放す主な理由になっています。この場合、問題の存在を明らかにし、子どもを放棄するといったような極端な行動に出てしまう前に、できるだけ早く対応することが重要です。

薬物乱用とアルコール依存症

薬物乱用と社会的疎外は、同時に存在する傾向があります。片親あるいは両親がアルコール依存症の場合も、子どもにとって非常に困難な環境を作ることになりかねません。アルコール依存症の親を持つ子どもについては、二つのタイプの放棄があります。

一つ目は、アルコール依存に伴う家庭内の育児放棄や暴力です。二つ目は、親が実際に子どもを放棄するという物理的な放棄です。

望まない妊娠

望まない妊娠も、子どもを放棄する理由の一つです。強姦も未成年の妊娠の要因の一つになっています。こういった場合、どうすべきか分からず孤独に陥ることが多々あります。

また、望まない妊娠に対しての反応が、親になる二人の間で異なる場合もあります。一方は子どもを望み、もう一方が望まない場合です。そうなると、遅かれ早かれ子育てという状況から結局逃げ出してしまうことも多いのです。

「縛られたくない」幼稚な親

子どもを育てるにあたり、精神的にまだ未熟な親がいます。子育てには、あらかじめ備えることが非常に難しい大きな責任が伴います。例え子どもを意図して迎えようとしている人でも、実際親になってみるとどうしたらいいか全くわからないということだってあります。

子どもの放棄はどんなタイミングでも起こりえますが、平均的には子どもが1歳の誕生日を迎える前に起こりがちです。とはいえ、子どもが3歳、5歳、10歳になってからでも、親が責任を放棄することを決断するケースもあります。

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人間関係の問題:再出発のために子どもを見捨てる

子どもの放棄について完全に理解しようとするのであれば、潜在的で根本となるな原因として人間関係の問題を考えることが重要です。別れ、浮気、難しい離婚手続き、養育費や親権に関する衝突などがあまりに大変すぎて、子どもを放棄するという決断に達することがあるのです。

  • こういった経験は子どもにとって特に難しい状況です。子どもは、親の争いを目の当たりにするだけでなく、自分が問題の原因になっており、見捨てられる原因は自分にあると考えがちです。
  • 多くの場合、子どもを手放した親は新しいパートナーと出会い、新たな家庭を築きます。これはまた別のレベルの放棄です。恋愛関係がどれだけうまくいかなくても、子どもを見捨てることを選ぶ親がいるというのは信じがたいものです。

まとめると、親が子どもを見捨てる理由は、複雑で理解しがたいことが多いものです。子どもを手放すことになった状況を理解できるケースがあるのも事実です。しかしそうでない場合、正当と言える理由はありません。どんなケースであれ、私達は社会全体として、これらの状況を回避できるようあらゆる努力をすべきです。

親がいないということは、子どもの人生に埋められない穴を作り、痛みを伴う傷は大人になっても残ってしまうのです。

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