クレイパーソン症候群

· 2018年12月28日

クレイパーソン症候群とは、自分の幸せは二の次にして、周りの人へ全ての関心を捧げてしまうこと。この現象は本人の精神に影響を与えるだけでなく、本人を気に掛ける人たちをも巻き込むことがあります。

クレイパーソン症候群の人は、他の人のニーズに応じるために自分の幸せは後回しにしてしまいます。他の人の要求に応じようと必死になるだけでなく、そういった人たちを直感で見つけるという不思議な力まで持っているのです。そのため、クレイパーソンの頭の中心にあるのは、いつも周りにいる人たちなのです。

クレイパーソン症候群の人は他人に与えすぎるあまり、自分のことを蔑ろにしてしまう

クレイパーソンの特徴

他人の悩みや問題を心配することは、人間関係を築く上ではプラスに作用することもあるものです。しかし、これには注意が必要!他のどんな良い態度でも同じことですが、行き過ぎてしまうと、かえって大きなダメージとなることもあるのです。以下ではクレイパーソンの特徴を見ていきましょう。

1.自分の望みやニーズを忘れがち

クレイパーソンは、他の人に与えすぎるあまり、自分自身の要求や悩みを忘れてしまいます。これでは疲弊してしまいますよね。自分を蔑ろにしながら要求を満たすなんて、不可能ではなくても、とても難しいことです。

結果的に、クレイパーソンは自分の望みや心配事を忘れてしまう

ハートを手渡す

2.他人に見返りを期待しない

クレイパーソンの行為は社会的に見るとたくさんの利点があり、これが強力な錨(いかり)のようにその行為を支えています。見返りを求めたり受け取ったりすることなく他人に与える行為をするのも彼らの特徴です。

他人から欲しいものを得るために、あえて何かを差し出して相手を操作しようとする人も存在しますが、クレイパーソンは見返りを求めないという点で彼らとは異なります。クレイパーソンとは違って、毒のある人たちは何かを受け取りたいときにのみ相手に親切にするのです。

見返りを求めたりしないのが、クレイパーソンの特徴

3.とても寛大

クレイパーソンは気前の良さと自分を蔑ろにすることを混同してしまう傾向があります。寛大なのは良い事ですが、あまりにも献身的すぎると、それを利用して相手を操ろうとする人たちにとってはとても無防備に見えるものです。

4.従順すぎる

この症候群に悩む人たちは、他の人の道具のようになってしまうことがあります。周りを見渡してみて満たすべきニーズが見つからないと、気分を悪くすることさえあるかもしれません。自分に価値がないと感じてしまうからです。まるで、どれだけ他の人を助けられるかで自尊心が決まるかのように感じてしまうのです。

クレイパーソンにとって居心地が悪く感じるのは、周りに満たすべき要求が見つからないとき

手を差し伸べる

クレイパーソン症候群を克服するには

自尊心を高め、自分自身の要求を優先させられるようなるために、以下のシンプルな方法を試してみましょう。

  • 誰かに頼みごとをされたら、まずはよく考えてみましょう。相手の願いを叶えることは自分にとってどんな意味があるか、その約束をすることでどのくらいの犠牲が生じるのか。
  • ノーと言いたければ、そうしましょう。これが一番難しいことですよね。けれども、自分の強さや自信を示し、その理由をきちんと説明すれば、あなたの態度を嫌がる人などいるはずがありません。
  • 罪悪感は手放して。相手のために何かしてあげられなかったことを悪く思っても、自分にも自分の要求があるのだから、自分のためには最適な決断だったのだと思うようにしましょう。

こういった事柄に心当たりのある人は、あなたにはあなたにしか満たせない要求があることを忘れないでいてください。他の人は気が付かなかったり、単に気が付けなかったりもしますが、その要求はあなたの心のバランスにとってはとても大切なのです。クレイパーソン症候群は、ある意味、依存の一種でもあります。ぜひ、自分のケアを始めてみてくださいね!