もっと考え、もっと行動し、話す時間を減らそう

もっと考え、もっと行動し、話す時間を減らそう

最後の更新: 31 10月, 2017

今の3倍考え、2倍行動し、話す時間は半分に減らしましょう。この世は既に考えなしに他人のことについて話す世間が狭い人々や、たくさん話はするけれどあまり行動しない人で溢れかえり過ぎています。ですから、この流れに逆らい、もっと賢くなり、もっと注意深くなり、偏見からもっと解放されましょう。

問題は、本当に複雑な状況の場合、自分の思考パターンの中で今より柔軟に考えることはもっと難しくなることです。事実、認知行動アプローチから学べることで最も面白いことの一つは正確には複雑な状況から問題が起こるわけではないということです。問題について考え、現実を解釈する方法が自分にとって最大の友となったり最大の敵となったりするのです。

毎日、私達は多くの選択をします。そして、そのうちの多くが、自分のした選択を悔やむことになったりします。私達はすぐになぜ自分がそのようなことをしたのか、なぜ初めにもっと考えなかったのか問い詰めます。私達が話す多くの言葉についても同じことが言えます。しばしば、私達は考えなしに話してしまい、怒りや恐怖、悪意に物事を喋らせてしまうのです。

こうしたことは私達が皆経験のある事ですが、どうしてそんなことが起こるのかと不思議に思う事でもあります。なぜ私達は理性が最も必要な時に過ちを犯してしまうのでしょうか?セルフコントロールに躍起になる代わりに、平穏、感情的知性、理性、そして自己責任を持つという観点を見据えるべきでしょう。

鳥で隠れた男性の顔

立ち止まり、感じ、考え、気づくこと

今の3倍考え、2倍行動し、話す時間を半分に減らすとはどういうことなのでしょうか?自分の選択肢について一つ一つをできる限り考え、できる限り少なく話せばいいということなのでしょうか?全くそうではありません。それは、行為、感情、願望を厳格な静けさの中で一つ一つ合理化させて人生を生きていくということではありません。それは、とてつもなく単純な一連の行為を啓蒙することなのです。

  1. 自分の心に耳を傾けることを学ぶ
  2. 自分の思考や感情に則って行動する
  3. ちょうど良い分だけ話し、真の自我と合致することを話す

更に、人によっては行動する時に自分の自動的な思考に流されてしまうことがあります。こうした人の選択はしばしば歪んだ視点や偏った感情によって条件付けがなされています。こうした制限する態度でいては、限りない機会を失い、欲求不満と苦しみを生み出す結果に陥ってしまいます。

ガラス瓶のランプ

普段気づきませんが、私達は皆同じことに流されてしまっていることがあります。それは偏見に満ちた無意識に根差している物です。「この人のことは避けた方がいい。だって、元カレ/元カノを思い出させるから。」「このプロジェクトは断っておいた方がいい。だって、もし以前自分のせいでうまくいかなくなっていたとしたら、今後余計にうまくいかなくなるだけだ。」 私達は、価値をフィルターに通して見たり自分の気づきを育んだりせずに曖昧に価値を判断してしまいます。でもそうあるべきではありません。

日常生活で起こる全ての物事は、多様な視点からなされる解釈に左右されます。健全かつ建設的な形で、自分に最も合う解釈を見つけることが大切です。先入観なく、扉を閉じる事なく、そして自分の最大の敵になることなく、です。

以下に、そうするにはどうすればよいかをご紹介します。

より良く考え、より良い決断をする

深呼吸し、考え、感じ、決断し、行動しましょう。これが日常生活に取り込むべき簡単な一連の動作です。しかし、問題は「自分の時間が全くないこと」です。自分の生活と義務が特急電車に引っ張られるかのようにハイペースな毎日で私達を引きずり回し、自分で決断し選択することを自動操縦に任せてしまうのです。

これでは論理的ではありません。もしより良い決断について考え、選択をする時間がなければ、私達はどうなってしまうでしょうか?こうした状況を変えるためには適切な対処法を取らなければなければいけません。

青と赤で目が隠れた女性

より良く考え、より良い決断をするための対処法

考えなしに話してしまう人を1人以上は知っているに違いありません。こうした人は自分の行動が招く結果を考えずに行動しており、しばしばその結果すら気にしていません。決断する前に考え、害を及ぼすことなく行動することは自分にとっても他人にとっても責任と尊重を示すことです。

  • 「すべき」ことに囚われない。(こうすべきだった、あれを言うべきだった、もっと賢くなって、もっと決断力があるべきだ…)文句はもう沢山です。より良い自分になるべき最善の時はいつだって今なのです。
  • 自分のエゴスイッチを切る。自分が絶対に正しいと思わないこと。考え、行動し、謙虚さを持って話しましょう。
  • 行動する前に考えるだけでは十分とは言えません。感じ、自分の感情に静かに耳を傾けることを学ばなければいけません。
  • 自分の中にある偏見の目に気付いたら直観的に認識する。私達は皆、分別のない考え方をしてしまいますが、それは分解し合理化させなければいけません。
  • 自分の内面を外の世界とつなげること。そうすることで、たとえリスキーなものだとしても自分で決める全ての選択が自分の性格と欲求と合致したものになります。

もっと良い決断やもっと悪い決断というものはないということを覚えていてください。ただ自分の価値観とルーツに則って行動すればよいのです。これはもう少しだけ自分に耳を傾け、自分を愛し、自分を尊重する方法を知っている人だけが達成できる事なのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。