お互いを愛している二人が別れを選ぶのはなぜ?

04 12月, 2020
二人の関係を機能させるためには、愛以上のものが必要です。誰かを愛することが、毎日の生活や人生に起こる問題を、より幸せにそしてより良く解決することに必ずしもつながるわけではありません。お互いを愛しているのにも関わらず別れを選ぶ人は非常に多いのです。

なぜ愛する人同士が別れるのでしょうか?これは日常的に起こっていることです。実際に愛する人との別れを体験した人もいるでしょうし、愛する人の元を去る必要があった人もいるかもしれません。このような別れにおいては、お互いに相容れないこと、コミュニケーションの問題、そして刺激や興奮の欠如だけでなく、多くの別れの原因と考えられることが起こっています。

お互いを愛している二人は、最終的に自分たちの関係を終わらせる前に、別れと復縁を何度か繰り返すことがあります。一度別れてはよりを戻し、もう一度試してみようと考えます。「うまくいかないから、お互い離れよう」「もう一度やり直そう」「次はうまく行く」など、様々なです。残念なことに、このような試みは効果的に機能せず、二人の関係が破綻した状態における愛は苦痛となります。そして、二人の関係を維持するために何か行動を起こせば起こすほど、傷が大きくなるばかりでしょう。

フランソワーズ・サガンは、誰かを愛することは単に相手を欲することだけではなく、相手を理解し、相手の抱える現実とつながることだと言いました。そしてまた、これが愛する人を手放す主な理由でもあるのです。手放すことは自分が自分でいられる方法であり、永続的な苦しみを避けるための唯一の方法です。

お互いを愛している二人 別れ 選ぶ

愛する二人が別れを選ぶ理由

人生のある時期、特に思春期には、おそらく愛がすべてを一つにつなぎ合わせる接着剤であると信じていた人も少なくないでしょう。それでも、年齢を重ねて多くの人生経験を積み重ねる中で、実際には愛がすべてを解決する訳ではないことに気づきます。残念なことに、愛は幸せな関係を維持する魔法の薬ではありません。

誰かと一緒にいる理由や別れる理由を理解するためには、ジョン・ゴットマンの古典的な研究のいくつかを再度調べることをお勧めします。過去40年間で、ジョン・ゴットマンとロバート・レベンソンは、セラピー、インタビュー、調査、カップルとのフォローアップを通じて、人間関係のダイナミクスの研究を行いました。

長く続く幸せな関係はルービックキューブのように複雑に見えるにも関わらず、実は私たちが想像するよりもはるかでシンプルなものです。お互いに愛し合う二人が別れる基本的な要因を理解することは、二人の関係を理解するのに役立ちます。ここからは、お互いに愛する二人が別れる理由のいくつかを見ていきましょう。

様々な人生計画

情熱、魅力、友情、協力関係、化学反応など、誰かと恋愛関係になるのにはさまざまな理由があります。しかし、埋められない大きなギャップ、消えない苦しみの根源が存在していると感じるようになることがあります。

自分の人生計画が、二人の完璧な関係の邪魔になるかもしれません。自分にとって仕事がすべてであり、将来の計画はすべて自分のキャリアを中心に展開している一方で、パートナーは子供を持つことにもっと人生の焦点を合わせ、あなたが持つ専門的な分野への野心にそれほど刺激を受けないかもしれません。

愛しているのにあなたを理解できない

誰かを理解するということは、相手の立場になって考え、外部の現実とつながることを意味します。これはおそらく基本的で不可欠なことですが、ロマンチックな関係にあるパートナーに対して行うのは非常に難しい場合があります。時に愛というのは、理解する方法を知らなかったり、理解したくないと考えることもあるのです。

私を大切にしない

カップルが別れるもう一つの一般的な理由は、パートナーの1人が相手から過小評価されていると感じていることです。これは、長い時間をかけて、非常に具体的な方法で起こります。誰かと長い間一緒にいると、相手のことや様々な物事を当然と考え始める人がいます。これは、その人の行動、さまざまな努力、小さなジェスチャー、そしてその人が大切にしている美徳などです。

相手を称賛することを義務として感じるべきではありませんが、相手を認めて褒めることは、健全な関係を維持するために重要です。

コミュニケーションの問題

コミュニケーションは、人間関係において非常に大切です。相手の話を聞く方法を知ること、積極的に自分の意見を話すこと、過度に感情的にならずに、相手の意見に反対していると伝えること、そして妥協することは、あらゆる関係の基礎となります。つまり、お互いを愛する二人が別れるもう一つの理由は、コミュニケーション不足です。

お互いを愛している二人が別れを選ぶのはなぜ? 窓際で悲しむ男性

あきらめる

二人の関係は、人生の出来事や状況から保護された状態で存在しているわけではありません。実際には、自分と相手の家族、特に両親への対応が必要になります。親子の関係が非常に強い場合、時折二人の関係の邪魔になることもあります。

さらに、恋愛関係を妨げる可能性のある職場での生活や社会的な生活に存在するたくさんの障壁があります。不貞、誘惑、または嫉妬は、一方またはパートナーのどちらも相手に疑いの気持ちが生まれる可能性があります。

また、自分のパートナーに本当の自分について明らかにする必要のある状況に置かれることもあるでしょう。病気や法律上の問題など、大切な人がこれらの課題にどのように反応するかを見ることで、相手への見方が変わるかもしれません。

結論として、お互いを愛する二人が別れる理由を理解するのが難しい場合があります。しかし、今回の記事からもわかるように、関係を維持するのに愛だけでは十分ではないのです。

二人の関係は構築していくものです。自分が持てる最高の素材を使用して、注意深くそれを築いていく必要があります。そうすれば、安定した、美しく、そして長続きする関係を築くことができるでしょう。

  • Gottman, J. M., & Gottman, J. S. (2015). Gottman couple therapy. Clinical Handbook of Couple Therapy, 5th Ed. The Guilford Press.