お年寄りなんて呼ばせない!現代の85歳は若い!

23 9月, 2019
ここ数十年で、人間の平均寿命がかなり上がりました。高齢化社会の訪れとともに、高齢者への対応も変化しています。今の85歳は以前の65歳くらいなのでしょうか?本記事で詳しく説明します。

 

老人の典型的なイメージについて考えてください。

60歳というと、かつては縁側や家の前、そして家の中で寂しく過ごしている姿を想像する方も少なくありませんでした。しかし、高齢化社会となった現代では、85歳以上の平均寿命が過去30年間で231%も増加したという統計もあります。

現在の85歳は、かつての65歳のような若さだという人もいますが、本当なのでしょうか?

平均寿命が伸びていることに反比例して、現代社会では出生率の低下も大きな問題となっています。この反比例の関係は、現代社会における家族や社会構造についての考え方を改める必要があることを示しています

まだ天国には行きません!:今の85歳は65歳のようなものです!

「老人」とは、もう過去のものであり、私たちがイメージする「高齢者」や「お年寄り」ではありません。

数十年前ならば、60〜65歳の人の話やニュース、そして新聞記事を見ると、「高齢者」や「お年寄り」という言葉が使われていましたが、時代は変わっており、老年期にいる人々も変化しています。

高齢者 若い

私たちが「老人」とかつて考えてきたのは、中年期以降の高齢者を含むすべての人のことでした。

そして老人ファッションのステレオタイプとして、茶色、黒、灰色、濃い青などが挙げられ、時代遅れの服装をしているとも考えられてきました。

もちろん、ジーンズやスニーカーを履く高齢者は昔からいましたし、派手な化粧をしてハイヒールを履き、カラフルなブラウスなどを着用する高齢者の女性もいましたが、これは「若作り」だと考えられました。

2013年のWHO統計に基づく世界の平均寿命では、では、平均寿命が80〜84歳の国は33か国で、日本は他国に一歩リードしています。

ヨーロッパで高齢者の割合が高い国は、スペイン、スウェーデン、そしてスイスなどです。北米や中南米の国の平均寿命はおよそは72〜81歳の間で、その中ではカナダが上位にいます。

世界の中で見るとアフリカ諸国の平均寿命が最も低く、55歳となっています。

ご存知ですか?:積極的に年をとる:高齢になって健康を守るカギ

ライフスタイルの変化

老齢期の人々のライフスタイルは、まさに変化を続けています。 60~65歳になることは人生の最終章に入ることではなくなっているのです。現在の60歳以上の人にとっての人生とは活発に生きる20〜25年が待っているものとなりました。

人生の長さが伸びると、人生の目標、人間関係、セクシュアリティ、仕事、楽しみや趣味なども変わっていきます。

健康志向の人が増えている現代社会では、高齢の人も、週に3~4回を運動したりスポーツをしたり、また30分間以上のウォーキングを毎日の習慣にしています。

フィットネスジムには60歳以上の会員が増えており、他の会員と同じように筋力トレーニングや有酸素運動を行いながら、低コレステロールと低脂肪のバランスの良い健康的な食事に努めています。

また、美容整形の進歩により、まぶたのたるみを取り除くなど、年齢を感じさせないような美容整形を受けることができるようにもなりました。

美容整形以外にもボトックスなどにより肌を若々しく見せたり、手軽なものでは白髪染めを行い若々しい髪型を維持することもできます。

美容クリームを塗り、洗練された服を身につける現代の60代を見て「お年寄り」と呼ぶことができるでしょうか?

こちらもご覧ください:高齢者を尊重する5つの方法

若い85歳が増えていることについて

現代社会においては、男性がアンチエイジングクリームを使用しても問題はありませんし、海外ではタトゥーの入った高齢者も多く見られます。

女性は年齢を重ねても外見に気を使いますし、ジムなどで運動をして外見や健康に気をつける人も多くいます。

また、高齢者同士の恋愛もさかんです。バイアグラの登場により、「老年期」の性生活も若返りました。配偶者と死別をしたり離婚をした高齢者も、年齢に関係なく恋人を作り、中には性生活を活発に行なっている人も少なくありません。

生涯現役と言う言葉があるように、長生きをする人が多い高齢者社会において、老齢期に入ってから新たなパートナーを見つけようとする人も多くいるのです。

平均寿命が上がったのは、 MRIやCATスキャンなどの医療機器や医療技術の進歩により、病気を予防し早期に発見することで、病気に役立つあらゆる種類の薬や治療を行うことができようになったのも、その理由の一つです。

高齢化社会では、配偶者と死別した人などを含めて、多くの高齢者がカップルが誕生し、性的に活発な人も多く見られます。健康面でも比較的若さを保ち、病気や落ち込み、入院などとはまだまだ無縁のような若さを維持する人も少なくありません。

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マイナス面

高齢化社会という時代の変化にはマイナス面があります。

長生きは人間にとって、生物心理社会的、政治的、そして経済的な課題です。 現代の85歳がかつての65歳のように若々しい生活を送っている時代では、昔からの伝統的な人生のサイクルが変化しています。

つまり、思春期がより長く続き、成人期に入ると結婚や出産の年齢が遅くなる傾向があります。

また平均年齢があがったことにより、社会プログラムの一部が機能しなくなっています。

80歳以上の高齢者の健康を維持するに必要な医療費(診察料、処方薬、入院費など)などの維持が社会として難しくなっていることに加えて、高齢者たちも年金や貯金などが十分ではなく、生きていく上で金銭的な不安がつきまといます。

ただし、長く生きられるということは、愛する家族と一緒により長い時間を過ごすことができるという最高の利点があります。

高齢者が楽しく、そして生き生きと安心して暮らせるような、健全な環境づくりが今後の課題となるのではないでしょうか?