パラレルワールドに関する3つの説

· 2018年10月26日

パラレルワールドに関する仮説に関して聞いたことがない人はいないかと思います。考え自体は物理の分野に分類されますが、とても広くほかの研究分野にも関連しています。

パラレルワールドの説を議論することで、人生の意味というものを考えることができます。この説は生と死に対する基本的な考えに疑問を投じているからです。

「すべての証拠が、神は結構なギャンブラーであり、宇宙はサイが投げられルーレットがいつも回っているカジノのようであることを示唆しています。」

スティーヴン・ホーキング

 

パラレルワールド説は、相対性理論と量子力学のユニークなコンビネーションです。基本的に、この考え方は、宇宙は一つだけでなく、同じスペースと時間にたくさんの宇宙が同時に存在しているということです。これには面白い考えがいくつかあります。そのうちの3つを見てみましょう。

1. みな無限の数の命を持つ

パラレルワールド説によれば、人の存在は無限に発展していきます。「ストーリー選択型」のゲームのように、分かれ道に突き当たって右を選んだら、その道で起こることを経験します。しかし、左へ曲がったらまた別の経験をします。各選択が新しい宇宙を作り出すのです。

この考えでいけば、無限の命を同時に生きていることになります。同じ人が一つの宇宙では金持ちで、もう一つの宇宙では乞食かもしれません。あるいは、すでに亡くなっている場合も、まだ生きている場合もあるかもしれません。 手を伸ばす
おかしなことですが、パラレルワールド説の視点から言えば、死は存在しません。誰かが死んだとしても、別の宇宙では同じ人がまだ生き続けています。無限の数の宇宙があって、生命も無限です。これがこの説の最も惑わせる考えかもしれません。

2. パラレルワールドは検出できない

人間には制限された感覚しかないため、パラレルワールドを認識することはできないというのが物理学者の考えです。人間には5つの感覚がありますが、パラレルワールドを知覚するにはこれらの感覚は役に立ちません。

人間の感覚は、3次元に対応しています。しかしパラレルワールド説によれば、次元は3つにとどまりません。人間は、ただ単に別の次元を知覚するための能力がないのです。

パラレルワールドは、全くことなる物理の法則にそっているとされています。例えば、重力や電磁気も異なる働きをします。そのため、このような条件下では、世界の理解は無意味あるいは無関係になります。だから、パラレルワールドを理解するのは不可能なのです。

3. パラレルワールド同士の相互作用はない

名前からわかるように、パラレルワールドというのは、パラレル、つまり平行線上に存在しています。常に共存しているにもかかわらず、触れることは決してありません。パラレルワールドがぶつかり合うことはビッグバンのような現象を起こしかねず、つまりさらに宇宙を作り出す大きな爆発を意味します。

物理学者は、宇宙はブレーンと呼ばれる3次元の膜に存在するというM理論を確立しました。映画館を想像してみてください。観客は3次元の世界にいますが、映画は2次元の現実です。観客が映画の中に入っていけるとしたら、その人自身は3次元のままですが、他の観客はその映画を2次元として視聴し続けることになります。

計算

M理論によれば、宇宙はたくさんの投影が起こる映画館のようです。多くの映画が上映されますが、すべて一つずつ独立しています。同じような考え方で、多元宇宙論は共存しつつ独立した宇宙のまとまりのことです。

もちろん、これはごくごく基本的なパラレルワールド説の説明です。実際はとても複雑な理論です。多くの人が現実よりSFに近いと考えています。有名な現代の物理学者の多くは、この研究に何年も費やしてきています。その一人がスティーヴン・ホーキングであり、彼は突然亡くなった際もこの研究を進めていました。しかし、彼に関しても「この宇宙」では亡くなったという方が正しいのかもしれません。