スティーブン・コヴィー:時間管理のマトリックス

· 2018年9月25日

時間管理とはToDoリストを作り、チェックボックスにレ点を入れていくことではありません。時間管理とは、計画と課題の優先順位付けを効率的に行い、必要であればToDoリストからタスクを削除することです。幸いなことに、時間を最大限に活用できるようになる方法があります。これは時間をかける価値があるかどうかを見極める方法でもあります。これがスティーブン・コヴィーの「時間管理のマトリックス」です。

コヴィー自身、時間管理はタスクを整理するだけではないと言っています。時間管理は人生の生き方だと訴えています。それは、時間の管理方法があなたの健康にも影響するからです。

 

全てのことをやり遂げる時間はなくても、一番大切なことをする時間は必ずあります。

―ブライアン・トレーシー

 

スティーブン・コヴィーの時間管理のマトリックスは4つの象限から構成されています。それぞれの象限は異なる優先順位を表します。そして、各象限にはその象限に基づいた具体的なアクティビティもあります。詳しく見ていきましょう。

第1象限

十字を想像しましょう。十字を描く時、4つの空白ができます。この4つの空白がスティーブン・コヴィーの4つの象限です。第一象限は左上です。ここには緊急性と重要性の両方が高いものが入ります。

時計の中で走る女性

ここに入るタスクはどんな状況であっても後回しにできないものです。つまり、最優先事項で、できるだけ早くに済ませなくてはならないものです。これらのタスクが完了するまでは他のことは横に置いておきましょう。

例えば、家での停電はこの象限に当てはまります。家には電気を必要とする機器がたくさんあるため、後回しにはできません。他にも、病気や事故もここに当てはまる状況です。

第2象限:重要性は高いが緊急性は低い

第2象限にはすぐに片付けなくてもいいことが入ります。しかし、重要ではあるのです。つまり、緊急性は低くても重要性が高いものです。通常、短期的には大切ではなくても長期的には重要なことです。

ここに入るタスクは生死に関わることではありません。しかし、生活の質や健康のためには重要なことです。一番良い例は健康です。人生は健康なしでは楽しめないため、健康に気を使うことは大切です。健康をおろそかにしていても短期的には何も起きないかもしれませんが、長期的には壊滅的な影響を与える可能性があります。他には、期末試験の準備、友人やパートナーとの良い関係を維持すること、運動、最新ニュースを手に入れるなども含みます。

第3象限:緊急性は高いが重要性は低い

これが一番難しい象限です。ここに入るタスクを見極めるのは簡単ではありません。それは、その緊急性の高さが目を引くからです。しかし、目を引くからといって必ずしも重要性が高いわけではありません。

話をする人

この象限は、習慣や偶然行う不必要なことです。例えば、誰かと久しぶりに出会い立ち話をしたり、ソーシャルメディア上で些細な議論に巻き込まれるなどです。

第4象限:緊急性も重要性も低い

いわゆる無意味なものはすべてこの第4象限に属します。ここには全く急ぐ必要がなく、重要でもないタスクが含まれます。にもかかわらず、ここに入る多くのものに私たちは多大な時間を費やしてしまっているのです。

この象限は、5分おきにメールチェックをするといった必要のないタスクが含まれます。あるいは、大したことを伝えるわけでもなくLINEをする、テレビを観る、オンラインショッピングといったことも含みます。

 

優れた時間管理

スティーブン・コヴィーの時間管理のマトリックスを使う多くの人は、まず最初に第1象限と第3象限が埋まることに気が付きます。緊急性・重要性が高いものと、緊急性が高くて重要性が低いものはすぐに思いつくものです。

これは、私たちがすべてを緊急とみなしてしまうからだとコヴィーは言います。そして、緊急性を感じることがストレスへとつながるとも言っています。だからこそ、その2つの象限と上手く付き合うことを覚えると、一般的な時間管理をより良く行うのに役立つのです。

そして、コヴィーは第2象限に集中することが大切だと言います。コヴィーによると、そこに健康と幸せがあると言います。第2象限に当てはまるものが何かをハッキリ見極めることができるようになれば、スティーブン・コヴィーの時間管理のマトリックスも卒業できます。