恋愛における価値観の重要性とは?

01 3月, 2020
恋愛関係にある各パートナーがそれぞれの価値観を持ち出し、それが相手との関係性の価値観を作り上げます。そのため、両者が同じ価値観を共有することができればその関係性に良好な土台を作ることができるということになるでしょう。

全ての恋愛はそれぞれ異なっていますが、どんな恋愛であっても同じ価値観を共有することで関係性を改善し、健康的で害のない形でシームレスな流れを作ることができます。カップルとしての価値観を形成すると、安定した、完全に機能する関係性の土台ができるのです。

ではカップルとは何で成り立つのでしょうか?この文脈では、カップルは愛情を持ち合う2人の個人から成る、多かれ少なかれフォーマルな関係を指します。価値観とは何でしょうか?価値観は各人が持つポジティブな能力あるいは美徳で、その人物を他の人から際立たせるものや信条に従って振る舞うよう後押しするようなものです。価値観は、人々の関心や行動に影響を与えることができます。

“1日1日を、私の最も深く心に染み込んだ価値観の青写真とともに始め、試練が訪れた時にはそれらの価値観に基づいて決断を下すのだ”

スティーブン・R・コヴィー

恋愛 価値観 重要性

恋愛における価値観

メディナらによって行われた調査(2005年)では、男性も女性も自分たちと似たようなニーズを持つ人や共通の特性と相性の良い相手を見つけようとすることがわかりました。

配偶者選択についての理論によると、人は自らの価値観と似たものを持つ人を探そうとします(センターズ、1975年)。そのため、経済的・文化的・そして社会的特性を共有できるようなパートナーを選ぶのです(ライス、1997年)。

“価値観を共有できるような人々を見つけてください、そうすれば彼らとともに世界を征服できるでしょう”

-ジョン・ラッツェンバーガー-

似たような人生計画を共有する

恋愛における価値観を判断することで、取り組むべきことや改善すべきことの土台を作ることができます。

それぞれの人物の行動や期待、そしてカップルに関わる人々が彼らの信条や社会的価値観の一部分となっています(カミンスキー、1981年)。

価値観や社会規範は変わっていくことが予測されるため、社会化プロセスは時間とともに変化し得ます。よって、人々の信条や行動が変化するのも自然なことなのです(ディアス・ゲレロ、2003年)。したがって恋愛における期待や価値観、そして行動は変化します(ガルシア・メラス、2007年)。そしてこれがカップルの社会的環境の影響を受けて新たなパラメーターを生み出します(スナイデルとシュトゥーカ、1999年)。

恋愛 価値観 重要性

関係性を改善するために共に取り組むこと

恋愛において価値観を確立していく作業は、協力して行うべきことです。前述の通り、一人一人が異なっていますので各カップルの価値観も違ってくるでしょう。しかしほとんどのカップルが共通して持つような基本的な価値観もいくつかあります。こういった価値観とは愛や忠誠、相互サポート、寛大さ、お互いへの敬意、コミュニケーションなどです。

愛には様々な種類がありますが、どの愛も核の部分は同じです。誰かにあなたを「愛している」と伝えるのは、あなたが「欲しい」と伝えるのとは違います。こういった微妙な違いは恋にのぼせ上がっている状態から始まり、地に足のついた愛となり、その後で共同生活の段階へと入るのです。また、そこには相手を見つけた時の驚きや恋に落ちる驚き、そして安定した、長く続く持続性のある愛という高台に達した時の驚きなども含まれています。

忠誠

忠誠はそのカップルと彼らの合意に左右されます。カップルそれぞれがある種の約束のようなものを取り決めているのです。一夫一婦制に厳格に従っているカップルもあれば、そうでないカップルもいます。こういった合意が為されなければ忠誠は存在しません。

サポート

支えられていると感じられるようになることや、相手から見捨てられることは決してないと知ること、そして相手が自分の最大の関心事を守ってくれる、と信じられることによってより勇敢な気持ちを持つことができ、自分をか弱い存在であると感じずにすみます。

これによって力強さや何事にも対処できるような感覚を感じることができるので、支え合えている状態は素晴らしい状態であると言えるでしょう。パートナーに共感を抱いてさらに深く理解しようとつとめ、相手をサポートする気持ちや無条件の愛を表現することが大切です

“友だちとは、あなたのことについて全てを知った後でもまたあなたを愛してくれるような人のことです”

-エルバート・ハバード-

寛大さ

信じるか信じないかは自由ですが、時にはカップル間に寛大さよりもわがままさの方が多く存在している場合があります。一部のカップルにとっては、パートナーに寛大に接するのが困難なことがあり、彼らは自分自身が必要なものや欲しいもの、好きなものなど、自分のことを気に掛ける方法しかわかっていません。そしてこれは相手の心には響きません。

しかし、誰かと交際することにはそれ以上の意味合いがあります。そして寛大な恋人になるための方法も存在しています。ベストなのは自分のことばかり考えないことや、相手の立場になってみること、そして相手に同意できない場合であってもその観点を理解しようとすることなどです。

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敬意

恋愛において互いに敬意を抱き合うことは絶対に欠かせない価値観です。そしてパートナーそれぞれが同じレベルにいる必要があります。

敬意とは、相手にありのままの姿でいられるようなスペースを与えてあげることであり、カップルとしてのスペースもそれとは別に与えることです。また、相手を変えようとせずに丸ごと受け入れることでもあります。

コミュニケーション

良好な関係性とは、コミュニケーションがアサーティブで流動的で、信頼性のあるものです。サティール(1988年)はアサーティブコミュニケーションとは、自分自身を直接的で正直で敬意を抱いた形で表現できる能力である、と定義づけています。

まとめると、パートナーと優れたコミュニケーションを保つことは、カップルの両方が意見の不一致や達成、失敗、目標、ニーズなどを共有しようと努力しなければならないということを意味します。これを行うための能力を磨きましょう。良好なコミュニケーションは健全な絆や互いへの敬意、愛着、愛、そしてコミットメントの現れなのです。

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