別居と離婚の違いとは?

結婚生活を終わらせるのは決して簡単ではありません。特に子どもがいる場合はなおさらです。しかし、あなたは別居と離婚の違いをご存知ですか?法的・感情的側面を理解することは、関係者全員の幸福な暮らしを守るために重要です。
別居と離婚の違いとは?

最後の更新: 20 7月, 2019

別居も離婚も、おそらく同じことのように思えるかもしれません。しかし、この2つには関係者全員に影響するような気持ち的な違い、そして法的な違いがあるのです。夫婦のどちらも影響を受けますし、もし子どもがいる場合は、彼らもまたその結果に影響されることとなります。

結婚生活に終止符を打つ選択をした場合、どのような対処をすることになるのか正確に知っておくことは重要です。大抵の場合、第一のステップが別居でしょう。次に、より決定的なステップとして離婚があります。

別居と離婚の違い

まず別居というものがあります。これは夫婦が一緒に暮らさなくなる状態のことです。しかし、夫婦がそれを法廷に持ち込まない限り、2人が別れたという法的な意味は持ちません。

スペインでは、”事実上の別居”という概念が存在し、これには第三者にとっての法的意味は伴いません。つまり、夫婦は2人の関係を終わらせることにし、同居を解消したけれど、法的にはまだ結婚している状態だということです。一方で、離婚には第三者にとっての法廷な意味があり、完全に結婚を解消することを意味します。このプロセスには裁判所が絡んでくることになります。

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別居と離婚の2つの相似点および3つの相違点

別居と離婚には、3つの法的な違いがあります。法的に関係性を解消したいと考えている場合は、これらを頭に入れておくことが重要です:

  • 別居は結婚を解消しないが、離婚は裁判官によって別離を命じられる。
  • 離婚により、配偶者間の経済的結びつきは断絶される。別居の場合は、裁判所に必要な書類を提出した際にのみ、断絶される。
  • 別居後、離婚の手続きをするまではお互いと再婚したりあるいは他の人物と再婚することはできない。

こういった相違点はあるものの、別居と離婚には法的に似ている部分もあります:

  • 別居であれ離婚であれ、遺産相続の法的権利は一切失う。そうならないための遺書がある場合は別。
  • 別居あるいは離婚を確立させる法的文書が出来上がると、裁判官が子どもの親権、面会権などを定める。また、ここには子どものサポート、親権、資産分割なども含まれる。

離婚と別居の精神的な違い

興味深いことに、別居は離婚よりも精神的に困難なものであることが多いです。多くのカップルが離婚の前に別居を経験します。この段階が、夫婦を地獄のような状態にさせるのです。まだ婚姻関係は保たれているので、和解の希望が捨てきれません。

言い換えると、最初の最も困難なステップが別居である可能性が高いということです。実際の離婚が成立するころには両者ともがそれぞれ新たな生活を始めているので、そこまでトラウマ的なものにはなりません。実際に、これを自分が解放されるような経験だと感じる人もいるようです。

しかし、どちらか一方がまだ結婚存続への望みを捨てきれず、最終的に法的に結婚を解消することで、関係性が終わっていることの証拠とする場合もあります。このケースでは、その人物にとって離婚はかなり辛い経験になるでしょう。

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悲しみを乗り越える

別居も離婚も、過酷なものです。結婚の終焉は、愛する者を失った時のような悲しみを感じさせるきっかけとなり得ます。下記のような状態を経験するかもしれません:

  • 喪失感と期待が満たされない、という感覚
  • 失格者のように感じ、それが罪悪感を生み出す可能性もある
  • 子どもたちのことや生活の変化に不安を感じる
  • 自尊心が低くなり、自分自身を疑い、過去の決断を考え直すようになる
  • 何年間も人生を共にした人物との関係が終わることによるうつ状態に陥る
  • 不安障害はとても一般的で、不眠症にもなり得る
  • 別居を巡って家庭内暴力やジェンダーバイオレンスがある場合、被害者側の配偶者は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する可能性がある
  • 適応障害の症状が出たり、自信を孤立させてしまう恐れがある

別居も離婚も、関係者全員にとって辛い経験になることは確かです。しかし、できる限り合理的になって自分の人生をやり直せるようにしなくてはなりません。特に子どもがいる場合はなおさらです。

“関係性は終わる、しかしそれによって人生が終わってしまう訳ではない”

スティーヴ・マーティン