サイコバイオティクスはなぜ心に良いのか?

2018年8月4日 in 好奇心 0 シェア済み
細菌ー腸ー脳

細菌のもつあらゆる良い影響に関する研究は、人気の高い分野です。驚くことではありません。私達の体には480億もの微生物がいると推定されています。消化など身体プロセスの基礎を担います。そして、サイコバイオティクスと呼ばれる細菌が重要な気分の変化に一役買っていることを知っていましたか?

最新の研究では、腸内細菌が脳の機能へ影響を及ぼすとされています。心へ有益な細菌の増殖を助ける物質、サイコバイオティクスに関する話が増えてきています。この記事では、最新の発見をお知らせします。

サイコバイオティクスの発見

体の中の細菌が脳へ良い影響を与えるという理論が実証されるようになったのは最近です。2013年、コーク大学(アイルランド)の精神医学教授テッド・ディナン氏が最初にこの分野を開拓しました。この研究によりいくつかの実験が行われ、発酵乳製品は動物における行動に変化を及ぼすということが分かりました。

ヨーグルトの摂取が、感情のコントロールに関連する脳のある部分の機能に変化を及ぼすという結果がでたのです。この発見が、腸と心の関係に新たな道を開きました

腸内細菌

乳酸菌などある種の腸内細菌が関係していることが発見されました。これは乳製品に含まれ、神経伝達物質の生成に変化を与えます。セロトニンやGABA(ギャバ)などは、気分に直接関連しています。さらに、うつや不安などの精神障害の出現にも介入します。

これらのデータから、科学者はどの種の細菌が私達の脳へポジティブな影響を与えるのかの研究を始めています。 そして、摂取すべきプロバイオティクスを見つけ出そうとしています。これらはすべて、心により有益なものを取り入れるためです。

より有益なサイコバイオティクスは?

腸内細菌を改善するために取り入れることができる物質は多数あります。研究により、全てにサイコバイオティクスと同等の効果があるのではないという結果が出ています。その中で、気分や脳の機能を改善するのに、より効果的なものがいくつかあることが分かっています。

心に有効なサイコバイオティクスは次の通りです:

  • ケフィア
  • バナナとリンゴ
  • 発酵食品

ひとつずつ見ていきましょう。

1.ケフィア

よく知られたものではありませんが、ここ数年、このサイコバイオティクスの人気は上昇しています。ブルガリア発祥のヨーグルトで、酵母と細菌の発酵により作られ、健康にとても良いものです

この乳製品と従来のヨーグルトとの違いは、ラクトバチルスケフィラノファシエンスという細菌が含まれていることです。中でも効果を最大に発揮するのは、心の健康へ最も大きな影響を与える二つの神経伝達物質、セロトニンとトリプトファンの値を増加させることです。

2.バナナとリンゴ

果物と野菜が身体の健康へ良いのは、誰もが知っていることです。アメリカのエール大学微生物チームは最近、これらの食品に、他にも恩恵があることを発見しました。心の健康に不可欠な細菌を良好な状態にする食べ物があることが分かったのです。

それが、バナナとリンゴです。これらを摂取することにより、最近まで乳製品にしか存在しないと思われていた乳酸菌の値を上昇させます。この微生物が、不安やうつと戦う特定の神経伝達物質を放出する、必要な役割を果たしています。

バナナーリンゴ

3- 発酵食品

そして、消化に対する昔からの自然療法、発酵食品の摂取です。腸内細菌をより良い状態にするために、酢や昆布茶、ザワークラウトなど国により様々な食品を取り入れています。

これらの食品が、心にも重要な役割を果たすことが最近分かってきました。栄養吸収の調整やセロトニンの分泌などいくつもの機能で、このプロバイオティクスがあなたをより健康にする味方になります。

心と体は別々の二つのものだと考えられがちですが、実際には密接な関係があるのです。プロバイオティクスを含む食品を取ることで、ポジティブな気分に、そして脳をより速く働かせましょう。

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