三次の影響論の効果

· 2018年12月13日

近年、人はどのくらい影響を受けるのかに焦点を置いた重要な研究が多々なされています。三次の影響論も、研究の賜物です。わたしたちの言葉とその他人への影響により注目するように促してくれる、面白い理論です。

少し前、六次の隔たり理論というものが台頭しました。どんな人も人類史上の有名な人物から6次しか離れていないというものです。別の言葉で言えば、どんな人も、ドナルド・トランプを知ってる人を知っている人を知っている人を知ってるということです。

三次の影響論もかなり似ています。しかし、わたしたちの人生における効果はより顕著です。この理論は、ニコラス・A. クリスタキスとジェームス・H・ファウラーによって2010年に構築されました。他人からどれだけ離れていても、影響を受けないということはないということを示しています。

三次の影響理論

クリスタキスとファウラーによれば、わたしたちが言うこと行うことは、友人の思考や行動(1次)、友人の友人の思考や行動(2次)、友人の友人の友人の思考や行動(3次)に影響します。

糸

どうやってそのような結論にたどり着いたのでしょうか?2007年、これらの研究者は1948年に開始された循環器疾患関連の研究に参加します。研究はアメリカのフレイミングハムで行われました。成人の住民の3分の2が研究に参加し、彼らの子どもや孫も参加しました。

どの参加者も、親戚、友人、近所の住人、同僚のリストを作成します。この街は比較的小さかったために、多くの人が参加していました。このデータによって、参加者の間の人間関係の輪を構築することができました。

研究の発見

研究を終えたあと、これらの参加者の中に約50,000の関連性が見つかりました。研究者達は、参加者の生活スタイルや生活の質を掛け合わせて見ていきます。この社交的な輪のひとりが変化を経験したら、他の人にも影響があるかどうかを発見することを目的としていました。

この研究に含まれていたテーマのひとつは肥満です。クリスタキスとファウラーは、例えば誰かが肥満になったことでその人の社交的な輪に影響があり、他の人も肥満になるのかを見極めようとしました。結果はショッキングなものでした。

3重

もし誰かが肥満になったら、友達の45%が肥満になる可能性があるということが分かったのです。友達の友達には20%のリスクがあります。3次以上にはそのリスクが見られませんでした。こうして、影響の三次の隔たりが確立されます。

精神的・肉体的側面

研究者は、喫煙のような他の活動も肥満と同じような影響があると述べています。三次の影響がこのケースにも当てはまるんです。同じように、どちらの場合も反対の影響が起こることがあります(肥満と喫煙)。同じ社交の輪の誰かが減量したり喫煙したりすると、周りの人も影響されます。

クリスタキスとファウラーも他の研究者も、これが感情や姿勢にも応用されることを証明しています。例えば、孤独な人と友達な人は孤独を感じやすい傾向にあります。これに似たことは、幸福、協力的な姿勢、アルコールの摂取など、どんな姿勢やふるまいにも当てはまります。

驚くべきことに、有名芸能人は人のふるまいにほとんど、あるいはまったく影響がないことがわかりました。芸能人がダイエットをすることにしても、ファンにはあまり影響がなかったのです。しかし、友人がダイエットするとなれば、影響を受けます。

円

この理論によって、わたしたちは一人ではなく、行うことすべてが周りの人にそれなりの影響を及ぼすことが分かりました。ここからわかることは、もし変わりたければ、自分から始めなくてはいけないということです。目には見えにくいですが、多くの人が求めていた変化を広めることにつながるからです。