成長を妨げる7つの思い込み

成長を妨げる7つの思い込み

最後の更新: 01 9月, 2018

この言葉を何度も聞いたことがあるかもしれません。「すべて心の内にある。」それが事実だったとすると、わたしたちはそこに隠れる大きな真実を見逃しているように思えます。良くも悪くも思考は人生をコントロールします。ある思い込みが人として成長することを妨げてしまうことさえあります。

これをはっきりと分からせてくれる例を紹介しましょう。盲目的にラッキーチャームを信じている人がいるとします。ある日これを失くしてしまい、全てが上手くいかなくなっていくように感じます。ネックレスやブレスレットが本当に人生を左右することなんてあり得るんでしょうか?理性的に考えて、そんなことあり得ないと答えるかもしれません。でも、それを身につけて信じる人にとっては疑いの余地はないんです。

客観的に見れば、そのような思い込みが成長を阻害していることは明らかです。しかし、このような信念を持つ人にとってはそうはいきません。ラッキーチャームを信じていない人もたくさんいるかもしれませんが、同じような効果をもたらす思い込みを持っている可能性はあります。ここでは、そのうちの7つの思考をご紹介します。

 

「考えるより信じることのほうが簡単です。だから信仰者のほうがたくさんいるんです。」
-作者不明-

1. 自分には何かが足りない

論点がずれているため、このような思考は成長を阻害します。自分はかわいくない、賢くない、金持ちじゃないという人にありがちな考えです。この「欠けているもの」が幸せになることを不可能にしていると思い込みます。

これは誤った思い込みです。これは、自分自身を認められないという本当の問題から自分の意識を遠ざけているだけです。外的なものは幸せを保証してはくれません。誰もが他人にはないポジティブな性質を持っているはずです。

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2. 感じないほうがいいと考える

強い感情を感じることは大きな爪痕を残します。その爪痕がかなり深く残ってしまう場合があります。そういう人たちが求めるのは、苦しみや痛みを感じることを止めることです。その気持ちは強く、「感じることをやめる」といった思い切った決断を下すことすらあります。

もちろん、そんなことできません。自分の感情を阻害しすぎて全く感じなくなってしまうように思えるだけです。そうすることで素晴らしい経験を逃し、人生で遅かれ早かれやってくる苦しみの対処方法を学ぶ機会を阻害してしまいます。

3. 他の人より「良い」ことで幸せになる

このケースでは、他人は自分自身を比べる目標でしかありません。自分のエゴの測りです。他の人に勝ったら自分は幸せになれます。勝てなかったら、ヤキモキして苛立ちます。このような思考は他の人との関係を「競争」にしてしまうため、成長を妨げます。どちらが良いとか悪いとかは関係ないんです。

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4. 他人より自分のほうが辛い

つまり、「被害者意識」です。他の人より常に自分は困難な状況にいると考えさせる危険な思い込みです。自分だけが辛い思いをしている、自分だけがたくさんの問題を抱えてると思い込んでしまいます。

自分本位な考え方で、自分の苦しみや苛立ちを正当化するだけです。誰もが幸せも痛みも抱えているというのが事実なんです。他の人と比べて量るなんてできることではありません。

5. 何かを手に入れることが幸せになることだと思い込む

幸せは姿勢であり内面的な感情です。ものや出来事によるものではありません。人生に良いバランスを作り出すことです。謙虚さ、楽観主義、希望を持つことでもあります。

外的なもののお陰でより幸せになったり不幸になったりすることはありません。このように考えることこそが、成長を妨げています。新しい車や新しいパートナーで自己実現できたように感じることはないんです。幸せは、自分の内面にしか存在しません。

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6. 人生は苦しみであると思い込む

これは聞いたことがあるかもしれません。問題を選ぶことはできないけど、それによって苦しむかどうかは自分次第です。困難を、自らを高めるために自分を前に突き出す挑戦と見る人もいます。これを完全にネガティブなこととして見る人もいます。

2つ目の人のように考えていたら、自分の成長を制限してしまします。苦しみが当たり前で、選択肢などないと思い込みます。人生は涙の結晶で、つねに新たな痛みが生まれるもの…こうなってくると、良いことが起こっても悪いことが起こるサインだとみるようになってしまいます。

7. 誰かや何かが自分の痛みの理由であると思い込む

外的な要因を言い訳にして自分のいら立ちや制限を説明付けようとする人がいます。親が邪魔しなかったら、無職じゃなかったら、世界が平等だったら、自分は幸せになれたと考えます。別の言葉で言えば、自分の内面で感じていることを外の世界のせいにするんです。それは間違っています。人間は、本人が努力さえすれば障害を越える能力を持っています。

お分かりいただけたかと思いますが、成長を妨げてしまう思い込みに陥ってしまうことは簡単です。気づかないうちに、それを通してすべてを解釈してしまうようになります。そこから抜け出せなくなって、周りにある地平線が見えなくなります。そんな風にはならないようにしてください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。