心理学者カール・ロジャースによる7つの名言:共感や寛容などについて

· 2018年5月25日

カール・ロジャースは人間関係の価値と同様に、経験と個人の成長が運命を上回るものだと述べました。

カール・ロジャースは1950年からヒューマニスト(人道主義)心理学の分野で有名になった人物で、彼の最もよく知られている著書には、「クライアント中心療法」(1951)と「自己実現の道」(1961)などがあります。

心理学者であるロジャースはアブラハム・マスローと一緒に個人の発達を重視しました。彼の名言には人が自身の人生に反映するのを助けるものが多いのです。そして、今回はそんな彼の最高の名言を集めました。

共感:カール・ロジャースが好んだテーマ

「共感的になることは世界を誰かの目を通して見ることで、彼らの目に反映されたあなたの世界を見るのではない。」

カール・ロジャースの視点で言うと、共感は基礎的な概念です実際に、自己実現のために人が発達させなければいけない基本的な態度の1つだと考えていたのです。

ロジャースによると、共感をすることは、他人の靴に自分を当てはめることではありません。共感は相手が観察、そして経験する周囲の世界に対する仕事や反応、そして知識を必要するのです。

また、共感は相手の立場になったらあなたが行うことでもなく、相手の視野を考えると自分だったらこうするだろうというものでもないのです。

優先順位としての直接的経験

「聖書も預言者も、神の啓示も…直接的な経験を超えるものはない。」

この名言には議論の余地がありますが、ロジャースは自分を導くことは他人でも宗教でもなく、自分自身の中にあるものだということを主張しています。

彼は、最も権威を持っているのは自身の経験だと述べているのです。他人の意見も聞くべきですが、それに人生を導かせてはいけません。

その為、人間は自分の経験を自らの方法で評価する権利と、自律的な選択の力を持ち、尊重する価値のある個人として扱われるべきなのです。

太陽を浴びる女性

変化の衝動としての寛容

「興味深い矛盾とは、自分が自分自身を受け入れた時、自分が変化出来ることである。」

ロジャースにとって、受け入れることは変化の基本です。心は「迷子になる」ので、そこに寛容がなければ変化もないのです。自分が誰なのかをしっかり見極めて、自分自身を知ることが人としての成長のカギとなるのです。

自分自身でいることの価値

「自分が自分らしくいること、そして他人が他人らしくいることだけで、私は幸せを感じる。」

彼は人間を夕陽のように綺麗なものだと考えていました。彼は私達一人一人が自然体であることの誠実さと信頼性に感謝していたのです。

また、ロジャースは長期的な人間関係において、自分らしくないように演じることは何も生み出さないと学びました。自分らしくいないと自分を拒絶することになるので、幸せになれないのです。

 

感情を認める

「これは感情を心から取り払うことでも、隠すことでもなく、受け入れる気持ちと一緒に経験することである。」

私達が感情を経験する時の適切な措置は、それを避けたり、抑えたりせず、受け入れてあげることなのです。どんな感情でも守り、耳を傾けなければいけません。

その感情が持っているメッセージは何でしょうか?それが分かると自分や他人を知ることが出来ます。それだけで、お互いをよく知れるようになるのです。

ハートと手

不確実性を受け入れる

「私が安定して、賢明で落ち着きのある人間なら私は死に生きていたでしょう。だから、私は混乱や不確実性、恐怖、そして感情の浮き沈みを受け入れます。これは流動的で、混乱を招く、そしてエキサイティングな人生に対する対価なのです。」

恐怖と不確実性は人生の仲間です。全てが制御可能、予測可能、そして安全とは言えません。混乱と感情的な浮き沈みは起こるので、私達は準備が必要です。

全てをコントロールするという考えは、反応する方法を知らない恐怖からやってきます。そして、それは不安が招いた結果です。全てのことを準備する事は不可能ですが、私達はそれが出来るように振る舞ったり、精神的に強くなくてはいけません。

もし流動的に生きたければ、流動的に生きるように学ばなければいけません。すると、柔軟性や楽しさへの道が開いてくれます。

学ぶことを学ぶ

「教育を受けている者は、学ぶことを学ぶ者だ。」

教育を受けた者として、ロジャースは成長と変化にいつも挑戦していました。自己知識と自己実現は人生を歩むうちに変化していきます。教育を受けるには、情報を受けとり、それを反映し、質問しなければいけないのです。

輪の中の男

このように、カール・ロジャースが残してくれた言葉は偉大な知識であり、人を助けてくれるものです。心理学者としての最初の数年、彼はいつも自分に同じ質問をしていました。それは、「私はどうやってこの人を治療、治癒、そして変えることが出来るのだろう?」

しかし、彼の経験はこの質問を、「私は、どうやって患者の個人の成長の為に使うことの出来る関係を提供することが出来るのだろう?」というものに変えたのです。

彼の心理セラピーや治療実践への数多くの貢献は今日も生きています。彼は多くの理論を生み出しましたが、今回紹介した名言を反映することは、彼の考えを理解することに繋がるでしょう。彼の名言は私達を考えさせる力を持っているのです。