魂の感情の傷を癒す方法

魂の感情の傷を癒す方法
Sergio De Dios González

によってレビューと承認されています。 心理学者 Sergio De Dios González.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 21 12月, 2022

私たちはいつも急いでいます。不必要に急いでいます。自分の肩に背負っているたくさんの責任やプレッシャーに巣食う、ストレスと不安に対処してバランスを取ろうとします。しかし、時間がたつにつれその責任が増え、気づかないうちに傷を治すことがどれだけ重要かを忘れてしまいます。

これらすべてが、私たちを自分の本質である魂から遠ざけてしまいます。この分離は、人にネガティブに影響します。この分離によって起こった傷を癒すことは、とても難しいことです。読み進めて、自分の魂への最良の治療法を見つけましょう。

私たちは、自分が自動操縦モードで生きていて、これが基準値になってしまっていることに気づいていません。衝動的に行動、反応して、あまり考えたり、活動そのものを楽しんだりすることがありません。だから自分の魂のための時間がないという風に考えるようになります。

かなりの力と活力で自分を前に推し進めますが、自分の意識を置き去りにしてしまいます。迷子になる心配や自分の本質を失う心配はしません。より良く行うよりも先に行き着くことのほうが重要だと思い込みます。継続的な自動操縦で生きて、自分という本当に重要なものを忘れます

逃げずに魂が追いつくのを待つ

詳しく説明する前に、あるメッセージを伝えたアフリカの話を見てみましょう。

「昔々、一人の旅人がアフリカの最も人がいない場所へ探検に行きました。一緒に来たのは荷物持ち達のみです。深い草木をかき分けて進むために、全員山刀を持っていました。探検家の目標はただひとつです。どんな犠牲を払っても、なるべく早くジャングルを抜けることです。

川に差し掛かった時、出来るだけ短い時間で渡り切らなくてはいけませんでした。丘があれば、より早く進んで1分も無駄にしないようにしなくてはいけません。しかし、突然荷物持ちが止まりました。

その日は数時間しか歩いていなかったため、探検家は驚きます。

『なんでとまったのかい?疲れたのかい?まだ数時間しか歩いていないよ。』

荷物持ちは探検家を見て答えました。

『違います。疲れたわけではないんです。早く進みすぎていて、魂を置き忘れてきてしまったのです。魂が追いつくまでまたなければいけません。』」

早く進みすぎたら、魂を置き去りにしてしまう。

崩れる人


痛みを無視しない

どこかへ早く行くことだけを気にして心がお留守になってしまう危険を表わした美しいアフリカの話です。これはまさにここでお伝えしたいことです。目標だけに注目したら、その道のりは短くなるかもしれません。しかし、自分の利益のために失う時間は、長期的に見て私たちが払わなくてはいけない犠牲です。

私たちは人生を生き急いで、自分を傷つけながらも痛みを無視します。そうすることでそこから逃げて無視しようとするものの、痛みが去ることはなく、私たちを傷つけ続けます。無視すればただ消えると思い込みがちです。消えることもあります。しかし、このタイプの傷に治療が必要なこともあるのです。

自分の魂を消毒したり、特別な方法で傷を治療しなくてはいけないかもしれません。違いを見抜くには、心の知能を必要とします。

傷の治癒には時間がかかる

もし感情的な傷を無視しても、脳に傷痕を残すのを防止することは出来ません。人は子ども時代のトラウマ、自分の人生に影響を及ぼす他の重要な感情的出来事を、成人してからも引きずりがちです。何が起こっているか見えなくなったり、何が起こっているかを解決のために立ち止まって精査したりしなかったら、傷をいやすことは不可能で、傷口が開いたままになります。

すべてのネガティブな経験が神経レベルで深い傷を残し、どれだけ一生懸命無視しようとしても出血し続けます。強くいることは、歯を食いしばって前に進むことではありません。崖を良く観察して、自分の命を救うために橋を架ける方法を見つけることです。

真正面から悲しみに向き合って、何を伝えようとしているか知りましょう。あるいは、ネガティブな感情からくるエネルギーを、誰も傷つけずに利用する方法を見つけましょう。通常の脈に戻れるように不安にお休みを与えることも重要です。そうすることで、私たちを消耗するのではなく助けてくれるような波長で波打ち始めます。

時計


魂に何が起こったのか

私たちがすべきように振りかえらず、何も起こらなかったかのように進み続けたら、魂に何が起こるでしょうか。崖がかなり急で、普通の大股では越えられず、無の中に落ちていったらどうなるでしょうか。こうすることで、すぐに解決できたであろう問題を、助けと時間を必要とする深刻な問題に変えてしまいます。

限界まで私たちを連れて行くような状況から、学びを得ることはできます。しかし、より強くなって這い上がりたいなら、自分自身を見て、経験したすべてから学ばなくてはいけません。

知性をもって自分の感情を評価することを学ばなくてはいけません。すべてにはメッセージが含まれていて、それを読み取るには知性を必要とします。自分自身の姿勢が、その機会を与えてくれます。そうでなければ、不快にさせられるような感情に囲まれてしまいます。責任の海におぼれてしまうのです。問題を底のないじゅうたんの下に隠し続けてしまいます。

前に進むことは重要ですが、その過程で起こることを見逃さないことの方が重要です。人は時間を使って魂の痛みを無視します。時間自体は、開いたままの傷からどんどん逃げていきます。傷をいやすことには、無知ではなく愛が必要です。

砂漠

イメージ:Samantha Gross

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。