他人を喜ばせている人、自分のケアをしましょう!

2019年6月5日
「自分らしさを常に消そうとする世界の中で、自分らしくあることは最も素晴らしい偉業なのだ。」 ―ラルフ・ワルド・エマーソン―

他人を喜ばせることが自分らしくあることよりも大事になっていませんか?もっと多くの人に好かれるために自分じゃない誰かになっていませんか?自分らしさを犠牲にすると、本当の自分が誰だったかを忘れてしまうほどに自分を見失ってしまいます。自分が好きなものは何か、欲しいものは何かがもはや分からなくなってしまうのです。そんなあなたは自分の人生の鍵を他人に譲ってしまっているのです。

本当の自分を犠牲にして、他人が望む人物像になってしまうと、間違った感謝や承認を得る代わりに高い代償を払うことになります。なぜなら本当のことを言うと、みんなが好きなのはあなたなのではなくて、偽物のあなただからです。あなたはみんなに幻を見せているだけなのです。

人生とは他人に認めてもらうためにどれだけ自分を犠牲にできるかということではありません。そのことにあなたはまだ気づいていないのです。人生とは、自分を見つけ、そして自分の持っている一番いいものを捧げることです。もしも、他人が望む人物像になると決めてしまったら、相手の操作や、本来の自分ではない何かになろうとすることで生まれる落ち着かない感覚に晒されやすくなってしまいます。

「どんなことをしたって、全員を喜ばせることなんてできない。これだけは信じてくれ。幸せになるのに誰かの承認など必要ないのだ。」

―ウォルター・リソ―

自分を犠牲にすると、苦しみ始める

本当の自分を犠牲にし始めた瞬間、苦しみが常に人生について回るようになります。周りの人を凝視するようになり、心配と罪悪感で満たされるようになっていきます。常に警戒状態にになり、批判や非難に晒されそうになった時には特にその状態が高まります。

本当の自分を犠牲にすると、その代償が何であろうと、みんなを喜ばせようとし、好きになってもらおうとし、受け入れてもらおうとします。

こうした状況は、あなたを幸せにするどころか、夜を泣いて明かすことになりかねません。不安とストレスが永久的にその場に腰を下ろしてしまうのです。「~しなければいけない」「~であらなければいけない」といった考えが頭を埋め尽くします。こうした要求がどこから来るのか、なぜ落ち着かないのか、あなたには分かりません。

まるで自分の意見が考慮されていないようです。事実、自分の意見というものはもう存在すらしないのです!唯一、考慮されるのは他人の言葉です。更に、自分が相手に対して取る行動に全く疑問を持ちません。全身全霊を注いでしまうのです!ですが・・・なぜ自分に対して満足できないのかふと考えてみたことはありますか?みんなが望むことを全てしているのに、場違いな気がしているのはなぜでしょうか?

他人を喜ばせている人 自分のケアを

他人を喜ばせること―バランスを保つこと

あなたは若い頃から、お隣さんを喜ばせるようにと教えられてきたことでしょう。他人が必要とする時にはその手を貸してあげたり、サポートや励ましの言葉を送り、そして相手の欠点を理解もしていることでしょう。

あなたは相手に対してとても柔軟性があり、時に相手の大きな失敗も許してあげたりします。ですが、自分に対しては同じように接していないように思えます。あなたは自分で自分をいためつけ、自分に対してとても厳しく、完璧でいたいと望み、正しく物事を行わなければ他人に受け入れてもらえず、愛してもらえないと思っています

もしあなたが「ノー」と言えば、他人に拒絶され、嫌われ、その結果、友達を失ってしまうと思っています。ですが、もしあなたの友達の一人があなたに対して「ノー」と言ったら、どうなりますか?あなたは、理解を示しますよね?ありのままの自分でいることを許してあげませんか?自分の想っていること、欲しいことを言葉にするのを許してあげませんか?この際思い切って、他人を喜ばせるのではなくて、自分に正直になることを許してあげませんか?

私達は往々にして、自分がどのような人間であるべきかという概念については曖昧だったりします。そのせいで、現実には自分の人生の主人公は自分なのに、自分のニーズを脇に置いてしまうのです。焦点がずれ、間違った道を進んでしまい、そのために高い代償を払うことになってしまいます。

自分の面倒を見ず、他人を喜ばせることに苦心し、自分を騙し、誰か別人のフリをし、嘘をつくのです。ほんの数回、笑顔や誉め言葉をもらうためにです。一体、私達は何をやっているのでしょうか?

「自分らしさを常に消そうとする世界の中で、自分らしくあることは最も素晴らしい偉業なのだ。」

―ラルフ・ワルド・エマーソン―

今こそ自尊心を高める時

他人を喜ばせるために本当の自分を犠牲にすると、自尊心が粉々になってしまうことになります。幸せになるのに他人に頼ってしまい、そして、幸せにはなれなくなるのです。

いろいろと尽くしてあげた友達が絶交してきたら、どうなるのでしょうか?パートナーが去ってしまったら、どうなるのでしょうか?そして、もし明日上司にクビにされたら?こうした状況はどれも、独りで直面しなければならなくなる状況です。そうなれば、かつての自分、ほんの一握りの人がくれた笑顔のために犠牲にしてしまった本当の自分、あなたが否定してしまった自分を見つけなければならなくなるでしょう。

人生には壊れてしまった欠片を拾い集めるしかない時というのがあります。自分にこれっぽっちも振り向いてあげなかったために壊れてしまった欠片をです。自尊心を高めるにはこれしか方法がありません。

他人ではなく、自分のケアを

自分の面倒を見ること、悲しみと絶望の時に自分を助けてあげることは、自分勝手ではありません。一人になって、誰にも会いたくないと望むことは全くもって許されることです。自分を甘やかし、自分の心に耳を傾け、自分の側にいてあげる必要があるのです

私達は他人の言葉を恐れますが、自分を見失ったり、何より大切なことである自分のために幸せになることを忘れてしまったりすることは恐れません。

他人を喜ばせることで無駄にしてしまった時間は全く有益ではありません。それによりあなたは脆弱になり、有害な人にそれを利用され、意のままに操作されてしまいかねません。常に他人の心配をすることは忘れて、自分の心配をするために時間を捧げましょう。

「制限をあえて設けることは、相手を失望させるリスクを冒してでも、自分を愛する勇気を持つことだ。」

―ブレーネ・デ・ブラウン―