友達間の嫉妬とはどんなもの?

年齢に関係なく、人生のどのライフステージにも嫉妬しやすい友達はいます。特別な注目、時間を欲しがり、あなたが他の友達と遊びに行くと怒ります。この行動の裏には何があるのでしょう?
友達間の嫉妬とはどんなもの?

最後の更新: 11 12月, 2020

友達間の嫉妬は珍しいことではありません。それが悪気のない人間としての感情の結果なら、正常なことです。しかし、中には害になるものもあります。嫉妬は、誤解や緊張の突発的な原因となり、友人関係に影響を与えかねません。

「嫉妬は、魂の黄疸である」これは17世紀の詩人ジョン・ドライデンの有名な言葉です。人間関係(恋愛関係であってもそうでなくても)に毒であるだけでなく、嫉妬感情を抱える人自身にとっても害があります。心理学的観点から言うと、これは理解のできる比較的正常なプロセスです。誰しも、どこかで嫉妬心を感じたことがあるでしょう。

大切な友達が、他の人と親しい関係にあると分かると、痛みや嫉妬が始まることがあります。これは、幼少期、思春期、青年期初期によく見られます。しかし成長するにつれ、友達を「自分のもの」だとは考えなくなります。人間関係がより健全になり、嫉妬、妬み、怒りから解放されます。

しかし、このような成長は年齢と共に自然と身に着くものではありません。大人になり、嫉妬しやすい友達と出会ったことがある人もいるでしょう。これはあなただけではありません。共依存的関係は友人関係にもみられるのです

嫉妬 友達

友達間の嫉妬:特徴、原因、行動

「嫉妬する人の愛は他の人より多いが、嫉妬しない人はもっと上手に人を愛する」というのはモリエールの言葉です。嫉妬は、愛着、感謝、称賛、情熱、人間関係といった概念をゆがめます。問題を起こし、関わるすべての人を捕らえてしまいます。嫉妬しやすい友達には、あまり人が話したがらない独特な特徴があります。

恋愛関係において嫉妬が有害であることはご存知でしょう。友人関係も同じです。ここで、嫉妬とうらやましいという思いは違うということを知っておくことは重要です。嫉妬は、何か大切なものを第三者にとられるという不快な感覚です。そして、人が持っているものを欲しがるのが、うらやましいという思いです。

では、この複雑で独特な友達間の嫉妬について分析していきましょう。

友達間の嫉妬とはどんなもの?

嫉妬に年齢や性別は関係ありません。いつでもどんな状況でも嫉妬心を抱くことがあります。理論上では、成熟した大人は嫉妬のない友人関係を築くことができるはずですが、実際は必ずしもそうとは限りません。以下で、友人関係における嫉妬の表出をいくつかご紹介します。

  • 友達が他の人と遊びに行き、その人と考えや気持ちを共有し合うことに、不安を感じることがあります。その相手は「あなたの」友達であり、他の人のものではないかのように感じます。
  • 他の2人に嫉妬することがあります。
  • 嫉妬しやすい友達は、頼み事や話す時間、メールへの素早い返事、日々行うことの報告などを求めます。
  • 嫉妬しやすい友達の独占欲は、脅威として現れることが多々あります。「あの人と遊ぶなら、もうあなたとは話さない。今一緒にいられないなら、私はどうでもいいってこと?」などと言います。

小学生ならまだ感情面が充分に発達していないため、このような感情に対処できないのも普通です。「あれをするなら、もう友達じゃない」と子どもの口から聞くのは普通のことで、適切な発達をしていると言えます。しかし、大人のこのような発言は不適切で、健全なものではありません。

友人関係における嫉妬行動の原因

ペンシルバニア大学の心理学教授 Peter DeScioliは、ソーシャルメディアにおける人間関係の研究を行いました。関係がどのように築かれ、どのように仲間を作り、なぜケンカや違い、嫉妬が起こるのかを知ることが研究の目的です。

  • 進化心理学者は、長年にわたり嫉妬の研究を行っています。所有の欲求を満たすニーズと関係しており、自分の生存や幸福感を保証してくれる人をキープしようとするのです。
  • コネチカット州にあるサクレッド・ハート大学のJeffrey G. Parker教授が行った10代の子どもの嫉妬に関する研究では、非常に興味深い結果がでました。嫉妬行動の裏には、精神的問題やある程度の疎外感を感じていることがあるということです。家庭に問題がある子どもは、友達が唯一の頼みになっていることも少なくありません。

大人でも同様のことが起こります。パートナーや家族から必要とされる安心や構造を与えられない場合、親しい友達が命綱であるかのようにしがみつくことがあるのです。

友達 嫉妬

友達間の嫉妬への対処法は?

友人関係における嫉妬は、特に独占欲があり過度の場合、問題が生じます。友達からの嫉妬を経験した時にできることを次にご紹介します。

  • 相手の行動が不適切で認められないことをその人に説明します。
  • どんな人間関係にも、嫉妬は歓迎されるものではありません。また、嫉妬は相手に対する愛情のものさしにはなりません。嫉妬は有害で、できる限り早く線引きをすることが大切です。
  • 友達の行動の原因を理解する努力をします。自尊心が低いのでしょうか? 依存的な関係になるきっかけはあったでしょうか? 嫉妬の理由を理解することで、より共感し、賢く対応しやすくなります。
  • 友達の嫉妬により、自分の行動やライフスタイルが変わらないよう注意しましょう。

嫉妬が過度で、あなたの生活にも影響するようであれば、より厳しい対応が必要になるかもしれません。友人関係には、理解、信頼、自由が大切です。自分の成長につながり、鼓舞してくれるような関係であるべきです。もし、威圧されているように感じているのであれば、毒のある関係を切る時が来ているのかもしれません。考えてみましょう。

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  • Kim, H. (2019). Personal and contextual factors in young adolescent friendship jealousy: The role of self-esteem and friendship network structure. Dissertation Abstracts International: Section B: The Sciences and Engineering80(2-B(E)), No-Specified.