ハイリー・センシティブ・パーソンの世界

· 2018年2月28日

ハイリー・センシティブ・パーソンは、その人だけにしかわからない言語を持っています。感情の言語です。とても親密で知覚の鋭い言語で、こころが常に緊張状態で影響を受けやすくなっています。ハイリー・センシティブ・パーソンがとても良く理解していることは、弱さはたぐいまれな才能ということです。これは力に溢れた精神的な筋肉のようです。リスクを最小限にするために、自由に使うことができる強力なツールです。それは、心の知能です。

ハイリー・センシティブ・パーソンは、隠れて人間の景観に混ざっていますが、いつもそこにいます。皆が同じように生き、同じように反応し、同じ窓を通して現実を見ることが簡単でないことはわたしたちもよくわかっています。わたしたちがみな同じような規定に沿って、同じ感情的言語を話しているわけではないのです。

 

「すべてに対して気配りがいってしまうひとなら、その人は敏感になる。敏感になることは、美しさを内面的に認識していることで、美しさの意味を知っていることだ。」

-ジッドゥ・クリシュナムルティ-

ハイリー・センシティブ・パーソンの日々は、ハリネズミの背中やバラのとげとげの茎のようです。すべてが普通より痛くて、でも同時にもっとワクワクします。このような敏感さのタイプを知らない人は、ちょっと変に思うかもしれません。この種の失礼で不注意な人は、良く考えもせず、次のようなことを言ったりします。「なんでも真剣にとらえすぎ。もっと強くならなきゃ。もっと明るく。

Ted Zeff博士の「ハイリー・センシティブ・パーソンのためのサバイバルガイド(原題:Survival Guide for the Highly Sensitive Person)」などのいくつかの資料によれば、ハイリー・センシティブ・パーソンは超敏感な神経システムを持っています。脳のエリアの一部がかなり激しく機能します。特に、島皮質と共感や感情的な反応をつかさどる脳の部分が敏感に反応します。

別の周波で世界と調和している脳を持つ人にとって、「もっとタフになること」はできることではありません。自分ではないものになれる人はいません。感情がいっぱいいっぱいになっているときに自分の感情のボリュームを下げることもできません。魂がわたしたちに語り掛けているとき、現実が突然わたしたちだけにしか見えない素晴らしい色合いを見せているとき、感情をコントロールすることはできません。

窓に葉っぱ

ハイリー・センシティブ・パーソンと彼らを取り巻くものの多さ

わたしたちの多くは、「見てもいいけど触れちゃいけない」と愛着を持って言える友人がいるかと思います。その人の細かく調整された匂いやタッチのセンスが、わたしたちの注意をひきます。あまり快適じゃない、かゆい、アレルギー反応を起こすという理由で、その人が使えない生地があります。

時々、ちょっとつねったり、普通より大きな音が彼に激しい痛みを与えます。ハイリー・センシティブ・パーソンは、パーティーや集まりに参加しても、端っこに隠れて家に帰りたいと思っている人です。

精神科医で「感情的解放((原題:Emotional Freedom)」の作者ジュディス・オルロフ氏によれば、超敏感な人の感覚的な認識の敷居は他の人と異なります。すべての刺激が50倍に感じられます。しかし、これはすべてが痛みを伴うというわけではありません。この繊細な認識と感情的な敷居は、様々な激しい方法で生命の美しさと調和する能力を持っています。わたしたちの多くは、そのような美しさを完全に見逃してしまっています。

だから、ハイリー・センシティブ・パーソンが才能であるということは間違っていません。しかし、ハイリー・センシティブ・パーソンは受ける刺激をマネージメントし、適切にフィルター掛けを行うことができるようにする必要があるのも事実です。自分の自尊心や感情的な統合性を管理するため、自分の環境の中で保護の盾をちゃんと使えるようになったら、類まれなレベルの感覚的成熟に達します。

ハイリー・センシティブ・パーソンは、細かいことのユニークさに気づく人です。沈黙や貴重な孤独の中に満足感を見つけられる人です。このような静かな時には、どんなアクティビティー(特にアート系)もワクワクしたものになります。人口の20%しかいないハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)でないと説明するのが難しい、感覚、喜び、絶妙な感情の共感の爆発です。

7色の反射

ハイリー・センシティブ・パーソンと彼の沈黙の世界

仕事が終わった後、妹とコーヒーを飲んでいたアレックス。 一日中胸のつかえを感じていて疲弊していることを妹に話しました。彼のボスはセールスチーフとしての彼の仕事ぶりを観察し、ちょっとした非難をしました。アレックスはそれをあまりよく受け取りませんでした。彼はそれに影響され、同僚からたちはそのことで一日中からかわれました。さらに悪いことに、オフィスではみんながすでに彼のことを「ドラマクイーン(過剰に騒ぎ立てる人)」と呼んでいることを知っています。

「誰の敏感さも無視してはいけない。それは才能なのだから。」

–シャルル・ボードレール–

これは多くのHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)のひとたちが生きる現実を表すいい例です。高い敏感さは女性だけのものではありません。ハイリー・センシティブ・パーソンの半分は男性です。敏感な男性を受け入れない社会から最もプレッシャーを受けているのはこういったハイリー・センシティブ・パーソンの男性です。 わたしたちの文化は、感情を閉じ込めず、非難に痛みを感じ、涙を流し、一人のスポーツを好み、周りの人に強い共感を持つ男性という考えを拒否しています。

島にたたずむ男性

高い敏感性は現在ではよく知られたトピックですが、まだ陰に隠れている人はたくさんいます。静かに様子を伺い、自分に注目が集まらないようにして、傷つくのを避けて生きてます。とがった先で溢れた世界で、彼らは自分たちの方法で生き延びています。しかし、「互いに許しあって生きていく」精神と尊敬は、わたしたちみんなの人生において重要です。そうすることで、わたしたちそれぞれが本当の意味での個々の満足感を得られるようになります。