ヘテロ攻撃行動:それは何?どんなもの?

22 12月, 2018

パウロ・コエーリョのこんな言葉を聞いたことがありますか?「恐れは一般的に攻撃、もしくは服従という2つの形で現れる。」ヘテロ攻撃行動においては、「攻撃」の形でそれは現れます。

ですがこのお話に進む前に、これは性別とは無関係だということをはっきりと述べておきましょう。最近は、性別と態度に関するものにはすべてに名前がついてしまうので、はっきりとさせておきたいのです。この現象は男性優越主義や女性に対する暴力とは無関係です。

「すべての社会や集団には、人々が怒りという蓄積したエネルギーを発散させる出口への道筋が必要である。」

― フランツ・ファノン

 

ヘテロ攻撃行動ってなに?

まずはヘテロ攻撃行動とはどういったものかについて明らかにしたいと思います。ここでは、外の標的に向けられた攻撃的行動を一つにまとめた攻撃性のタイプを意味しています

自己攻撃行動は、被害者と攻撃者が同じ人物であるすべての行動を意味するので、これとは異なります。

この現象には、他人に対する攻撃的な行動、物理的な喧嘩、言葉を使った侮辱などを含む、強度と類型において多くのパターンが存在します。

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叫ぶ男性

攻撃行動は別の異なる障害に関連する傾向もあるようですが、必ずしもそうとは言えないことも研究で証明されています。その原因は、精神異常や感情の問題といった精神的なトラブルから、身体的問題とも関係があります

 

ヘテロ攻撃行動の特徴とは?

ヘテロ攻撃行動には以下のような強い特徴があります。

  • このタイプの攻撃行動は常に他人、もしくは外部のものに向けられます。自分自身に向けられることは決してありません。つまり、自己攻撃行動とは全く違います。常に自分ではなく他人に怒りが向けられます。
  • 前述したように、全ての攻撃行動を含みます。身体的なこともあれば、単にジェスチャーだけのこともあります。
  • ヘテロ攻撃行動を人間の生物学と関連させた研究もいくつかあります。それによると、縄張り行動と性本能と関係があるそうです。
  • この変化は個人のあらゆる部分に影響を与えます。患者の感情、社会、認知、身体的なもの全てです。
  • 感情のレベルにおいては、怒りや激怒といった形で現れます。
  • その他の一般的な症状は、言葉の変化です。声のトーン、ジェスチャー、顔の表情なども含まれます。
  • ヘテロ攻撃行動の患者は、執着や自己破壊的な性格に苦しみます。また迫害コンプレックスも抱えます。
  • 患者の社会生活や人間関係にネガティブな影響を及ぼします。

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怒鳴る

 

何がヘテロ攻撃行動症候群をまねくのか?

ヘテロ攻撃行動を引き起こす3つの要因があります。統合失調症、双極性障害、うつ病などの精神障害が関連していると言われています。

 

妨害行動

これは他人の妨害、邪魔になる行動を意味します。これはしばしば行動障害、消極性、反抗的な態度という形で幼少期から現れます。一般的にこういった態度は、10歳以下の子供には普通に見られることです。ですが、ヘテロ攻撃行動の場合は、従うことを拒絶し、挑発的で、非常に反抗的になります。こういった行動は「普通」とはかけ離れたものです。

行動障害のある個人は(これもまた専門家によると幼少期に見られるものですが)、繰り返し他人の基本的な権利を侵す傾向があります。社会的な「普通」という境界線を何度も何度も超えてしまうのです。

 

爆発性

断続的な爆発性障害として知られています。攻撃的な衝動を全く抑えることの出来ないのが、この行動の特徴です。

きっかけに関係なく、身体的または言葉による攻撃的な行動が引き出されます。数秒から数分間この怒りが続く場合がありますが、通常は怒りが出てきた時と同様に、あっという間に収まります。

怒り

 

 動揺

また恐れ、心労、不安など気分の変動と共に、多動も引き起こします。反応の仕方は中程度のものから、暴力など強度のものまで様々です。

薬もしくは中毒物質、全身感染症、神経障害など、様々なことが動揺の原因となります。

ヘテロ攻撃行動によってもたらされる結果は様々で、またその原因も様々です。犯罪行為、破壊的態度、非現実的問題解決、不安などがその可能性に含まれます。

 

「攻撃性に流される者は、思考を失い、それに加えて強さも失う。何かしら確かなものを持っている人は、声を荒げたり興奮する必要などないのだ。」

- ジュリアン・マリアス -

 

御覧のように、この現象は深刻で危険な特定の障害と関係性があります。暴力的な行動を摂る様になれば、他人にも危害を加えることになります。