被害者意識を持つ人に屈しないために

2019年11月30日
被害者意識について聞いたことがありますか?あなたも苦情を言ったり苦情を常に受け​​ていませんか?被害者意識とはどういうものなのでしょう。

誰もが、人生の中で痛みを伴う状況やトラウマ的な状況で被害者意識を感じたことがあるでしょう。それは、脆弱性があり、守られていないと感じ、誰かによるケアと保護が必要だと感じる状態のことです。被害者文化や被害者意識は、被害者が慰めと支援を感じることにより、さらに強化されます。

周りの人から心配してもらったり、守ってもらったりした際に、他人の注意を引くことで良い気持ちになることがあります。私たちは重要なのだと感じ、他人が常に見守ってくれることを望みます。

このように反応するとき、慢性的な犠牲者となり「犠牲者」のアイデンティティが生まれます。これにより、被害者の精神を持ち、特定の状況で常に被害者であることを好むようになります。

このアイデンティティは、自分で見つけた犠牲者の文化に包まれています。周りにそのような人がいた場合、私たちは、困っている人々を助けることで賞賛を得ます。逆に助けなければ、否定的な社会的批判にさらされる可能性があります。

慢性的な被害者意識自体は神経疾患に分類される病気ではありませんが、妄想性人格障害を発症する心理的基盤になる可能性があります。

被害者意識

被害者の役割とは?

継続的な同情

自分自身を気の毒に思うとき、被害者のような気分になることはありますが、それをライフスタイルにして常に被害者気分でいる人がいます。この理由は何でしょうか?どうしてこれらのネガティブな感情に浸るのを好むのでしょうか?

答えは簡単です。同情と注目を集められるからです。被害者になったときに生じる同情により、「継続的なループ」に入ります。気分が落ち込んでいると、人は同情してくれ、助けてくれるので、常に被害者のように振る舞うのです。

社会の役割

被害者文化において社会は重要な役割を果たします。比較文学の専門家であり「被害者の分析」の著者であるジリョーリによると、被害者であることを好む人々は、文化を支配する社会法への文化的付加物であると主張しています。被害者として見られることが「社会的に良い」と考えられ、困っている人を助けることは、前向きな姿勢であると考えらます。

被害者の文化では、「かわいそう」、「彼には誰も支えてくれる人がいない」、「自分の母親を助けない人がいるのか?」、「自分の母親を助けないなんて悪い娘だ…」などのフレーズで被害者の役割を強化する傾向があります。これらのすべては、他人を助けなかった場合、相手がどう思うかという恐怖が混じっています。

ローカス・オブ・コントロール

被害者意識を持つ人は、彼らに起こるすべてが他人のせいであるか、環境のせいであると本当に信じています。彼らは「私は本当に不運だ」または「なぜ悪いことばかり起こるのか」と考えています。

これは、ローカス・オブ・コントロール(行動や評価の原因を自己や他人のどこに求めるかという統制の所在)が外側 にあり、自分の行動に責任を持つことができない状態を言います。それどころか、常に、責任は自分以外の人や環境にあると考えています。

ネガティビズム

被害者意識を持つ人は、彼らに起こることを悪化させる傾向があります。バランスを崩し、物事のポジティブな側面を見ようとしません。完全にネガティブな点ばかりに焦点を合わせているので、良いことがあってもそれに気づくことができないのです。

このため、彼らの問題解決戦略は内容によって不鮮明になります。困難に対する可能な代替解決策を考えず、人生をうまく歩んでいくことができなくなります。

「楽観主義は有意義な生活にとって非常に貴重です。ポジティブな未来への確固たる信念により、人生を最も重要なものに向けて修正することが可能だからです。」

-マーティン・セリグマン-

被害者意識

コミュニケーションの一形態としての感情的脅迫

慢性的な被害者意識を持つ人は、目標を達成するために周囲の人を操作しようとします。このため、最も共感的な人に近く傾向があります。彼らに焦点を合わせ、自身の利益のため、望むものを手に入れるためにその共感を利用します。

その人が期待したことを行わない場合、自らを犠牲者とし、その人物を悪者にします。:

  • 「いつもあなたのためにいろいろしてあげてるのに、恩を仇で返すの?」
  • 「ほっといて。」
  • 「助けてくれないってことは、私のこと愛してないのね。」

これはすべて、他人に罪悪感を与えます。簡単に言えば、感情的脅迫を通して自分が望むものを手に入れようとします。

こちらもご参考に:
妄想の主なタイプとは?

被害者意識を持った人物への対処法

いずれにしても、彼らが望むものを与えないでください。彼らに屈しないでください。さもないと、被害者ぶった行動を奨励することになるからです。周囲の人が屈することは、悪循環を生み出すだけです。彼らのニーズを満たし、求めている注意を向けることは、単に被害者意識を持続させ、後押しするだけです。

なぜ彼らに対して態度を変えたのか、その理由と、彼らを助けようとしている旨を説明する必要があります。相手はその変化の理由とメリットを理解するかもしれません。一見、相手のことを助けず、望むものを与えないように見えますが、実際はそれこそ相手を助けることとなるのです。

また、感情的な距離を保つようにしましょう。ネガティブな人に囲まれていると、あなた自身も疲れてしまいます。幸福であることは重要であるため、自分自身を保護し、制限を設定する必要があります。

ご存知でしたか?:
ほろ苦い人達:言葉よりも饒舌な行動

代替アクション

被害者意識の高い人には、代替行動を提案することができます:

  • これまでにやったこととは違う何をすることができるか?
  • どんな責任を受け入れることができるか?
  • 何が起こるかについては、本人が重要な役割を担っていること、すべてが運や他人のせいではないことを受け入れられるか?

その人が自分を変えたくない場合は、あまり関与しないでください。誰かを喜ばせるために自分を犠牲にすることはできません。彼らに理解を示し、手を差し伸べることは重要ですが、そのために自分の幸福を犠牲にしないでください。

あなたには罪がないことを忘れないでください。罪悪感は被害者意識のある人が利用する武器です。被害者の希望を満たさない場合、罪悪感を感じることがありますが、それは彼らが罪悪感を使って望むものを手に入れようとしていることを忘れないでください。

「いいえ」と言うことを学んでください。何かをする気がないときは、「いいえ」と親切に、しかしはっきり明確に言いましょう。相手が都合のいいように解釈する場合があるので、彼らに多くの言い訳を与えないでください。

専門家に助けを求めるように彼らに勧めてください。慢性的な被害者意識を持っている場合、本当に彼らを助けることができる専門家からの心理的な援助を受けることをお勧めします。

ご覧のように、被害者意識の文化は、他人を助けるために私たちの気持ちとニーズを変えようと誘導する場合があります。これに惑わされないように、自分自身を保護し、被害者意識をもつ人の変化を促すことが重要です。