生きる:結び目を解き夢を縫製し物語を紡ぐこと

2019年4月29日

生きるためには、夢を紡いで、過去や今の結び目を解いて、より大きな自由で前に進まなくてはいけません。意味のある人生を送るということは、物語を紡ぐ者であるということです。こういった人は、暗い雲や冷たい風から解放されている、良い人間関係の職人、幸福に成長できるより良い空間と環境の追跡者です。

この考えを持っていることは、間違いなく、複雑な「今この瞬間」の中の邪魔な驚きに対処する良い方法です。この説明的な言葉には、このような意味が含まれています。「人生は、どれくらい早く走れるか、どれだけ高く登れるかではなく、どれだけ良く跳ね返せるかということである。

つまり、充実した現実を得るのは、逆境の際にどのように反応すべきかを知るという巧妙な工程です。幸福というのは、まっすぐな道ではなく、創造性、反応、行動、生き残りの中での実践です。

「人生一度きり、でも正しくやれば、それで十分。」

-メイ・ウエスト

人生を生きることは、ただ存在していることではありません。誰しも分かっていることかと思いますが、忘れがちなことでもあります。自分を真の主人公に育てあげるということには、いくつかの意味があります。一つ目は、自分に責任を持つということです。2つ目は、情熱、熱意、心からの欲求を持って、より良いものを求めることです。3つ目は、人生に意味を与えるということです。

3つ目は最も重要で、覚えておかなくてはいけない項目です。ポジティブ心理学の流れの中で、「幸福」という用語より重要視されてきている言葉です。なぜでしょう?幸福は時間に制限されているのに対して、自分の現実に意味を与えることは、より継続的なもの、存在し生きていく理由を与えてくれるからです。

体育すわり
自分らしく生きられるか

誰しも、このことについて一度は考えたことがあるのではないでしょうか。すべてが心地よく聞こえる周波数のなかで、人生を思い通りに生きることほど満足感を得られるものはない、と言われます。これは、まるでモネの絵画な、全てが輝く特別な調和の中で生きることを指しています。

しかし、遅かれ早かれ、それがいつも可能とは限らないと気づきます。自由意志は、幻想と大差ありません。これは、2つの理由から言えます。人の社会的な文脈と遺伝的な条件付けが人を制限するからです。

さらに、ポジティブ心理学の支持者数人によって出版された、興味深い著書、『Designing Positive Psychology(ポジティブ心理をデザインする)』によれば、人は自分自身の文化から幸せの在り方を教えられます。社会は、人がどのような重要な目標を追い求めるべきで、幸せになるため何を変えるべきかも説きます。人は、自分の人生を自由に構築できると感じることもありますが、これは幻想です。私たちは、完全には自由ではありません。

完璧な例は、広告業界に見られます。広告によって、満足感を得るために最新のスマホを買うべきであると思い込まされます。さらに、美しさは一通りしか存在せず、皆が魅力的になるためにそれを志すべきだとされます。これによって、心理社会的な文脈が決定的に人に影響を与えることがわかるかと思います。

風船

文化が人にしみこませている別の考え方は、幸福は感情的な快適さに等しいという典型的な考えです。悲しみ、怒り、いらだち、失敗、落胆などの側面は、隠したり、避けたりしなくてはいけません。物理的な傷をバンドエイドで隠すようにです。その理由を知ることに意味はありません。それらを黙らせて、存在しないかのように目を背けるほうが、よしとされているのです。

しかし、こういった感覚は存在するものです。ネガティブな感情は人間の一部です。これらの感情は、生き延びより良く生きるために、大脳辺縁系で処理されます. . .

「完璧でなくても構わないなら、あなたは良い人間になれます。」

– ジョン・スタインベック

意味のある人生を構築する技術

自分だけの方法で生きることができるほど、完全に自由に生きることができないということはお分かりいただけたかと思います。尊重するべき、制限、義務、規範が存在するからです。しかし、人が社会的な生き物として共生するためのこれらの避けられない原理を超えて、目を見開いて、人を制限して動きと自由を奪う結び目に囚われないようにしなくてはいけません。

これらの多くの結び目は、文化、家族、社交的な関係によってつくられます。家父長制の社会によっても作られます。その為、 これらを感じ取って、成長を阻害する不快な結び目を捨て去らなくてはいけません。

 

女性

意味を見つけることで、より充実した存在を手に入れることができます。この方法によって、より今という時に存在して、今この瞬間に感謝することができます。しかし、自分自身に次のことも訊ねてみなくてはいけません。明日に何を求めるか?近い将来の自分像はどんなものか?

 

これらの質問の答えは、あなたの現在に意味を与えます。道を明確にして、希望と動機を与えてくれます。そうすることで初めて、自分自身の重要な目的に即して、より良く物語を紡いで、夢を育てることができます。