自分の体を好きになるのは難しい

· 2018年11月5日

体の美しさの基準は、社会によって様々です。歴史や世界を通して見ると、「美」は耐えず変化していることが分かります。ある時代、ある場所では、ふくよかな人が美しいとされます。華やかさと力の証です。また、場所が変わると、顔のカタチや皮膚に残った傷が美しいとされます。問題は、現代社会において、自分の体を認め、自分の体を好きな人がなかなかいないことです。

現代は「商業のための美」の時代です。化粧品などを使い、より美しい顔、より美しいプロポーションを目指します。これには、もちろん、お金がかかります。魅力が売られ、そして買われるのです。この裏には、莫大な経済効果があります。

「私たちは、魂は体であり、体は魂であることを知っている。人々は、これらが別のものだと私達に言い聞かようとする。魂を体の奴隷にすれば、それらを手の内にできると説得したいからだ。」

-ジョージ・バーナード・ショー-

これが、今問題になっています。男性、女性、場所を問わず、商業の美を自分にも当てはめようとしています。操られていることに気付いていない、もしくは、忘れてしまったのです。人が自分の体を気に入らないのを利用し、儲けようとしている人がいます。この商業の美に自分を当てはめようとすると、ほんの少しの脂肪が気になり、自分はダメだと感じてしまいます。

メディアの力は強力ですが、これに抵抗する力をつけましょう。次に、そのためのアイディアを紹介します。

メディアが送る体に関するメッセージを理解する

はっきり言えることがあります。それは、メディアで見るモデルは、自然の美ではないと言うことです。ほとんどのモデルが、何かしらの方法を使っています。完璧な体を手に入れるため、長時間ジムでトレーニングをしたり、整形する人もいます。それに、写真の加工技術が加わります。これらを全て使っているモデルもいるでしょう。

羽のある女性

「完璧なプロポーション」は、美を宣伝する人、売る人により作られたものです。私達は、決まった特徴をもつ体だけが「完璧」で、それ以外はダメだと刷り込まれています。美容クリームや手術、コスメなどの売り手が、このアイディアを押し付けているのです。理想の体を手に入れるのに苦労しなかったり、皆が自分の体を好きであれば、この手のビジネスは発展しません。

考えてみてください。あなたも、決まった体や顔だけをきれいだと思い込んでいませんか?目を覚ましましょう。自分をおびやかしかねないネガティブなメディアのメッセージから、自分を守らなくてはなりません。

自分の体を認め、好きになることが、なぜそう難しいのか?

お気づきかもしれませんが、自分の体に満足している人はそういません。雑誌やテレビに出ているモデルも同じです。皆、自分の体に何かしらのコンプレックスを抱えています。背が高すぎる、低すぎる、髪がストレートではない、お尻が大きすぎる、小さすぎるなどです。自分の体に不満がある人はとても多く、自分の体を好きな人の方が、ずっと少ないのです。

男性

さらに、人は、周りの人の体まで気にします。特に女性は、聞かれてもいないのに、人の体を評価したがります。「もう少し痩せたら、ステキなのに」「髪切る前の方が良かった」など、あなたも誰かに評価されています。専門家のような批評をし、それでいながら、あなたの容姿が良くなったら、それはそれで嫌なのです。人の欠点を見つけ、自分の方が良いと感じることが目的です。

自分の体を認められないと、その奥に自分や親しい人への不満を隠し、ためていくことになります。自分に価値がないように思えます。自分自身を愛するという考えの比重を体に置きます。または、今まで、公平さや安心感に欠けた人間関係を築いてきたことが原因となっているのかもしれません。周りの人が、自分をありのまま認めてくれると、自分を認めやすくなるものです。

自分の体

自分の体を大切にしましょう。体の様々な機能が働くよう、健康を保つことは重要です。そして、自分の好きな容姿でいることも大切です。人の価値は体で決まるものではありません。雑誌に出る人に似せたからと言って、より均衡のとれた、幸せな生活が送れるわけでもありません。そう信じたいかもしれませんが、現実は異なります。ステキな体だからと言って、それだけで人生の重大な目標が達成できる事もありません。自分の体を認めると言うことは、ありのままを受け入れることにつながります。