自己責任:靴に石が入ったらどうしますか?

20 8月, 2020
心の中にある石にはどう対処したらいいでしょうか? そのカギが自己責任です!読み進め、これについて学んでいきましょう。

自己責任なしに、進歩したり、何かを達成したり、勝利することは不可能です。ですので自己責任という精神的な力は、社会において大きな影響があります。自分の行為や行動に皆がもう少し責任を持てば、今より発展した、尊重し合う社会、別の世界ができるのではないでしょうか。

ビクトール・フランクルは、ある講義の中で、象徴である自由の女神にアメリカ人は別の名前を付けるべきだったと言っています。「責任の女神」と名付けるべきだったというのが、この有名な精神科医の考えです。

これは、どんな状況にでも当てはまる、自由は責任を通してのみ可能になる人間固有の力だという考えに基づいています。

責任をもつということは、自分の世話をし、どんな行為や行動にも結果が伴うということを理解することです。また、心理療法士アルバート・エリスは、多くの人は責任をもつより、それを避けたり逃れるほうが簡単だと思っていると指摘します。

例えばセラピーでは、周りで起こることに責任をもつことができない人がいます。これは防衛メカニズムで、これにより自分の不幸をパートナーや家族、同僚、政治家のせいにしやすくなります。そして、変化のカギが自分の中にあることを知らずに、自分の不快さを他人に投影しているのです。

自己責任

自己責任:靴に石が入ったら自分で取り除くということ

時々、足を引きずって歩くことがあります。足の裏は痛み、靴が嫌になり、足を踏み出す度に靴の中に何かがあって痛みを感じます。それでも、立ち止まって何がおかしいか確認しません。座りって邪魔な石を出すのではなく、道が悪い、あるいは靴が悪いなどと文句を言うのです

自分の人生を動かそうとせず、自分の問題を解決しようとしない人は特にそうですが、人生は不公平なこともあるということを頭にいれておきましょう。

自分の幸せは自分の責任

人は、自分の外にあるものよりも内にあるものに攻撃を受けると孔子は言っています。実際、周囲によって幸せのチャンスが決まるのは本当です。また、社会的要素や経済的要素、幼少期のトラウマにより条件が付くのも間違いないでしょう。しかし、自分の幸せの主な敵となるのは自分です。過去のせいにするのはやめましょう!

そこで、より有益な変化を起こすために、自己責任を持って自分との向き合い方を知ることが大切です。では、どのようにしたらいいのでしょうか?そのためには、勇気ある決断、行動を起こすこと、自分のニーズを知ること、そして努力することが必要です。そして何より、人のせいにするのはやめ、自分の作りたい世界を指揮する役を自分で務めましょう。

また、完璧な精神や逆境への耐性を持って生まれてくる人はいないということを知っておくことは重要です。大丈夫でいる方法を知る必要があり、これには心理セラピーが役立ちます。セラピーでは、バランスの取れた生活や幸せに近づくための変化やストラテジーを得ることができます。

「親はアドバイスを与え、正しい道をすすめてくれるが、自分の性格を最終的に形成するのは自分なのだ」

-アンネ・フランク-

人が行うことに対して、感じ方を決めるのは自分

「靴の中の石」は、様々な形でやってきます。それはあなたの平穏を奪うものであったり、気分を悪くしたり、時には、怒りを彷彿させるものであったりします。また、精神的別れや失望の痛みを抱えることもあります。

このような状況に身に覚えがある人もいるでしょう。自己責任は、あなたの感情のコントロールとも関係しているのです

苦しみを、靴の中の痛く邪魔な石のようにずっと持っておくことはできません。きちんとそれと向き合い、石を取り除く必要があります。つまり、まずは感情の影響を理解し、認めなければなりません。そしてそれを調整し、対策を講じ、それから新たな決断をするのです。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の認知科学科が行った研究によると、精神的責任に働きかけることで、幸福に近づくことができるそうです。

自己責任

失敗を認め、前へ進むことの自己責任

生活をする中で見つかるのは石だけではありません。行き止まりや危険な崖にもぶつかります。予期せぬ状況に立ち向かうために、誰かがあなたに準備させてくれるわけではありません。実は、このような状況では2つの選択肢があります

1つ目はより簡単なもので、後退、降伏し、来た道を戻る方法です。しかし、これは正しい道ではありません。自己責任には予期せぬ出来事を人生の一部と理解することも含まれます。人は間違うこともありますし、逆境は様々な形で現れます。

では、もうひとつの選択肢はどのようなものでしょう?2つ目は、 責任を持ち、勇気を出して行動することです。初めは一歩下がらなければなりませんが、これも弾みをつけるためです。

まとめると、自分の不快感を人のせいにし続けてはいけません。あなたはもう一度幸せになる権利があるんです!ですが、そのためには決断をし、何より人生において自己責任を持つことが大切です

  •  McKay, Gary (2002) How You Feel Is Up To You: The Power of Emotional Choice (Mental Health). Impact