女性とうつ病の関係について:そのリスク要因は?

2019年11月28日
今回はうつ病に対する新しい考えについて詳しく見ていきたいと思います。男性と女性の内因性うつ病の割合は同じくらいですが、外部の要因が影響する外因性のうつ病は男性に比べて2倍も女性の方が苦しんでいるのです。

女性のうつ病に関する新しい考察を見ていきましょう。

通常、男性と女性の内因性うつ病の割合は同じくらいですが、外部の要因が影響する外因性のうつ病は男性に比べて2倍も女性の方が苦しんでいると言われています。

気遣いや気配りができるように育てられることの多い女性ですが、そのような外的要因がうつ病の発達に影響しているようなのです。問題は私達の社会が女性をこのように育ててしまい、彼女たちが持つ本来の生きるためのニーズを忘れさせてしまうことにあります。

また、社会的状況も女性のうつ病に大きく影響すると言われています。ある研究では女性という存在でいることがうつ病の2番目のリスク要因だと示しているのです。ちなみに、1番目のリスク要因は家族の病歴が挙げられます。

うつ病 女性

女性とうつ病:頻発する悪い組み合わせ

うつ病は複雑な病気で、いくつかの要因が関係しています。実際にこの症状は広範囲にわたるリスク要因の影響を受けてしまうのです。現在、医療のプロ達でもどの要因が他の要因とどういった関係を持っているのか解明できていません。

先ほども述べましたが、女性の方が男性よりうつ病を患う割合は高く、この違いは思春期から見られはじめ、そのまま大人になっても反映されています。うつ病自体が大きな病気ですが、さらにそれが違う障害の原因になることもあるのです。

また、貧困、失業、低学歴といった要素もうつ病の要因として挙げられます。女性はこういった要素でも弱い立場にあることが多いでしょう。

なぜなら、女性は多くの社会的、経済的支援を受けずに子育てをして、「主婦」になることも少なくありません。そして、これ自体も同じくうつ病のリスク要因として挙げられています。

さらに、一部の研究者は主婦であることは様々なストレスを伴う不利な状況であることを述べています。また、最も危険なリスク要因は性的虐待や性的暴力だと言われています。

「うつ病になると、あなたは苦しむ受刑者でもあり、残酷な看守でもある。」

-ドロシー・ロー‐

 

うつ病:文化というレンズを通してみてみよう

社会化、社会的役割、そして性別に関連したステレオタイプ(固定概念)には繋がりがあります。また、罪悪感など女性が持ちやすい共感力は、悲しい気持ちや絶望などの気持ちに影響することがあるのです。

社会化という面に関しては、女性は怒りを処理したり、自己主張を強くしたり、自己実現のニーズを満たすことが男性より困難な傾向にあります。加えて、受動的に対立することが多くなったり、感情に焦点を当ててしまいネガティブな経験に固執しやすくなってしまいます。

もう一つ女性のうつ病に対する脆弱性の違いを挙げるとすると、それは他人との関係性を重視しすぎる点にあります。他人の幸せに責任を感じてしまうことは非常に大きなリスク要因なのです。そして、このような特徴は女性の方が男性より多く見られています。

うつ病 女性

うつ病を患う男性に見られる症状は、その比較的社会的なライフスタイルのおかげで強いものではありません。この心理社会的な側面は、基本的に女性と異なる感情的な不快感を経験、対立、そして表現することを意味しています。

いつも笑顔で話すことが大好きな女性は、同時に毎晩泣いている女性かもしれません。

今回挙げたような特徴は男性には一般的ではないので、彼らのネガティブな人生経験や不快感は女性と同じような強度の影響を持ちません。言い換えると、今回紹介したことは、うつ病の症状における男女での違いなのです。

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