ジャンクフードが脳にもたらす悪影響

2019年11月14日
いくつもの研究によって、私たちの日常生活の脳への影響が明らかになってきました。健康的な食生活で、脳の活力を改善するか、ジャンクフードを食べて悪影響を与えるかはあなた次第です。今回の記事を読んで理解を深めましょう。

何を食べるかに気を使っているということは、健康にも気を使っているということです。ですから、ジャンクフードがもたらす悪影響の可能性を知ることは、とても重要です

ジャンクフードはあなたに栄養を与えることとはかけ離れており、実際は様々な組織の機能に悪影響を与えています。科学的に、高カロリー、低栄養価の食事は、体と脳が正常に働くのを邪魔することが証明されています。ですから、今回の記事では、ジャンクフードが脳にもたらす影響について分析したいと思います。

学術誌「Brain, Behavior」に、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学が行った研究が掲載されました。その研究により、糖分と油分の高い食生活は、脳の認知能力に影響を与えることが判明しました。

研究者は、幼少期がはこの影響が顕著に現れ、重大な時期であるとしました。これは、幼少期から始まった、栄養価の少ない食生活を続けると、長期的に大きな影響を与えるということです。

「口にするものは、もっとも安全で力の源となる薬となり得るし、ゆっくりと効きだす毒にもなりえる。」

―アン・ウィグモア―

ジャンクフードが脳に与える影響

ジャンクフード 脳

ニューサウスウェールズ大学が行った研究により、ジャンクフードは脳に悪影響を与えることがわかりました。この結果は、2つのグループのマウスによる研究によって明らかになったものです。

1つのグループは、高カロリー低栄養価の食事を与えられました。糖分と飽和脂肪の高い餌を与えられたのです。別のグループは健康的な食事を与えられましたが、ソーダのような炭酸砂糖水も摂取していました。

結果は研究者も驚くものでした。研究を始めてたった1週間で、初めのグループには、記憶に関係する脳の機能のかなりの低下がみられました。そして、さらに研究者を戸惑わせたのは、もう一方のグループも一つ目のグループとほぼ同様の脳機能の低下をみせたことでした。

別のジャンクフードに関する研究で明らかになったこと

ジャンクフードが脳にもたらす悪影響は、これだけに止まりません。「Cell Metabolism」という学術誌に掲載された別の研究では、アメリカの研究者たちが別の方法で同じような結果を導きました。

高カロリー低栄養素の食事が摂取されると、脳の免疫システム、またはミクログリアやアジサイ細胞と呼ばれるシステムに悪影響を与える、という知識を元に研究が行われました。その結果、この現象が起こると空腹感が増すということを発見しました。

この結果を得るためにもマウスが使用されました。ミクログリアに悪影響を与えるために、人工的な方法を使用しました。すると、マウスはさらに食べ物を欲し、体重は4倍にもなるものも現れました。

食べ物があなたを形成する

食べ物があなたを形成するというのは、科学的にも立証されています。何を摂取するかによって、あなたの精神的健康に影響を与え、それが自分の人生における機会をも左右することとなります。素晴らしいことではありませんか?

栄養価が低く高カロリーの食事は、中毒者に見られるような生理的なパターンを生み出すことがわかっています。そのような食事を多く摂取すると、よりそのような食べ物を欲するようになります。ですから、多くの中毒のように、すぐに得られる満足感が長期的な健康を脅かしてしまうのです。

ガレンや他の古代の医師も、食べ物と健康は表裏一体の関係であると確信していました。ヒポクラテスの原理の中にもこのようなものがあります。「食べ物を薬として、薬を食べ物だとせよ

ブレインフード

ジャンクフード 脳 影響

食事をするとき、健康に気を使うのか、精神的な健康に悪影響を与えるのかはあなた次第です。ジャンクフードが脳に悪影響を与えるとわかっているのと同様に、健全な食生活は健康に良い影響を与えることがわかっています。

難しいことではありません。シンプルに健康に良い食品を毎日の食事に取り入れてみましょう。1日に一握りのナッツを食べると、空腹感を減少させてくれ、脳にも良い影響を与えてくれます。

青魚や、ブルーベリー、オーツ麦、ヨーグルト、チョコレート、アボカドなどは脳に良い食品の一例です。もしこのような食品を好まないようであれば、1品目ずつ毎日少量取り入れていくようにしましょう。脳もあなたに感謝することでしょう!

  • Rodríguez, J. R., González, M. J., & Miranda, J. (2008). Deficiencias nutricionales y comportamientos inadaptados: un posible nuevo paradigma para la prevención de conductas agresivas. Psicología y Salud, 18(2), 199-206.