「ママなんてもういらない」:子供たちが避ける愛情

· 2018年3月12日

愛情は私達の人間関係においてとても重要な役割をする激しい感情の絆です。それらが痛々しいものであっても、愛情を持つことは健康的で必要不可欠なものなのです。そして、それは人格形成において最も重要な時期である幼少期に発達します。もしその時期に様々な痛みがあった場合、子供たちは愛情を避けるようになるのです。

もし私達の育った環境がこのような感覚を発達させてしまったら、健全な人間関係を築く時に多くの問題を抱えることになります。しかし、これらの問題には大人になるまで気づくことはありません。そして、彼らの一部は大人になっても何が影響だったのか気づかないのです。

子供は生まれてからどのようにその環境に適応していくのか考えてみましょう。もし両親が介入しすぎたり、離れすぎると、子供はそれらを対処する為に防衛本能を発達させます。その防御の一つとして愛情を避けることがあるのです。

エインスワースの愛情回避における実験

メアリー・エインスワースはいくつかの研究を実行し、3つの愛情タイプを識別しました。それらは、拒絶、安全、そして不一致の3つです。これらの中で唯一「理想的」なのは安全のタイプのみです。そして、その他は有害な愛情タイプとして見られているのです。

今回私達が向き合っている愛情タイプについて、エインスワースは「ストレンジシチュエーション」(奇妙な状況)と呼ばれる実験を行いました。彼女は、その実験の中で母親と離れた時の赤ちゃんの態度を研究したのです。

この実験で彼女が発見したことはとても明確なものでした。赤ちゃんは容易に怒りを持ちやすくなったのです。そして、彼女は子供が通常行わないものを発見しました。それは子供たちが母親を必要している時、彼らは母親に見向きもしなかったのです。

赤ちゃんに戸惑う母親

例えば、安全で健康的な愛情を持った赤ちゃんは母親がどこかへ行くとすぐに泣き始めます。しかし、母親が帰ってくるとすぐに泣きやみ安全、落ち着き、そして幸福を感じるのです。

拒絶タイプの愛情を持っている場合、このような事は起こりません。彼らはもし母親がどこかへ行っても、帰ってきても気にしません。その為に、母親は赤ちゃんが必要とする安全を提供してあげることが出来ないのです。

「もし子供が親に何らかのアプローチをしたい時、親からの拒絶を経験して感情的なニーズが満たされないと、子供は愛情を避けるようになります。」

エインスワースの実験で最も興味深いのは、このタイプの子供たちは母親を無視することです。一方、見知らぬ人へはフレンドリーで社会的なのです。彼女はこれに対して、赤ちゃんの時に母親に対して感情的なニーズのコミュニケーションを学ばなかった為に(または学ぼうとしたが失敗したために)、子供はこのような態度を取ると述べています。

愛情の拒絶による弊害

愛情を拒絶することは、どのような大人に対しても深刻な結果をもたらします。いくつかの研究によって、このタイプは2つに分類されました。それは、否定的な拒絶と恐怖的な拒絶です。実際にこの2つがどのような影響を持っているのか見てみましょう。

否定的な愛情の拒絶を持つ人は、通常、自由で独立した人が多いです。さらに、彼らは自給自足な存在と考えられており、彼らに依存するような意図を持った人間を拒絶します。同じように、彼らは誰かと「近づく」ことを拒絶する為、誰かとの関係を深めようとしません。

赤いセーターの男性

一方、恐怖的な愛情の拒否を持つ人は、他人と密接になろうとしますが、そこで彼らの恐怖がいつも勝ってしまうのです。その強大な恐怖が彼らを傷つける為に、彼らは他人を信用するのが困難なのです。また、彼らが誰かと親密な関係を築いても、恐怖によって不安や心地悪さを感じるのです。

愛情の拒絶を抱えた人達は、彼らの感情表現に多くの問題があります。他人との絆を避けることは、拒絶されることから自分を守る為の方法にすぎないのです。彼らは両親の保護なしに自分を守り、前進することを学びました。その為、彼らは自給自足になったのです。しかし、それは結果的に彼らに多くの苦しみを与えてしまうのです。

「子供に見られる愛情の拒絶は、孤立へのサインです。彼らが大人になった時、敵対的、そして攻撃的になってしまいます。また、将来彼らが孤独になる原因に変わるのです。」

幼少期はとても重要な時期です。安全な愛情を培ってあげることで、子供は健全な人間関係を築ける大人になります。もしそのような愛情を持てないと、彼らは自分を守る為に学んだ方法で行動をとってしまうのです。そのような耐えがたい状況になるまで放っておかないようにしましょう。