マタニティ心理学:赤ちゃんと正常な絆を築く重要性

18 6月, 2019
しかしマタニティ心理学を使用することにより母親たちはこのような恐怖心に対処することができます。妊娠後に考え得るあらゆること、流産後の悲しみや複雑な育児問題、子どもとの絆の問題などのために心理学的な方策を与えてくれるのです。

多くの女性にとって妊娠は魔法のような経験です。しかし、私たちは妊娠における身体的な面にばかり注目してしまい、精神面を忘れがちです。ですので、マタニティ心理学を理解することは実はとても重要なのです。これは妊娠から出産後に到るまでに女性が経験する心理的変化に目を向けた心理学の分野です。

妊娠は素晴らしい経験であるとはいえ、母親たちは孤独を感じたり準備不足だと感じたり、不安や強いストレスを抱いたりすることがあります。中でも、問題の多い家庭環境やトラウマになるような陣痛は産後うつに繋がってしまう恐れもあるのです。マタニティ心理学は、このような状況を防ぎ、改善するために生まれました。困難な状況にどう対処し、母子ともに健康になるにはどうしたら良いかを女性たちに説明するためのものなのです。

しかし、マタニティ心理学が女性たちのために行なっているのはそれだけではありません。赤ちゃんとの正常な絆を築き、生活をもっと幸せで健康的にするための手段や精神戦略の提供も行なっています。

妊娠中そして母となった期間の心配事や恐れ

赤ちゃんがお腹にいる間、母親たちは数え切れないほどの恐怖に直面します。”全部うまくいくだろうか?エコー検査で異変があったらどうしよう?お医者さんが不審な表情をしていた、何か私に隠しているのだろうか?”などなど…

“あなたの妊娠が綿密に計画されたものであろうと医学的にうまく導かれたものであろうと偶然起こってしまったものであろうと、一つ確実なことがあります。それは、あなたの人生はもはや決してこれまでと同じものではないということです。”

-キャサリン・ジョーンズ-

母になるということは根本的な変化を意味します。そしてもちろん恐れや不安、ストレスを伴うものです。理想通りにいかない場合もたくさんあります。それは早産、特別ショッキングな出産、授乳の問題、赤ちゃんとの絆づくりの問題、流産、不妊問題などです。

マタニティ心理学:赤ちゃんと正常な絆を築く重要性

しかしマタニティ心理学を使用することにより母親たちはこのような恐怖心に対処することができます。妊娠後に考え得るあらゆること、流産後の悲しみや複雑な育児問題、子どもとの絆の問題などのために心理学的な方策を与えてくれるのです。

マタニティ心理学はその家族も対象にしている

マタニティ心理学を母親に関するものとして説明しましたが、父親およびその家族も含めなくてはなりません。彼らもまた不可欠であり、果たすべき重要な役目を担っています。心を開いて理解力を持ち、母親を支援するための新たな方策を学ぶ必要が出てくるでしょう。

中心は母親です。身体的な変化を考えれば、妊娠が他の誰よりも母親に影響を与えることは一目瞭然です。また、ホルモンや感情面での変化もあり、マタニティ心理学にはそれに関することがたくさん含まれています。では、この心理学がどのように役立つのでしょうか?

マタニティ心理学はこのように役立つ

  • 妊娠前:あるカップルは妊娠に関して問題があり、不妊治療を考えるべき時がきているかもしれません。これには大きなプレッシャーやストレスが伴います。マタニティ心理学は、妊娠が選択肢ではない場合、子どもを持つことに関するカップルの信条に働きかけます。また、将来親となる人々が中絶や流産といった過去の出来事と向き合う時の手助けとなります。
  • 妊娠中:初産の母親たちは、おそらく出産をかなり恐れているでしょう。何と言っても、それまで一度も経験したことがないのですから。また、妊娠による身体的・精神的変化についても初めて学びます。不安を覚えるのは一般的な反応であり、マタニティ心理学はそれを支援するのです。リラックスするためのテクニックや呼吸法、そして恐怖やストレスに対処する手段などを提供することで、母親たちの気を落ち着かせます。
  • 出産後:赤ちゃんが適切な体勢ではなかったり、医療スタッフが器具を用いなければならなかったり、自然分娩を試みた後で帝王切開に切り替えねばならなくなったりすると、出産はトラウマのようになってしまいます。この場合、産後うつを防ぎ、母親と赤ちゃんの絆づくりをサポートするために心理学的サポートが不可欠となります。
  • 家族に向けて:赤ちゃんの到来は母親の人生を変えてしまいますが、彼女のパートナーや家族全体の人生もまた変わるのです。この変化に順応するのはいつでも簡単というわけではありません。マタニティ心理学は両親およびその家族がこれに対処し、新しい現実に順応するために役立つような手段やガイドラインを提供するのです。
マタニティ心理学:赤ちゃんと正常な絆を築く重要性

絆の形成

マタニティ心理学は、母親が赤ちゃんとの絆を健全に形成するための手助けとなり得ます。この絆は赤ちゃんがまだ母親の子宮内にいる早い段階から形成され始めます。それ以降、特別な関係性が発展していき、その子が初めて母親の腕に抱かれた瞬間、絆は強固になります。

授乳や赤ちゃんを養うことに関して問題が出てくることもあり、特に母親が産後うつを抱えている場合はなおさらです。赤ちゃんのニーズを特定しそれを満たしてやることに加え、赤ちゃんと触れ合い続けることもかなり重要です。

マタニティ心理学では、母親に愛情を持って子どもと関わるよう指示します。これが確かな愛着心の形成となります。確かな愛着はいつでも最終目標です。

マタニティ心理学 絆 アタッチメント

“私たち大人が子供が必要とするものを与えることに関して問題を抱えているなら、その子どもを責める前に私たち自身の不注意さを厳しく見直す責任が私たちにあるということです”

-ローラ・ガットマン-

マタニティ心理学は、産後期間全体も含めて妊娠の全段階において大いに役立つものです。その最終目標は幸せで健康な赤ちゃん、そして幸せで健康な母親であり、何にも増して良好な愛着心なのです。