耳を傾けるとき悲しみは去る

耳を傾けるとき悲しみは去る

最後の更新: 04 4月, 2018

悲しみが体を駆け巡ることは自然なことです。悲しみを感じることは、あなたのこころを曇らせ、その状態から抜け出しづらくなります。しかし、わたしたちの多くは、悲しみを取り除こうとして感じていることを抑え込んで不毛に終わっています。抑制することで事態は悪化します。悲しみを巣くわせ、わたしたちの思考に根を張ることを許してしまいます。

社会は、わたしたちがどのように行動すべきかを教えてきました。人工的な「すべき」ことです。わたしたちは感情を正しい状態に保とうとします。社会は、例えば笑うことはいいことだと言います。それは、喜びのサインです。しかし、うるさすぎたり耳につくようであれば、うざったく好ましくありません。意識的だとしても、自己制御の欠落だとしてもです。

 

ポジティブな感情がこのようであるなら、ネガティブな感情(泣く、鬱など)は厳しく制限されなくてはなりません。しかし、この抑制がかなり極端にとらえられ、自分の家でくつろぎ誰も周りにいない時ですら、感情をさらけ出すことが難しいと感じるかもしれません。

「時には悲しくなったり、壊れたりするのはいいことです。みんながあなたに期待しているようにいつも元気な人でいる必要はありません。誰にも話したくなくても大丈夫です。涙が枯れるまでこころが泣くことをゆるしてもいいんです。人間らしくいることはいいことです。」
-作者不明-

風船に囲まれた男性

悲しみがあなたの人生に巣くう理由

悲しみは様々な理由で現れます。リストラ、破局、経済的損失、予期しない病気などです。これらはよくある一般的なシチュエーションです。私たちが思っているよりもずっとよくあります。しかし、気づいていなかったり意識的な否定によって、感情をうまくコントロールしないと問題が起こります。うまく感情に対応しないと、ただの感情ではなくなり、深く根づく状態に変化します。

 

これが悲しみがわたしたちに巣くうことができる理由です。しっかり観察し、その感情が何を伝えようとしているかを理解しようとしないと、悲しみはいつまでも残ります。いくつか例を見てみましょう。

  • 破局のあとに悲しみを感じるのは、自然な悲嘆のプロセスです。感じて経験することは、ページをめくり前に進む助けになります。
  • 病気によって悲しみが生まれるなら、悲しみは自分の脆弱性に気づかせてくれます。ペースを落として、自らの内面に目を向けるように思い出させてくれます。
  • 経済的な損失に直面しているとき、悲しみはわたしたちを立ち止まらせ選択肢について考えさせます。もしかして、以前は見えなかった解決策が見えてくるかもしれません。

悲しみを感じることは、立ち止まり自分に起こっていることを振り返る機会です。それ以上に、自分が以前行わなかったことのありがたみに気づくかもしれません。しかし、悲しみが完全にわたしたちを消耗してしまったら、鬱状態一歩手前になり得ます。ふるい落とすことができなくなったら、前に進み行動を起こさなくてはいけません。

「悲しんだ魂はよりはやく、どんな菌より早くあなたを殺す。」
-ジョン・スタインベック-

海に沈む女性

悲しみを振るい落とす賢い方法

わたしたちを破壊し、笑顔ではなく落胆のしかめっ面で目覚めさせる悲しみ、そして人生の意味を分からなくさせてしまう悲しみを取り除くには、いくつかの戦法を実践する必要があります。

主なものは、悲しみとその表れを、泣いたり自省したりすることで受け入れることです。内に留めようとしたり、否定したりすることに意味はありません。悲しいということ受け入れ、それを表現することを自分に許してください。泣きわめこうが、嘆こうが問題ありません。これらのことは必要なことです。感情的なカタルシスは、壁を作って内に留めようとすれば機能しません。

泣くことはあなたに平安をもたらします。セルフケアのようなものです。 消えない悲しみによって圧倒されていると感じたとき、自分のケアをする方法を探してください。スポーツをしたり、健康的に食べたり、友達と出かけたり。端的に言えば、すべてが失われたわけではないんです。少しずつ、自分がもう一度進めるよう、もう一度モチベーションをあげるよう小さな変化を作ることができます。

最後に、内面的なモチベーションを見つけることには価値があります。起こりえる結果に関わらず、行動したいという衝動です。つまり、したくないことをしなくてはいけないとき、それでもやり遂げようとすることです。マインドフルネスを実践してみるのもいいでしょう。気分を良くさせ、全体像を得る助けとなる心地よいアクティビティーです。

最後のポイントとして、これらのカギは、痛みに耐えられなくなったり打ち砕かれたように感じ、出口を見つけられないようなら、専門家に相談することです。状況は一生変わらないように感じるかもしれませんが、どんな嵐のあとにも最終的には美しい太陽の光がやってきます。

「雲が重さに耐えられなくなったとき雨が降る。こころが痛みを支えきれなくなって、涙がこぼれる。」