寝過ぎの5つの健康への影響

2019年4月7日

バランスは、人間にとって非常に重要なものです。バランスが取れていないと、多くの身体的、精神的健康問題につながります。だから、寝過ぎには睡眠不足と同じように健康への悪影響があるのです

体を充電するために、睡眠が必要なのは明らかです。ただ、寝過ぎはいけません。7時間以下の睡眠も10時間以上の睡眠も、同じように悪いものです。そして、世界中の誰より睡眠を研究しているといっても過言ではない人物が、ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院の医師でハーバード大学教授のスーザン・レッドライン氏です。

レッドライン氏の研究結果は、これまでに行われたたくさんの睡眠に関する研究結果と一致しています。一日7~8時間寝る人より、10時間以上寝る人の方が、より多くの健康問題を抱えているというものです。

 

寝すぎによる健康への影響

生まれた瞬間から、私達の体は、完璧なバランスを保つために調整しようとします。新生児の睡眠時間は、20時間です。成長するにつれ、時間は減り、10代になると、最大9時間の睡眠を必要とします。大人は、6~8時間が最適で、それより多かったり少ないとよくありません。

眠っている赤ちゃん

体は賢く、最低限の睡眠をとろうとし、また、過剰な睡眠を避けようとします。どうしてでしょう?真の休息は深い眠りの中にあり、一般的に、それが8時間を超えることはありません

毎日、一日9時間以上寝ると、浅い眠りのみになるという問題が生じます。一貫しておらず、深くもなりません。つまり、睡眠の質が悪いのです。

専門家は、寝過ぎに対する警告をしており、あなたもそれをよく聞く必要があります。健康への悪影響は多く、健康全体をおびやかす可能性があります。

 

心臓疾患のリスクを高める

心臓疾患のリスクが高まるというのが、睡眠不足や寝過ぎによる健康への悪影響のひとつです。世界保健機関(WHO)によると、心臓疾患は世界の死因第一です。

寝過ぎによる影響は、心臓疾患のリスクを高めるだけではありません。心臓発作、神経疾患、代謝異常のリスクも高まります

「統計によると、女性は男性より長く寝る傾向があり、それは心臓の問題を引き起こす可能性が高いことを意味する。」

代謝の変化

先にも言ったように、寝過ぎは代謝にも影響します。寝過ぎるということは、活動的な時間が少なくなるということです。

世界的な研究によると、寝過ぎにより、肥満のリスクが大きく高まります。身体的活動が少ないことがその大きな一因になっているのは間違いないでしょう。

糖尿病

ある意味で、寝過ぎによる健康への悪影響で最も悪いのがこれです。寝過ぎた時、血糖値が上昇する傾向があります。これが頻繁に起こると、二型糖尿病を発症するリスクが高まります

糖尿病の男性

知能低下

寝過ぎが続くと、脳の老化が早まります。深い睡眠が得られないため、寝過ぎると老化が加速し、脳の働きは低迷します。夜に目が覚めると、睡眠の質が下がり、それは体が適切に受電されないということを意味します。

早死

最後の寝過ぎによる健康への悪影響は、早死のリスクが高まる可能性があるということです。寝過ぎにより、糖尿病や心臓疾患のリスクが高まり、両者とも、早死の主な要因です。

最後に、寝過ぎは、睡眠不足と同じように良くないものです。睡眠は生体リズムであり、それを絶対に尊重し、最も重要であるバランスを整えましょう。

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