せっかちな人々-焦りにどう対処する?

2019年11月16日
すぐに焦るタイプのせっかちな人といると、こちらもイライラしたり腹が立つなど負の影響を受けることがあります。せっかちな人と仲良くするのは簡単ではありませんが、上手に付き合うためのヒントがいくつかあります。

せっかちな人が周りにいませんか?

せっかちな人は常にイライラしており、何をしても満足できないかのように見えるでしょう。せっかちな人は幸せを感じたとしても、その感情は長く続かず、すぐに次の何かを必要とします。

これは彼らの毎日が常に不安に満ちているためであり、ネガティブな感情や焦りの感情を絶え間なく感じているからです。このようなタイプの人と仲良くするのは簡単なことではありません。

焦ったりイライラすることの多いせっかちな人が周りにいませんか?常にイライラして何かに焦ったり腹を立てる毎日は、深刻なストレスと不安につながります。英国の作家であるジョン・ラスキン氏は、焦りを伴う人生は希望は喜びに満ちなくなると言いました。

せっかちな人はその性格から、周りの人仲良くするのが難しいだけでなく、自ら幸せを遠ざけています。しかし、せっかちな性格を管理する方法を学べば、より忍耐強く穏やかに毎日を過ごすことができます。

せっかちな人々 付き合う 方法

せっかちな人々の絶え間ない欲求不満

せっかちな人の数は、特に若者の間で増えていると考えられています。特に、小さい子供や思春期の子供のストレスや欲求不満に対する許容度が低くなっていると言われています。

ソーシャルメディアに投稿した写真への「イイネ」や即座の満足感を必要とするだけでなく、継続して社会から認められたいと考える傾向が強くなっているのです。このような問題は、ソーシャルメディアへの依存症よりも複雑です。

1000人を超える学生のグループを分析したシンガポール国立大学の研究を行なった一人であるシン・チャン博士は、焦りと社会的認知や社会的無能さの間に関係があるという非常に興味深い結果を発表しました。

せっかちな人は考えずに衝動的に行動するため、現在を楽しむことができません。また、即座に様々な判断を下す傾向があるだけでなく、自分が受け取った情報について深く考えず、注意力の持続時間が短く、自分の考えや気持ちを変えがちです。

常に焦っているため、別の観点から何かを検討したり考えず、学ぶ機会を逃しています。また、せっかちな人は、人間関係の問題をより多く抱える傾向があります。

これは、せっかちな人と仲良くするのが簡単ではなく、何か欲しい時は「今すぐ欲しい!」と考えるため、他人との交流に必要な相手への敬意や理解、そして感情面での親密さが欠如しがちになるからです。

ご存知ですか?:テクノストレス:最新テクノロジーの濫用が招く結果

焦りは単なる忍耐力の欠如ではなく、教育の欠如

自分の文化、育ってきた環境、そして現在の状況などの要因により、私たちがどれだけ忍耐強くいられるかが決まります。つまり焦りとは、本質的にはこれまでに学んできた態度や振る舞いの結果だと考えることができます。

親の中には、子供にすぐに満足が得られないという不安を受け入れる教育や、子供が忍耐強く待つという教育を行うのに失敗している人もいます。

また、インターネットの接続が遅い時や誰かがこちらのテキストにすぐに返事をしない時など、私たちは我を失ってイライラする傾向にあります。

忍耐強さは家や学校で学ぶべきものであり、毎日の生活の中で実践して身につけていくものです。

現代社会では、多くの人が常に忙しく、忍耐強さを子供に教える見本となるどころか、子供たちにもイライラしてを強いる結果となっているのではないでしょうか?

せっかちな人

焦りを抑えるためのヒント

自分の感情やすぐに現れる衝動をコントロールする方法を学べば、焦る気持ちを抑えて忍耐強くなることができます。

次の質問を活用してください。

  • イライラしたりせっかちになるのはいつですか?:一度冷静に、せっかちになったりイライラする状況について分析することが大切です。運転中にせっかちになる人が多くいますが、小さい子供やティーンエイジャーの子育てで焦ったりイライラする傾向もあります。また、誰かと仲良くしようとすればするほどせっかちになって焦る人もいます。
  • イライラやせっかちの引き金はなんですか?:せっかちな人にとっての「引き金」を見つけることが大切です。以下の例をご覧ください。「息子が学校に行く準備をゆっくりと行う時にイライラする」「交通渋滞に引っかかると本当にイライラする」「何かに待つことそのものが我慢できない」「何かテストの結果が出る時に気分が悪くなる」など。
  • せっかちさや焦りにどう対応したら良いのでしょうか?:まずは合理的な心とゆとりを持って問題を解決してください。例えば、10代の息子の責任のなさにイライラする場合は、腹を立てないことに焦点を当てます。こちらの機嫌が悪くなっても事態が悪化するだけだと合理的に考えて、冷静に話し合いをして問題を解決してください。
  • マインドフルネスの実践をお勧めします:短気な心を落ち着かせるためには、マインドフルネスがお勧めです。注意力の散漫さの改善や感情面のコントロールにも役立ちます。
  • せっかちな人は常にどこでも存在します:ある特定の状況においては、誰もがイライラする可能性があることに留意してください。

最後にこちらをどうぞ:マインドフルネスとは?忙しい社会で今に注意を払うこと

このような状況に陥った時や、せっかちな人が周りにいる場合は、今回ご紹介した心を落ち着かせるためのヒントを活用してください。

生活の質が大幅に向上するでしょう。

  • Chien-Kai Chen (2012) Comparing Jiang Zemin’s Impatience with Hu Jintao’s Patience Regarding the Taiwan Issue, 1989–2012. Journal of Contemporary China. https://doi.org/10.1080/10670564.2012.701034
  • Reuben, E., Sapienza, P., & Zingales, L. (2015) Procrastination and impatience. Journal of Behavioral and Experimental Economics 58, 63–76. https://doi.org/10.1016/j.socec.2015.07.005