スティーブン・ピンカー:進化心理学の父

2019年12月28日
スティーブン・ピンカーは、心理学と言語学の両方で大きな貢献をした人物です。彼は進化心理学の父として知られています。

1954年にモントリオールで生まれたスティーブン・ピンカーは、進化心理学の父と考えられています。彼はまた、科学者、言語学者、作家でもあります。

彼は子供の知覚と言語発達に大きな貢献をしてきました。今回は、彼と彼の興味深い本についてご紹介しましょう。

スティーブン・ピンカー

スティーブン・ピンカーの人生

スティーブン・ピンカーはユダヤ人の家族に生まれました。彼の父親は弁護士であり、母親は高校のカウンセラーで、副校長でした。妹は児童心理学者兼ジャーナリストで、弟は政治アナリストでした。

1979年、ピンカーは博士号を取得しました。ハーバード大学で実験心理学の博士号を取得して、スタンフォード大学およびマサチューセッツ工科大学の研究者および教授になりました。

プライベートに関しては3回結婚しています。まず初めの結婚相手は、臨床心理学者のナンシー・エトコフです。その後、認知心理学者のイラベニン・サブビアと結婚しました。そして現在、哲学教授のレベッカ・ゴールドスタインと結婚しています。

1994年から1999年まで、ピンカーは認知神経科学センターの共同ディレクターでした。現在はハーバード大学の教授として働いており、研究と執筆を続けています。また、科学と人類に関する多くの議論や会議に参加しています。

「感情のすべての瞬間が貴重な贈り物であることに気づくこと以上に、意味のあることはありません。」

-スティーブン・ピンカー-

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寄稿および出版物

プロとしての初めての仕事として、息子の言語と言語発達の研究に専念しました。言語が形式的、普遍的、生得的なメカニズムであり、完全に非実用的でもセマンティックでもないというチョムスキーの理論を支持するデータを求めたのです。

チョムスキーの唱えた、言語は生得的であるという説には同意しましたが、ピンカーは単語を記憶し文法規則を使ってそれらを使用するなどの認知プロセスの方に依存していると考えました。

彼は「言語を生みだす本能」という非常に有名で素晴らしい本を執筆しています。「言葉とルール:言語の成分」という本も非常に価値のある本です。

言語学への関心に加えて、ピンカーは人間の行動を研究しています。その研究を「暴力の人類史」という本に記しています。「心の仕組み-人間関係にどう関わるか」と「人間の本性を考える-心は『空白の石版』か」も有名です。

さらに、言語と心に関する多くのエッセイも書いています。「言語の規則」、「認知的ニッチへの適応としての言語」、「心はどのように機能するか」などが挙げられます。どれも読む価値のある魅力的で重要な文献です。

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スティーブン・ピンカーの影響力

このように、ピンカーが成し遂げた偉業はひとつではありません。2004年、有名な米タイム誌の「最も影響力のある100人」に選ばれました。2005年にはプロスペクト誌、フォーリンポリシー誌で「知識人トップ100人」のうち一人にも選ばれました。

そして、ピンカーはいくつもの大学から9つの名誉博士号を授与されています。また、アメリカ・ ヘリテッジ英語辞典の語法諮問会議の現会長であり、ニューヨークタイムズ、タイム、アトランティックなどでも執筆活動を行なっています。

「どの言葉も、生まれつき備わっているものはありません。どんな人種でもどんな子供でも、違った文化で育てば、その現地の子供と同じように素早く言語を学ぶでしょう。したがって、遺伝子にもともと組み込まれている言語はありません。遺伝子の中にあるのは言語を習得する能力です。」

-スティーブン・ピンカー-

このように、ピンカーは人間の心、言語、行動を研究しています。彼が書いた文書は魅力的で新しいものです。今回の記事で彼に興味を持ったのであれば、彼の作品を読むことをお勧めします!

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