年の差カップル:愛に数字は関係ない

大きく年の差のある恋愛は批判や疑惑の目にさらされます。年の差カップルについて学び、愛に数字は関係ないことを知りましょう。
年の差カップル:愛に数字は関係ない
Valeria Sabater

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Valeria Sabater.

最後の更新: 22 12月, 2022

真の愛であれば、年の差は関係ありません。大切なのは情熱、魅力、価値観や人生のプロジェクトの共有です。多くの人が年の差カップルを批判しますが、多くのカップルが強固な関係を築いているようです。

年の差カップルは批判されがちですよね。お互いを愛する2人の間にある年の差は、注目を集め続け、嫌なコメントを受けることも少なくありません。

批判する人は、それは本当の愛ではないと疑っているのです。その関係には隠された動機があるのではないかと疑います。

 

有名人年の差カップル

エマニュエル・マクロンと妻ブリジット、ハリソン・フォードとキャリスタ・フロックハート、マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヒュー・ジャックマンとデボラ=リー・ファーネスなどなど…年の差に関わらず、強い基盤と幸せな関係を築いているカップルの一例です。

社会的価値観の進歩は明らかですが、年の差カップルが批判の対象から外れることはないようです。

年の差カップルの批判でよくあるのが、男性が年上の方が良いという考え方です。女性の方が年上だと、批判はさらに大きくなります。

これに関する研究によると、社会的に受け入れられないことが別れの原因になることも少なくないと言います。

愛は盲目で、年齢は見えません。しかし、キューピットの矢が当たったのであれば、それは年が近しい人であるべきであると私達は集合的無意識の中で考えてしまいます。

「愛は目ではなく、心で見る。だから翼をもつキューピットは盲目に描かれるのだ」

-ウィリアム・シェイクスピア、夏の夜の夢-

年の差 カップル 愛

 

実際恋愛において年の差は問題になるのか?

大きな年の差があることは、チャレンジでもあります。周りの人から認められないことや恥ずかしさがあるためです。

サンディエゴ大学のブライアン・コリソンとルシアナ・ポンセ・レオンの最近の研究では、次のようなことが指摘されています。

15~20歳の年の差があるカップルは、不平等の認知と呼ばれるものを感じます。

不平等の認知は社会的偏見の元に成り立っています。多くの人が思うのは、関係を通して、年上の方がステータスを得ようとしているというものです。周りにいる人から尊敬されたいと思っているのだと考えます。これは、特に男性に当てはまります。若いパートナーをもつことは、どこか自尊心を高め、征服のような感覚が含まれるのです。

一方で、若い人も同じ不平等の認知を使い、人々の批判にあいます。親のような大人の像を得ることにより、守られていると感じたいのだと言われます。また、年下の方は年上の経済力に魅力を感じているのだと言われることもよくあります。

 

偏見は弱まっている

年の差カップルの中には、自分のためだけに付き合っている人がいるのも事実です。経済的安心、保護などを求めているのです

しかし、世代を超えた愛は思っているより多いものです。予期せぬ時に恋に落ち、絆が強くなって社会的偏見を退けるのです。

年上の男性と年下の女性のカップルは認められてきています。しかし、年下の男性と一緒に住む年上女性への偏見はまだ残っていますゲイやレズビアンカップルも同様で、異性愛のカップルより2倍も非難されやすくなります。

 

愛において、重要なのは数字ではなく価値観

社会的偏見を越えて年の差カップルが直面するのは、2つの異なる世代であるという事実です。社会的な育ちの違いにより、ひとりがもつ価値観や教育的背景はもうひとりと大きく異なるかもしれません。また、友人も大きく異なり、ひとりが過ごしたくないと思うような場所で、もうひとりは過ごしたいかもしれません。

年の差が明らか、または20歳を超える場合、これらが生じることが多いものです。しかし時間をかけ、これらのチャンレンジはうまくいくようになります。調和し、すべての成功カップルに通じる以下の4つの柱を大切にしていれば大丈夫です

歳の差 カップル 愛

さいごに、多くのケースで年の差カップルは二人の間に描かれた橋だと例えることができます。この橋は、社会的偏見と心ないコメントを乗り越えなければならないのです。

事実、愛はいつも簡単ではありません。乗り越えるべき障害やチャレンジがあり、困難な状況にも直面します。それでも共に向き合い、お互いの強い絆を持ち続ければ、何でも叶えることができるのです。


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