忘れられなくても、人生を立て直すことは出来る

忘れられなくても、人生を立て直すことは出来る

最後の更新: 12 11月, 2017

誰かを忘れることができないということは、大きな苦しみを引き起こす考えのひとつです。これは、恋人との別れから立ち直ろうとしている人に当てはまります。また、害のある恋愛関係を終わらせようとしている人にも起こります。自分の人生には物理的にはもう存在しなくても、その人がまだいるような恐怖は消えません。この不安は、状況が変わるかわからないという不確定さと関係しています。この感覚が本当に消えてしまうかどうかは誰にもわかりません。

このプロセスの中で、いい思い出が突然すべて思い出され、感情の影響が現れます。苦しみの原因である思い出に、なつかしさと怒りの入り混じった感情が沸き上がります。

 

結果、彼らは自分たちに次のように問いかけるようになります。わたしをあれだけ苦しめて、距離を置く必要がある人との思い出はなぜこんなにも美しいんだろうか?どうしてこの思い出でわたしは不快で不安になっているのだろうか?もしかして、あの人は「運命の人」だったのかもしれない。傷つけられはしたけれど、突き放さないほうがよかったのではないか?

頭の崩れた抱き合うカップル

結局、まだその人のことをすごく気にしているのです。だから、その人から離れると辛くなります。自分のためだとわかっていても、自己愛からまた思い出に浸ってしまいます。あれだけわたしを傷つけた人を愛せるはずはないでしょう?何度も何度も同じ疑問を繰り返します。

 

忘れることはない

結論から言えば、自分を傷つける人を愛することはできます。あなたの愛情を受ける価値がない人を愛することができます。彼らが残した思い出のなかの思いやりや優しさだけを覚えていることができます。そして、自問自答します。「あれだけのことをされてなぜ嫌いになれないんだろう?」、「これだけつらい思いをして、なぜ違う風に彼のことを見れないんだろう?」論理としては間違っていませんが、これらの疑問は心を惑わすだけです。

 

窓の外を眺める女性

もちろんあなたを苦しめる人を愛し続けることはできます。それは心の理屈です。わたしたちが感じた情熱と素晴らしい感情はまだ消えていないのです。さらに、いい思い出だけがよみがえってきます。忘れようとすると、その思い出はわたしたちを苦しめ傷つけます。わたしたちの脳はこの矛盾を理解することはできません。

しかし、この矛盾は存在します。それは人間の性質の一部です。何も感じないようにこころを閉ざそうと苛立つのは意味がありません。こころは 感じるために存在します。こころは、わたしたちの理性の限界を超えて感じることができます。理性によってこころは制限、制御されると思っているかもしれません。まさにそのために、理性はその厚い壁で鼓動を弱める砦を作り出します。ただの小さなエコーに聞こえるまで弱めようとします。しかし、どんな砦も立派な壁も自己防衛的で、本当にこころが感じていることからわたしたちを遠ざけているに過ぎません。

健全な思考で道は開ける

この現実を受け入れることは難しいです。でも、たくさんの無駄な努力をすることからわたしたちを開放してくれます。さて、こころが「自由な魂」ということは、わたしたちが理性を使うことができないということではありません。健全な思考で自分たちの自己愛の統合性を維持することができます。自分の人生において大切だった(傷つけたにもかかわらず)誰かを忘れられないからといって、その人が一緒にいるべき運命の人である、というわけではありません。

「愛情のために苦しむことをやめ、孤独を受け入れなさい。愛への欲望にすべてを左右されてはいけません。」
-ウォルター・リソ-

地面を見つめる女性

覚えていることは、当たり前で自然で人間らしいことです。自分の人生を紡ぎ続けていくことも同じです。新しい学びの経験から人生を紡いでいくことで、自分たちを守ることができます。やりたいことをしてください。やりたくても諦めていたことを目指してみてください。絵をかいたり、踊ったり、曲を書いたり、書き物をしたり、立てたり、作り出したり、愛する人を思いやったり、そして自分自身を愛してください

責任と自己愛

自分を愛してください。自分を気遣ってください。自己愛にコミットしてください。その恋愛関係から何を学んだか、明確にしてください。自分が受けた傷を相手の人のせいにするのは、長い目で見ていいとは言えません。しかし、「愛のため」や盲目の情熱ためといい自分が耐えることができた理由を理解することは、自分自身の責任を受け入れる助けとなります。

「人は必要なものを求め家を出て、それを見つけるために家路へ着く。」
-ジョージ・ムア-

考えてみてください。そして自分に正直になってください。自分に次のことを聞いてみましょう。「自己愛を超えてしまったリミットは何なのか?」落ち着いてこたえられるよう時間をゆっくりかけてください。「恋愛関係の中で、越えたくない自分の限界が分かっているか?」この経験と共に成長し、すぐできないからと諦めないでください。愛した人を忘れることはできないということを覚えておいてください。しかし、あなたは、あなたが受けるに値する愛を育ててくれる新しい思い出を新しい経験で作り出していくことができます。