もし私を助けたいないら放っておいてください

09 3月, 2018

もし本当に私の事を助けたいなら、何も言わず私の空間を尊重してください。そして、一人にしてください。私に「だから言ったじゃん」、「いつも同じミスをするね」、「選択肢はないよ」などと言わないでください。それはさらに私を傷つけます。

助けないことが最も良い助けになるということを覚えておいてください。今日だけ共感や理解を示して、これからもそばにいてほしいのです。

セオドア・ルーズベルト元大統領は、正しい事と間違った事の間には、「何もしない」というさらに悪いものが存在しているといいます。これは実に政治的な考え方で、そこには常に不動という恐怖が存在します。誰の支持もしない有権者や前に進まない味方を恐れているのです。

しかし、ルーズベルト大統領は間違っています。何もしないことは第3の意見として効果的であり、場合によっては最高の方法と言えるのです。

「必要のない助けは成長を妨げる。」-マリア・モンテッソーリ-

ここでの最大の問題は、行動の欠如や受身な態度のことが、相手のことを気にしていないサインと思い込まれていることです。

では、どのように何もしないことの良いタイミングを見極めればいいのでしょう?

多くの心理学者達は、心が最も複雑な状態にある時は、私達はシンプルな答えを求めると言います。精神的にショートカットすることで、その状態から抜け出すことが出来るのです。

あなたの友達や兄弟が落ち込んでいる時は、彼らの心の声に耳を傾けてみましょう。彼らは「一人にしてくれ。状況を受け入れる為の時間が欲しい。」と、言っているかもしれないのです。

争いにより他人の時間を奪うことは、学びや個人的な成長の貴重な機会を奪う事と同じです。

鳥に運ばれるトラ

単純に助けが要らない人もいる

東洋の民俗で、公園で蚕の繭を見つけた男の物語があります。

その小さな生物を心配し、誰かが踏んだり、または他の動物にさらわれるのではないかと思い、彼はその繭の世話をすることにしました。そして、箱の中に入れて、忍耐と関心を持って世話を始めたのです。

彼が家に着いた時、彼は何かに気づきました。その繭にはすでに穴があり、蝶となってそこから出ようと苦戦していたのです。

彼はそれを手伝う為に、はさみで繭の一部を切りました。彼の繭に対する関心は良いものです。しかし、良い意図や関心が良い結果を生むとは限りません。

自然にはそれぞれのリズムやタイミングがあり、触れてはいけない真実があるのです。そして、全ての助けはそれを傷つけてしまうのです。

蝶が現れ、それが飛び始めるのを待っていましたが、繭から出てくるのが早すぎた為に、蝶は這うように動き、やがて動きを止めて死んでしまったのです。

羽ばたく蝶

危機的な状況にいなければ、助けが要らない人も存在します。そのような人が持つ苦しみは彼らの花を咲かす為に経験しなければいけないことなのです。

繭には自分自身のプライバシー、悲しみ、そして疑心と絶望があるのです。

そこには、優しい人に助けてもらうことなく、一人で行わなければいけない旅があります。

助けが必要な時を知る方法

マリア・モンテッソーリ不要な助けは成長を妨げると言いました。この考えはレフ・ヴィゴツキーの「最近接発達領域」の概念と関係しています。

それは、教育をはるかに超えて、もっと私達の日頃の環境や人間関係の多くに適応される概念です。

この「最近接発達領域」は、誰かの潜在的な能力を発達させるために、必要な助けだけを相手に与えなければいけないと言及しています。

また、それは他人の責任を自分が背負わないという意味も持ちます。そして、私達の助けがどこに必要か識別することは、学習とその学習内容の刺激となるのです。

「あなたの仲間が通る道を持ち上げる助けをしてあげてください。しかし、それをあなたの義務だと思ってはいけません。」-ピタゴラス-

リミットを知ることは簡単なことではないと覚えておく必要があります。「何もしないこと」は効果的でお勧めできる方法ですが、苦しんでいる人が近くにいなくても、責任感が現れるのは大変なことです。

さらに、生理学的に脳は決断を下しません。あなたの良心が決断するのです。

屋根の傘をさす女性

もう一つ私達が明確にしなければいけないことは、素早く無限の助けを与えることがいつも良いことではないということです。これによって起こる結果は悲惨になる可能性があるのです。それは、助けた相手が受身やわがままになり、私達に強い依存を持つのです。

鍵は、本当に弱い部分や状況に気づくことです。また、相手が何を本当に必要としているのかを明らかにするのです。

時には、何も言わず一緒にいてあげたり、話を聞いてあげることが最高の助けとなります。相手に私達があなたが助けが必要な時や孤独になりたい時にそばにいると、証明してあげるのです。

本質的に、私達は彼らの道を照らす光となることが出来ます。それは限られていていますが、彼らを輪の中から引っ張り出して、翼を広げてあげることが出来るのです。

そして、何もしないことは一つの効果的な選択肢として覚えておきましょう。