有効なコミュニケーションのカギ8つ

2019年3月6日

私達は生まれつき社会的です。人とつながることにより、理解やサポート、自尊心を高められるなどの感情的恩恵を受けます。それにもかかわらず、周囲の人とつながることができない人が多くいます。その原因はいくつか考えられますが、その中のひとつが、有効なコミュニケーションを取ろうとしないということです。

反対に、問題なく有効なコミュニケーションをとることができる人は、社会的知性を高める方法を知っています。アメリカの心理学者ダニエル・ゴールマンなどは研究の中で、そのスキルの大切さについて語っています。自己を押しつけることなく、調和のとれた、友好的な関係を維持する力です。

社会的繋がりを創造する上で、共感や理解などのスキルは欠かせません。ところが、人に信用、安心、理解を与えるのは簡単ではありません

この種の感情知性を高めるためのツールはたくさんあります。努力次第で、学習し、実行できる有効なコミュニケーションのステップがあります。これについて学び、試すことにより、社会関係をより良く理解できるでしょう。

 

有効なコミュニケーションのカギ

どのような関係であっても、非言語コミュニケーションを無視することはできません。非言語コミュニケーションが言葉の内容より重要な場合が多いにもかかわらず、私達が学ぶ時、それが重視されることはほとんどありません。話している相手が自分のイメージを作る時、ジェスチャー、見た目、体の位置はとても重要です

コミュニケーションの絵

コミュニケーションのプロセスにおいて、シンクロニシティも重要な役割を果たします。ダニエル・ゴールマンは、この能力により、笑顔やうなずきのタイミングなどすべての非言語の手がかりを読むことができると言います。シンクロニシティに欠ける人の行動は、人に不快感や不信感を与えます。この振る舞いの特徴には、話題が変わったことや会話の終わりのサインが理解できないなどがあげられます。

この社会的欠陥は、神経学的なものではなく、学習の失敗と言えるでしょう。最近、子どもや大人のためのシンクロニシティの学習プログラムが組まれています。この種の問題を抱える人も、有効なコミュニケーションをとれるようになるのです。次のガイドラインに従い、ソーシャルスキルを高め、興味をもってもらえる言葉を伝えられるようになりましょう。

「共感とは、人の内なる部分に自分を置き、考え、感じる力である。」

-ハインツ・コフート-

 

1.言い換えて尋ねる

有効なコミュニケーションにおいて、言い換えと質問はとても重要な要素です。私たちが思うのとは逆に、これにより、消極性ではなく興味を示すのです。相手は聞いてもらっていると感じ、共感の空気や非常に有効な理解を作り上げます。

また、言い換えにより、分からなかった部分をはっきりとさせ、言っていることに耳を傾けているという姿勢を示します。他のスキルと同じように、もちろん、正しいタイミングで使わなければなりません。タイミングを間違うと、会話を止めてしまい、相手はバカにされていると感じるかもしれません。

 

2.褒める

褒めることで、相手の言うことを強化します。「いいこと言うね」「私もそう思う」「一緒にいると楽しい」など褒め言葉を使うのは非常に有効です。「すてき」「いいね」など少し柔らかい言い方もできます。

 

3.共感を示す

共感は、皆がもつ力ではありません。人の身になることができると、よりスムーズに著しくコミュニケーションを高められます。理解や信頼の空気を作る精神的共感であるラポールを構築します

さらに、私達は親密で、気が利く関係だというイメージを作ります。それが対等な関係をつくり、有効なコミュニケーションになります。

話す二人

 

4.状況に適応する

状況を考慮しないことで、良いコミュニケーションスタイルが壊されることがあります。環境、人数、話題はとても重要です。人前で相手を叱責したり口論するのは好ましくありません。人前は、会話の相手の成果を褒めるのに適した状況です。

騒音、場所、タイミングもできる限り考慮するべきです。それが会話の妨げになるようであれば、計画し直した方が良いでしょう。

 

5.人の意見を尊重する

人の意見を尊重するのは基本です。人の考えに対する侮辱、不信用、それを軽視することは、非常に大人げない行為です。人生を通じて、考えが異なる人にたくさん出会うでしょう。討論することもできますが、多くの場合、問題に対し、異なる観点があるということを受け入れることも可能です。

人の考えを聞いて口論した後も、以前と同じ意見を持ち続けることはありますが、それでも、同時に自分の先入観を問うようになります。心を開くことは、相互コミュニケーションだけでなく、自己認知にも有効なのです。

 

6.相手の目を見る

相手とのアイコンタクトに努めましょう。視線はとても表現力のある要素なので、自然でなければなりません。相手は話を聞いてもらっていると感じ、繋がりが強くなります。

視線を維持できない場合、相互関係に不安を与え、逆の状況をつくってしまいます。話している時に違う方向を見ると、相手へ興味がないことを示し、視線を下へ向けると、嘘をついていることを示唆します

「有効なコミュニケーションとは、何を知っているかが20%で、知っていることに関しどう感じるかが80%である。」

-ジム・ローン-

 

7.パーソナルスペースに入らない

相手との距離を縮めたり、関係を強化しようと、相手のパーソナルスペースに入ってしまうことがあります。私達が思っているのと反対に、近すぎることで、親密さが得られることはあまりありません。不快に感じる人は多く、移動したくなります。

距離を保つために、基本となるものが2つあります。それは、相手との信頼の度合いと話題です。疑念や不信感を示したくないなら、近すぎず、遠すぎずが一番ですよね?

有効なコミュニケーション

 

8.話す時、お互いの順番を尊重する

お互いの順番を尊重しないと、それは失礼なだけでなく、両者の有効なコミュニケーションの邪魔になります。自分が話すためには、相手の話が終わるまで待ちましょう。口語コミュニケーションでは、関係する皆がお互いの順番を尊重して話すことが必要です。

有効なコミュニケーションのためのステップは、すべてシンプルです。はじめは、何か強いられている感じがするかもしれませんが、訓練するうちに、その効果に気づき始めるでしょう。コミュニケーションは自然なプロセスで、関連するスキルを高めることで、勇気をもって世界に立ち向かうことができます

表紙絵:Norman Rockwell

  • Goleman, Daniel. (2010). Social Intelligence: The New Science of Human Relationships. Kairós.