優先順位をつけることを学ぼう:健康と幸福のための鍵

· 2019年4月7日

優先順位をつけることを学ぶということは、時間を上手に管理する方法を知る以上のことです。優先順位をつけることは、自分の人生を整理し、自分の価値観を明確にすることです。また、何が大切で、何を延期しておいた方がよいか、また更には何は手をつけないままにしておいてよいかを理解することです。優先順位は、自分の目的と常に同化していなければいけません。こうした優先順位は、灯台のように自分の道を照らし、明るくしてくれるものでなければいけません。

しかし、多くのリソースがあるにもかかわらず、この優先順位をつけるという作業は未完遂事項になってしまっていることが大抵です。一般的に、私達人間は日々の喧噪にかまけてしまいがちです。毎日遭遇する過度な刺激で、優先順位をつけることが難しくなってしまっているのです。私達は常に要求や情報を受け取っています。私達の注意は、あまりよく鍛えられていない筋肉のように、何が目的だったかということを忘れて流されてしまいます。

あんまり多くのことに自分の心を定めてはいけない。

―エピクテトス―

そうしたことを踏まえると、優先順位を明確にする必要性は、ただ個人の生産性を上げるためだけではありません。人生のあらゆる分野に影響する多角的かつ横断的な能力のことを言っているのです。何が本当に大切なのかを覚えている人は人間関係や仕事、精神面での成長において、ずっと楽な気持ちでいられます。

トンネルを歩く

ずっと後回し状態の作業になっている「優先すること」

優先順位をつけることはどうしてそれほどまでに難しいのでしょうか?答えは単純です。私達が心配事にまみれて生きているからです。私達の心は、プレッシャーを感じていっぱいっぱいになってしまっているために、時にあまりに生き急いでしまいます。いろんな場所へ行きたいと思い、みんなを満足させたいと思い、全てを解決したいと思ってしまうのです。ですから、夜に目を閉じる時、不快感を伴ったまま目をつぶってしまい、翌日にはやることがありすぎる状態で目覚めてしまうのです。

こうした状態がひどくなると、不安とストレスが主導権を握ろうとしてきます。全てがこんがらがって、本来の目的がどれも完全に曖昧になってしまうまで脱線してしまうのです。優先順位をつけることを学ぶということは、何よりも、最小限の生き方をするということです。努力の方向を明確な目的に向けて、燃費よく努力することを学ぶ必要があるということです。それは、大事なことに集中できるリラックスした心を持つことでしか達成されないことです。

ここに述べた全てのことが一つの具体的な結論を導き出します。時間や優先事項をうまく管理できる人として成り上がるには、一つのシンプルなツールなしでは達成できないのです。古典的な「主要目的」リストを作るだけでは不十分です。自分の時間に優先順位をつけることを学ぶことは、個人の成長も要します。それは、良い機会を見極められる、より軸がしっかりした心を育むということです。感情を上手く利用してやる気を起こすようにするということです。

それと同時に、優先順位をつけることを学ぶには必要不可欠なことがあります。それは、勇気と率先力です。私達はこの二つで、一瞬一瞬において何が自分に合っているか、何を放ったままにしておけばよいかを決めているのです。

先を見据える

目標は明確に、複雑なものは簡単に、そして優先順位をつけよう

自分の優先順位を自信を持って明確にできない人は、少しずつ他人の優先順位が自分の優先順位となっていきます。こうしたことは実に簡単に起こるのです。明確に自分の目標を定めなかったり、やる気が出る大切な目標を日々定めないでいると、他人の目標がもっと自分には重要だと思うようになってしまうのです。これは実に現実的な問題であるだけでなく、自尊心という城にゴミを敷き詰めてしまうことでもあります。では、個人の成長という分野において何をし始めるべきかを見ていきましょう。

自分で自分の目標を明確にしなければ、誰かがそうしてしまう

優先順位をつけることを学びたいのであれば、最初にするべきことは自分の目標を明確にすること以外にありません。そうするためには、ただ自分にとって何が一番大切かを自分自身に問いかけるだけではいけません。なぜなら、おそらく、家族、健康、経済面での余裕のこの三大要素が頭に浮かぶからです。

もっと深いところを見なければいけません。次のようなことを自分自身に問いかけましょう。

  • 自分の人生で大好きなことは何か?
  • 情熱を抱いていることは何か?
  • 5年後、どんな自分になっていたいか?
  • 他の人には分からなかったり、気にもかけてもらえない本当の自分って何か?

優先順位は易々とつけられるわけではない、時には物によっては葬り去る必要も

優先順位をつけるということは、いくつかの物事の中から選んで、たった一つが残るということです。タスクリストの中から一つだけ目標・目的を取り上げるということです。更には、これが往々にして一番難しいことですが、優先順位をつけることを学ぶということは、人や物事を捨てなければいけないことがよくあるということです。

これについてはよくよく覚悟しておかなければいけません。なぜなら、優先順位をつける作業は、時に代償を示唆することがあっても、結果的には自尊心が高まり、自分の一番軸となっている目的を達成できて幸せになれるからです。

複雑さをなくす

私達の心や人生には複雑さが宿っています。不安に苦しむ時、優先順位が曖昧になり、現在が混沌とし、思考や心配事、恐怖がないまぜになります。同様に、手帳を予約やミーティング、約束事、義務事項などで埋めていくと、同じことをしていることになります。複雑さが私達を支配し、真の優先順位から私達を遠ざけていくのです。

瞑想する

この問題を解決する上で大きく役に立つ方法の一つが、自分の内面・外面、両方の面でバランスを取れるように日々精進することです。マインドフルネスなどのエクササイズは、心をリラックスさせるのに役立ちます。同時に、外界の日々の生活のことで言うと、ミニマリズムを適用することほど良いものはありません。

この人生哲学は「重要不可欠なものを認識し、そうでない物は除去せよ」という確固としたマントラに基づいています。これはつまり、自分に感銘をくれるもの、自分の気持ちを良くしてくれるもの、気持ち的に自分を豊かにしてくれるものに価値を据えるライフスタイルを歩むための一歩を踏み出そうということです。そうでない物は全て余分なものとしてみなされてしまいますが・・・

結論として、優先順位をつけることを学びたければ、もっと現実を意識できるようにならなければいけません。あわせて、明確な目標を持たなければいけません。そうすることによって初めて、一瞬一瞬自分に何が適しているのか、どの方向が自分にとって一番いいのかを決めることができ、自分の道を歩むことができるのです。