意識的なリスニング:寛容的な行為

2019年4月5日
意識的なリスニングについて知り、それを実践することで他人への関心を示しましょう。

誰かが自分に話しかけてきている時、相手は私たちが注意を傾けることを期待しています。自分の心配事は置いておいて、相手の話に集中しましょう。この瞬間、必要なことは意識的なリスニングです。これは、自分の認知的な資源を話し手に無私に与えているという意味です。これは、意識的なリスニングが寛容的な行為と呼ばれている所以です。

次のような言いまわしで、話に割って入ってくるような人をご存じではないでしょうか。「私の場合は、ちょっと違うかな。なぜかと言うと…」「こうしたほうがよかったのに…」「私も同じ経験をしたんだ、それはね…。」時に、こういった人たちの話は、もともと話していたことと何ら関係のない内容であることもあります。

こうなった際に、気分を害するのは当然のことです。話の腰を折られることには、いらだちを感じるものです。特に、10代のころ、私たちの多くがこのような経験をしたのではないでしょうか。人は時に、世界をどうしてか馴染めない不思議な場所に感じます。

「話を聞くことが好きだ。慎重に話を聞くことで、私は多くのことを学んだ。大抵の人は、話をあまり聞かない。」

-アーネスト・ヘミングウェイ-

さて、ここで一つはっきりしておきたいことがあります。これは双方に起こりえることです。つまり、あなた自身も他人をこのように扱っているかもしれないということです。気づかずに行っているということはあり得ます。しかし、このような行為によって、他人をかなり不快にしてしまうということは明白です。自分の人間関係とコミュニケーションを改善したいなら、意識的なリスニングを行うことが必要不可欠です。

会話

意識的なリスニングとは

心理学者のイマキュラダ・ドミンゲス氏が、このテーマを研究しています。より良く意識的なリスニングを理解するために、彼女の研究に注目していきましょう。その名前から推測されるように、意識的なリスニングとは、積極的で自発的な姿勢で使用するリスニングの技術です。敬意、注意、愛、共感など、様々な要素が関わってきます。

相手の人に話をさせて、邪魔することなく言っていることに注意することです。関連した質問を投げかけて、相手が理解されていると感じられるようにすることも重要です。意識的なリスニングは、相手に対する寛容と偽りのない関心の行為です。さらに、自分の心と考えを広く持って、相手の見方を理解することでもあります。

ひとつ、はっきりしていることがあります。他人とのかかわり方は、時間の流れとともに変わっていきます。最近では、慌ただしく日々を生きて、周りにいる人達の話を聞くことができていない、ということはよくあることです。これは、直接的に人間関係に影響を及ぼします。私たちは、腰を下ろして、日々の社交的な交流の重要性を考えるべきです。

意識的なリスニングの欠落の人間関係への影響

人間は、社交的な生き物です。つまり、他人との関係を構築したいと思う生き物です。話を聞いてもらって、理解してもらいたいと思います。誰かが他人は自分の言うことを気にしていないと感じたら、自動的に感情が傷つきます。無関心な人に囲まれたいと思う人はいません。

新しい技術の発達によって、このようなことがたくさん起こり、悪化しているようです。最近では、スマホに時間をかけすぎて、本当の会話をする機会を見逃してしまっています。実際、友達同士が一緒にいて、話すのではなくスマホを見てSNSを確認していることはよく見られます。こうなってしまうと、一緒にいる意味はあるのでしょうか?

現実世界で起こっていることより、ネット上で起こっていることの方に、人は意識が行ってしまうようです。することすべてをネットにあげることに取りつかれていることから、この現象が起こってしまいます。周りにいる人達はあなたに話を聞いてもらいたいのに、ネットによって私たちは消耗されてしまっているのです。

「心からの敬意は、相手の言っていることを本当の意味で聴くことである。」

-ブライアント・H・マッギル-

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意識的なリスニングの実践法

自分の人生と人間関係を改善して、人として成長したいのであれば、これらの種類のリスニングを強化して、どのような変化があるか見てみてください。

以下に、いくつかアドバイスを紹介します。

意識的なリスニングは、話し手と自分自身への敬意の行いです。この技術によって、他人に対して共感的でいる能力を広げることができます。さらに、話し手は話しを聞き入れられている、認められていると感じることができます。

「多くの人は、理解しようとして話を聞いているわけではない。返答するために聞いているだけだ。」

-スティーブン・R・コヴィー-