マルチフォーカルインテリジェンスの意味を知ってますか?

21 1月, 2020
マルチフォーカルインテリジェンス理論は心の中にある様々なプロセスを見ることで、思考がどのように構築されているのかを考えることです。この理論の狙いや基礎は思考を管理し、建設的にする方法を学ぶことなのです。
 

まず第一に、マルチフォーカルインテリジェンス理論は私達がどのように思考を構築していくのか、そしてそれが幸福にどのような影響があるのかを分析するために、精神科医、心理療法士であるアウグスト・カリーによって作られました。これは現実的なアプローチで、その目標は主に建設的に心を管理する方法を学ぶためです。

情報処理の仕方を含めた人間の考え方は、その人自身に大きな影響を持っています。それはあなたの態度や行動の発達を決定づける力を持っていると言えるでしょう。

ですので、マルチフォーカルインテリジェンスを適切に使用することができれば、思考を正しく管理することができます。その結果、あなたの態度や行動はさらに建設的なものとなり、最もポジティブな目標に焦点を合わすことができるでしょう。

マルチフォーカルインテリジェンス

マルチフォーカルインテリジェンスとは?

マルチフォーカルインテリジェンスはあなたの心の中にある精神力動的構成の相互関係の結果と定義されますが、もう少し簡単に言い換えると脳は様々なプロセスを行っており、それぞれの関係性や、それによって生まれるものをマルチフォーカルインテリジェンスと言うのです。

また、そこには4つのプロセスが存在します。

  • 思考の構築
  • 精神的なエネルギーの変換
  • セルフトレーニング
  • 意識的、または無意識的な経験に基づいた記憶の整理

私達人間はこのプロセスを指示し、管理しているのです。それは、このプロセスは全て意識的に向けることができるという意味でもあり、この理論的には私達が批判的な分析をする際に行われます。これによって、私達は物事を異なる角度や視点で見ることができるようになり、自分に降りかかる災難に意味を持たせることも可能となるのです。

理論の基本的要素

マルチフォーカルインテリジェンス理論は哲学、実存心理学、そして典型的な精神分析に基づいています。これは、自分を論理的に考えるよう促す視点で、思考がどのように降りてきたのか連鎖的な反応のように分析できるようになります。

このプロセスの良い点は、連鎖した「繋がり」を一旦止められることで、潜在的なネガティブな思考が自分に影響を与えないようにできることでしょう。

この理論が私たちに仕向けているのは、心の中にある障害となりうる全ての思考に対し、疑いを持つこと、挑戦すること、そして、分析することです。それはあなたの意識的、または無意識的な感情の歴史として残るでしょう。この理論によれば、悲惨な思考や予期できる苦しみはたった5秒あれば私達の脳に傷跡を残すことができるのです。

窓を開けてしまう

その跡は大脳皮質に残り、破壊的な「窓」を開けてしまうことになります。例えば、人前でプレゼンをしなければならなく、それが失敗してしまうことをイメージしてください。その結果、5秒以内にこの「窓」が開き、一連のネガティブな状況を考えてしまうようになります。そしてそれはやがては快適な感情を生むことになるのです。

 

このようなイメージに合理的な思考を持って対応すれば、この厄介な「窓」を防ぐことができます。また、時間と練習によって私達はこのネガティブな考えが出てこないようなスキルを身に着けることも可能です。そして、これこそがマルチフォーカルインテリジェンスの重要なポイントなのです。

マルチフォーカルインテリジェンス

マルチフォーカルインテリジェンスを練習しよう

アウグスト・カリーはこれを練習するために様々なメソッドを提示しました。そのメソッドは全てあなたの行動を促す考えに気づくことで行われます。また、これは「思考マネージメント」とも呼ばれています。

  • 短時間のリラックス:一日を通して数回、心をリラックスさせるためには数分必要です。一回につき、数分深呼吸ができる時間をとってください。そして、自分やっていること、またはやろうとしていることの論理や意味について考えてみましょう。
  • ポジティブな刺激を増やす:これは注意をトレーニングすることで、主に毎日のポジティブな物事にフォーカスすることです。
  • 建設的でクリエイティブなアクティビティ:これは読書や執筆だけでなく、様々なタイプのアート、植物を育てたり、環境に配慮するような活動が挙げられます。このような活動は全て、あなたの心をより柔軟に建設的にしてくれるでしょう。
  • 適切な休息:どのような状況でも睡眠時間をカットすべきではありません。また、働く時間と休む時間をしっかく区切ることも重要なので覚えておいてください。

思考をコントロールする

  • 予測できる考えをコントロールする:予測できる想像には用心が必要です。未来のことで気にしなくてはいけないことはネガティブなことではなく、目標を設定したり自分のためのプロジェクトなのです。もしあなたの想像が悪いものになってしまったら一度立ち止まるようにしましょう。
  • 思考の質に気をつける:あなたの心を傷つけるような考えには気をつけてください。もし、そのような考えが現れたら論理的に分析するようにしましょう。

これはただあなたの思考をトレーニングするだけのものではありません。同時に破壊的な感情を変えてくれるものでもあるのです。この理論を実践することで、時間と共に、より知的で、落ち着いた平和な人生が持てるようになるでしょう。

 

Suárez, C. S., & Barrios, L. (2012). El cerebro triuno y la inteligencia ética: matriz fundamental de la inteligencia multifocal. Praxis, 8(1), 147-165.