強くなるしかない時もある

24 4月, 2018

時に人生は厳しく、強くなるしかない時もあります。鎧や剣で身を守り、賢く行動して、あなたの心の中に溜めていたエネルギーを引き出していても、疲れてしまう時期はやってくるのです。

古典文学を読むと、運命がどのように関わってくるのかがすぐに分かります。シェイクスピアやディッケンズ、そしてウェルギリウスの本を読む時は、運命がやってくる瞬間を待ってしまうこともあるでしょう。経験豊富な読者は、反逆、罠、過ち、そして悲劇を予測する方法を知っているのです。

「柔らかいものは硬いものより強い。水は岩より強い。そして愛は力より強い。」
-ヘルマン・ヘッセ-

しかし、現実世界では人生の自然な流れが私達に復讐することはめったにありません。自分の夢に向かってまっすぐ進む時、別の運命があると期待している人はほとんどいないでしょう。罠のある扉を開けてその運命がやってくるのを待つ人はいないと思います。

また、逆境と呼ばれるようなものが何なのかを説明する人もいません。先生のようにただ逆境という意味を教えてくれるだけでしょう。そして、愛していれば相手もあなたを見捨てない、信じれば良いことが起きると多くの人が懸命に努力すると報われると言い聞かされてきました。

しかし、人生はしっかり北を指してくれない性能の悪いコンパスが付いていることがよくあります。そして、そのコンパスは強くなるしかないという、長く困難な道を示す時があるのです。

ひげ男

強くなることは、うつへの高いリスクを持つ

自己啓発本や成長に関する記事は「強い」人間の多くの特徴を伝えることに必死です。しかし、弱さや脆弱性が必然的に精神病に繋がるというのは誤った考え方なのです。この考え方だと、「精神的に強い」だけで気分を改善したり、不安障害やうつ病を防いでくれるという事を意味するのではないでしょうか?

しかし、そんなにシンプルなことではありません。実際に、強くなることに慣れている人はうつ病を発症するリスクが最も高いのです。例えば、家族を介護している人を想像してみてください。

結婚した相手が失業して自分がその人の分まで稼がなければいけないような状況や、育児放棄や虐待された人、、そして孤児を助けることに人生を捧げている人を考えてみてください。

誰かの為に強くなることはツラいことです。困っている人達が必要としている安全や親密さ、そして希望を与えるにはいつも最高の自分でいなければいけません。しかし、自分はそれが出来ていると思っていても、それを「演じている」時はよくあります。そして、それは自己欺瞞と呼ばれているのです。

「私達は恐怖、不安、孤独のような本当の感情を自分達が「壊れる」まで否定してしまいます。そして、誰の助けを求めることもなく崩れるのです。私達は自分より他人を優先することに取りつかれているのかもしれません。」

黒い雲と女性

もし強くなるしかない時は自分の脆さを受け入れよう

人生に多くの挑戦が含まれていることは周知の事実です。悲劇などは私達を試しているのでしょう。しかし、文句や涙をこらえて自分の事をヒーローだと捉えると、そこには自分を無視するというエラーが生まれます。

「全ての星の為に天国に空間があるように、愛情の為に心の中にはいつも空間がある。」
-ヴィクトル・ユーゴー-

もし強くなるしかない時はあなたの脆さを受け入れてあげましょう。脆さは弱さを意味するわけではありません。それは、時には立ち止まって息を整えましょうという意識です。強くなることはあなたの怒りを無視することや尊厳を失うことを許してしまうことではありません。また、他人へ尽くすよう自分を課して、全てをコントロールするように挑戦することでもないのです。

私達を弱くする原因はこの世界から自分を隠すことです。もし自分を強く見せることばかり心配していると、本当の自分と相手に見せる自分のギャップを広げてしまうことになります。

ティーカップを持った女性

これを対処する秘訣は、いつも自分らしくいることです。あなたは強いかもしれませんが、同時に必要な時は誰かに頼ってもいい存在なのです。誰かと一緒に何かに立ち向かうことは賢明な行動だということを忘れないでください。